東北出身の若手女性演歌歌手3人による「歌謡ミュージカル」ユニットの「元気になれる歌」と「癒しの歌」! ロング・インタビュー! -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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東北出身の若手女性演歌歌手3人による「歌謡ミュージカル」ユニットの「元気になれる歌」と「癒しの歌」! ロング・インタビュー!

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みちのく娘!

工藤あやの、津吹みゆ、羽山みずき

2nd Single 「べっぴん音頭 / あっちむいてほい」

★ それぞれがソロとしても活躍する、東北出身3人組の第2弾シングル!
★ 元気をもらえる、歌って踊る「歌謡ミュージカルユニット」!
★ 一度見たら忘れられない、元気で一生懸命な姿に、女性ファンも急増中!
★ 元気になれる! 大人も子供も、歌って踊って楽しい「べっぴん音頭」!
★ チカラが抜ける癒しの歌「あっちむいてほい」!


みちのく娘!「べっぴん音頭」

みちのく娘! 「あっちむいてほい」

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リリース情報

みちのく娘! 「べっぴん音頭/あっちむいてほい」
CD シングル
2020年5月13日発売
CRCN-8333
¥1,227+税
日本クラウン

<収録曲>
M-1. べっぴん音頭 (作詞:荒木とよひさ/作曲:宮川彬良/編曲:宮川彬良)
M-2. あっちむいてほい (作詞:森浩美/作曲:宮川彬良/編曲:宮川彬良)
M-3. べっぴん音頭 (オリジナル・カラオケ)
M-4. あっちむいてほい (オリジナル・カラオケ)


みちのく娘! 日本クラウン

みちのく娘! 歌詞一覧


メンバー

【写真左】 次女:津吹 みゆ(1996年生まれ)2015年デビュー 福島県矢吹町出身

【写真中央】長女:工藤 あやの (1994年生まれ)2014年デビュー 山形県山形市出身

【写真右】 三女:羽山 みずき (1991年生まれ)2016年デビュー 山形県鶴岡市出身


スグわかる!「みちのく娘!」

★ それぞれがソロとしても活躍する、東北出身の若手女性3人組ユニット!
★ デビュー前に、NHK「新・BS日本のうた」出演で問い合わせが殺到!
★ 2018年、キャンディーズ風の「春ッコわらし」でデビュー!
★ 踊りながら歌う「歌謡ミュージカルユニット」!
★ 大御所の振付師、花柳糸之がプロデュース!



みちのく娘! ロング・インタビュー

 グループというのは難しい。戦略的に考えてメンバーを選んでも、なかなかうまくいかないものだ。ましてや、最初からではなく、それぞれがソロ歌手としてデビューしている歌手を後から組み合わせるとなると、さらに難しくなる。もちろん、方向性の違いや、性格や相性といった問題もあるが、それら以前の理由もある。

 歌手というのは、プロ野球のピッチャーに似ていて、例外なく、どこかで必ず「自分が一番」だと思っている。そうでないと到底務まる職業ではない。常に「自分がいつかはトップになる」という強いメンタリティを持っていないと、続けることはできない。だから、自分以外は、新人だろうがベテランだろうが、全てライバルになる。「みちのく娘!」とて例外ではなく、この基本的な構図は変わらない。

 しかしながら、なぜか、このユニットは成功するように感じる。もしかすると、それぞれのソロよりも先にブレイクするような気もするし、「みちのく娘!」が目指す「世界」にまで行けそうにも思う。

 ともに東北出身で、デビューが1年ずつ違う24歳〜28歳、工藤あやの、津吹みゆ、羽山みずきによる3人組ユニット「みちのく娘!」は、それぞれがソロ歌手としてデビューした後に結成され、結成後も、それぞれのソロ活動と並行して活動している。どちらか一方だけでも大変なのに、両方やる大変さは想像に難くない。
 しかも、業界では知らない人のいない大御所の振付師、花柳糸之がプロデュースし、そのお稽古は、毎回、朝8時半から夜10時過ぎまでという厳しいもので、まるで、昭和のころの、デビューを控えた新人歌手のようだ。

 2018年5月に、テレビの音楽番組、NHKの『新・BS日本のうた』で、初めて「みちのく娘!」として歌ったのが『お祭りマンボ』。複雑なフォーメーションダンスで元気に踊りながら歌うという、見たことのなかったその斬新な姿に、問い合わせが殺到したという。

 同年11月の「みちのく娘!」としてのデビュー・シングル『春ッコわらし』は、和風の衣装ながら、アップテンポでキャンディーズを彷彿とさせるようなポップス調の歌謡曲。実際、サビの「♪カモン カモン〜」のハーモニーで歌うところなどは、本当にキャンディーズのように聴こえる。

 セカンドシングルがリリースされると聞き、どんな曲なのかと思えば、全く予想していなかった「音頭」と、チカラの抜けるようなカントリー調で、なんとも「のどかな曲」……、やられた!

 『べっぴん音頭』は、楽しい歌詞に、耳に残るポップなメロディの「ポップ音頭」。3人の明るい響きの心地よい歌声が、元気を与えてくれるクセになる歌。『あっちむいてほい』は、チカラの抜ける優しい歌で、疲れたココロが癒される歌だ。


■ 元気になれる楽しい『べっぴん音頭』 〜「私たちとも重なる部分とかもあるんじゃないかなって…」〜

 新曲の『べっぴん音頭』と『あっちむいてほい』、いずれも作曲は、昭和の大作曲家・宮川泰を父に持ちテレビ番組や舞台、『マツケンサンバII』などの作曲でも知られる宮川彬良(みやがわあきら)によるもの。デビュー曲の『春ッコわらし』から一貫して「みちのく娘!」の作編曲を担当している。
 『べっぴん音頭』は、ノリいいアップテンポのポップス調だったデビュー曲とは一転、その名の通り「音頭もの」。女性を野菜や果物にたとえた、毒気を抜かれるようなチカラの抜ける楽しい歌だ。
 大人はもちろん、小さい子供も楽しく歌えそうな曲で、この曲の作詞は、芹洋子『四季の歌』をはじめ、『時の流れに身をまかせ』『つぐない』『別れの予感』『愛人』などテレサ・テンの多くの作品や、前川清『男と女の破片』、堀内孝雄&桂銀淑『都会の天使たち』、森昌子『哀しみ本線日本海』、スターダストレビュー『追憶』、わらべ『めだかの兄妹』『もしも明日が…。』など、幅広いジャンルで多くのヒット曲を世に出した、大ベテランの 荒木とよひさ によるもの。
 3人の明るい響きの心地よい歌声で歌われる言葉が、元気を与えてくれるクセになる歌だ。

羽山:最初に聴いた時は、教育テレビみたいな感じで、小さい子が真似してくれたら嬉しいなっていう印象がありました。もうひとつは、果物や野菜の名前がたくさん出てくるので、順番を覚えるのが大変でした。小さい子たちにも覚えていただいて、子供たちとその親御さん、お母さん世代にも覚えてもらえるような曲かなと思いました。

津吹:歌詞がすごく個性的で面白いなって思いました。何て言うんだろうな……、十人十色っていう言葉があるけど、「みんな違っていい」みたいな感覚をすごく感じました。レタスだったら「みずみずしい レタスちゃん」とか、「恥ずかしがり屋の人参ちゃん」とか、みんな「それぞれ個性があっていいんだよ」っていうことを教えてくれたみたいで……。「みちのく娘!」も、それぞれソロで活動もさせていただいている中で、ユニットとして集まってっていう、私たち「みちのく娘!」とも重なる部分とかもあるんじゃないかなって思いました。

工藤:まず、最初は「どんな振りがつくんだろうな……」って思いました。野菜を表現するのか、それとも食べてる人を表現するのか、どっちなんだろうなと思いましたね。この曲は、リズムが途中で替わったりするところがあるので、そこをどうするんだろうなぁ……とかも思いました。音頭って、ずっとひとつのパターンで踊っていくものだと思うんですが、(「みちのく娘!」には)珍しく、1番と2番と同じ踊りで行くのかな……とかって。もう踊りのことしか考えてなかったですね、第一印象は。

 工藤が心配するのも無理はない。「みちのく娘!」は、「歌謡ミュージカル」がコンセプトで、オリジナルはもちろん、番組などで歌うカバー曲も、師匠こと花柳系之による複雑なフォーメーションダンス(モーニング娘。や AKB48、けやき坂などがやっている形)で、常に動きながら歌わなければならない。
 この『べっぴん音頭』も、「みちのく娘!」が歌う時の振り付けのほかに、みんなが踊れるような盆踊りバージョンの振りもあるようだ。どんな振り付けになるのか聞いてみた。

工藤:えっと……、まだ、お稽古をつけていただいている最中で固まってはいないんですけど。野菜になって、フルーツにもなって……。ただ、意外とフォルムが似ているモノが多いので、イチゴとかメロンとか形が被っちゃうモノが多いので、表現が難しくて、どうしようかなと……、あの花柳先生でも悩んだくらいですね。
決まっているのは、「べっぴん」のところは顔に手をやるとか、手をペンギンみたいしてくるっと回って「あ はいはい〜」とか……。
盆踊り用のみんなが踊れるバージョンと、私たちが歌いながら踊る「みちのく娘!」バージョンものと、踊りが2パターンあるんですけど、「みちのく娘!」バージョンを覚えれば、盆踊りもできるようになっているんです。

■ 癒しの歌『あっちむいてほい』 〜「学生時代の自分を思い出しました……」〜

 もう1曲の新曲『あっちむいてほい』は、ガラッと変わり、ミディアムテンポのカントリー調で、東北の田舎の風景を思い起こさせるような牧歌的で、のどかな歌だ。聴いているとチカラが入ってしまう最近の J-POP とは全く違っていて、逆に、チカラが抜けていく、まさに癒しの曲。アレンジやミックスの音もやさしい。
 よく聞こえてくる歌詞も、実にいい。イヤなことがあったり、仕事がうまくいかなかったり、人生に疲れている時に聴いたら、きっと泣いてしまうような歌。3人の明るくキュートな声で、やさしく歌われているから、なおさらだ。
 この作詞は、田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』、森川由加里『SHOW ME』、酒井法子『夢冒険』や、『オリジナル スマイル』『青いイナズマ』『SHAKE』『ダイナマイト』など SMAP の多くの曲を書いている 森浩美 によるもの。
 悩んだりしている人に「頑張って!」と言ってはいけないとはよく言われるが、まさに、この歌も、「頑張って」とは言わずに、自然に「もうちょっと頑張ってみようかな……」という気にさせられる歌、よくできた応援歌だ。

羽山:この曲を聴いた時に、「頑張って」とか「頑張ろう」とかそういうことよりも、そっと寄り添ってくれているような感覚がありました。どうしても、日々頑張ることが多いう中で……、たとえば、家で勉強したりとか、努力したりとか、物事を考えたりとか、そういう日々に追われている中でも、この曲を聴くと、なんか「ちょっと休んででもいいのかな」と思わせてくれる、寄り添うような曲かなっていう印象があります。

工藤:私は、まず、学生時代の自分を思い出しました……。人付き合いがすごく苦手で、友達いないし、ずっと一匹狼できていて、修学旅行も一人だったし、なんかリアルにトイレでご飯食べるとか、移動教室とかも一人で行くという感じだったんです。「何でうまくいかないんだろうな?」とか、「明日はきっといいことあるよなぁ」とか思いながら、息抜きの場を学校以外の他の所で見つけたりとかしながら、一生懸命、あの時なりに考えて生きてた自分を思い出しましたね。
本当は、私たちが寄り添ったりとか、表現しないといけないんですけど、私は、その自分が体験したことを混じえながら歌えるなあと……。だから、レコーディングの時とかも、すごい気持ちが入りました。
最初、デモテープで宮川先生の歌声で聴いた時は、結構、軽く明るく「あっちむいてほいっ!」みたいな感じで歌われてたんですけど、楽曲作りの中で、どんどん「悲しいんだけどあったかい」っていう方に変わっていって、より気持ちが入る曲になったっていうイメージです。

津吹:私は「歌詞がすごく沁みるなぁ」って思いました。デビューの時から、人前に立つ時は、どんなにプライベートで悲しいことや苦しいこと、辛いことがあっても、絶対に人前では笑顔を絶やさず明るくいなさい、って言われていたので。
それと、歌詞の一番最初から、「ややこしいね」とか「疲れちゃう」とか、その単語だけ見たらすごいネガティブの言葉じゃないですか。「え〜っ、こんな言葉から歌っていいの?」みたいな、すごいドキドキ感というか、初めての感覚で「えっ」っていうのが最初はあったんです。でも、人生の応援歌っていう括りで見ると、「頑張ろうね」とかすごいポジティブな言葉で励ます曲が多い中、共感しながら、なんかこう「ふっ」て、本当に疲れてる時に、チカラが抜けた状態で聞けるというか……。共感してもらって、曲からパワーをもらって、自分の中から「またやってみるか〜」みたいな……。すごく「あったかい言葉があるな」っていう印象でした。

■ 番組出演で問い合わせが殺到! 〜「気付いたらもうなっていました……」〜

 3人は、デビューした年も近く(工藤、津吹、羽山の順で、それぞれ1年違い)、レコード会社も同じグループ(工藤の徳間ジャパンと、津吹・羽山の日本クラウンは、ともに第一興商グループ)だったため、「みちのく娘!」結成前から、キャンペーンなどで一緒になることも少なくなかった。「東北っこ三人娘」というネーミングが付けられてイベントに出たこともある。
 結成前の2017年に、東京・渋谷のライブハウス「マウントレーニア PLEASURE PLEASURE」で行った3人でのコンサートの評判が良く、「みちのく娘!」結成への動きが始まった。

工藤:「マウントレーニア」に見に来てくださったお客様が「いい!」って言ってくださって、むしろ「ユニットじゃなかったの?」って言う人もいたくらいで……。「新・BS日本のうた」とか番組でも、3人はよく一緒になったりもしていたんで、全然、自然な流れで「みちのく娘!」になっていきましたね。

 2018年2月25日に放送となった NHK『新・BS日本のうた』(福岡県宗像市収録)で、実験的に、3人で『微笑がえし』と『雨のオランダ坂』歌った。

工藤:2018年2月に、「新・BS日本のうた」に試験的に3人で出させていただいて、『微笑がえし』を歌わせていただいたんですけど、そこから「どうせやるのなら、ちゃんとやろう」ってことになって、番組のプロデューサーから花柳先生を紹介していただいたんです。そこからお稽古がはじまりました。

 その後、同年、5月13日放送の『新・BS日本のうた』(愛知県蒲郡市収録)で、はじめて「みちのく娘!」として、『お祭りマンボ』を歌い踊った。複雑なフォーメーションダンスで元気に踊りながら歌うという、見たことのなかったその斬新な『お祭りマンボ』に問い合わせが殺到し、同年、11月14日に、『春ッコわらし』で、「みちのく娘!」としてデビューした。
 その後も、同番組には何度も出演していて、ほかにも『夢見るシャンソン人形』『好きになった人』『ひばりのチャチャチャ』『ジャンケン娘』『家へおいでよ』『愛のさざなみ』『ミネソタの卵売り』『真っ赤な太陽』などを、毎回、斬新なダンスとともに披露している。
 そもそも「みちのく娘!」という命名はどういう経緯で、誰が付いたのだろう?

工藤: え〜っと……誰だろ?
羽山: 誰なんだろう……?
津吹: 誰だろうね……?
羽山: わかんな〜い、気付いたら……。

工藤: もともと「みちのく三人娘」だったんですよ、最初は。で、三人じゃなくなった時のことを考えて「みちのく娘!」になった説とかもあって……(笑)。あと、語呂がいい、呼びやすいからとか……?
羽山: 資料をいただいた時に「みちのく娘!」って書いてあったもんね……、だから「あ〜そうなんだ〜」って。
津吹: なんかいろんな字体とかあって、その時に「へぇ〜、みちのく娘!って名前になるんだ」って。
工藤: ぜんぜん覚えてない……
羽山: 気付いたらもうなっていました。

■ ユニットでうまくやれるのか? 〜「大丈夫かな?この子……」〜

 「みちのく娘!」は、それぞれが既にソロ歌手としてデビューしていて、現在も、それぞれがソロも続けている。いくら、キャンペーンで一緒になることも多かったとは言え、お互いはライバルだ。歳も近いということは、なおさらである。ユニットでやることに抵抗はなかったのだろうか? ユニット「みちのく娘!」として活動することになった時に、どう感じたか聞いてみた。

津吹: 演歌歌手って、ソロで活動しているイメージしかなくって、だからユニットとか組むみたいな話を聞いても他人ごとと言うか……。まさかそれで「みちのく娘!」っていうユニットに私も参加させて頂いて、自分自身もそのユニットの一人になるなんて全く信じられなくて、最初は「え〜っ!」って感じでした。
それまでも、キャンペーン会場とかで一緒になることが多かったから、それがユニットになるっていうその境目とか、抵抗とか、違和感とかは、全くなかったんです。
でも、まさか私がそのユニットにチャレンジさせてもらえるって言うのが本当にびっくりで、しかも、そのユニットが普通の活動じゃなくて「演歌歌謡ミュージカル」っていうのを目標にしているってことを聞いて、嬉しい反面「できるかな?」っていう不安も最初はありました。
それで、最初にやったのが『お祭りマンボ』で、その時には、1曲やるだけでもう息が切れるし、頭はてんやわんやになるし「どうしよう……」っていう感じはあったんですけど、今は、表現力だったり感情の幅っていうのがものすごく広がったなって感じています。

工藤: 私は、「楽しみだな」って思ったのと同時に、「仲良くできるかな?」って思いました。もともとの性格があったので「大丈夫かな」って……、「ぶつかるんじゃないかな」って……。でも、「まあ、その時はその時かな」って感じで始めましたね。
ただ、私って、結構「自分が!」っていうタイプで、まあ……それは、のちにそれはへし折られるんですけど、「リーダーじゃないとやりません!」っていうタイプだったんです。でも、実際、結成の時は、師匠の方から「工藤、あなたがリーダーやりなさい」って言ってくださったので、すごくやる気に満ち溢れ、「やります!」って言いました。

 歌手は、本質的に「自分が!」というタイプでないと務まらない。実際、大物になればなるほど、その傾向は強いし、それは、当然のことだ。しかし、「へし折られた」というのは気になる発言だ。

工藤:あ〜、え〜っとですね……、結成した時、歌唱力は、この二人がの方が圧倒的に上だったので、「二人に勝てるものってなんだろうな……」って悩んだりしてたんですよ。そんな時、レコーディング前の仮歌録りみたいな時に、とある方に「こんな声しかでないんだったら、お前リーダーなんか向いてないな……」って言われたんです。その時、「くっそぉ〜」って思って、言ってた人をギャフンと言わせるくらいに練習して、三日間でその声が出るようにしたんです。折れかかりましたけど、いま思えば、より強くなれた気もします。
それで、その話を師匠にしたら、考えすぎだって言われました。「あんた、そんなの気にしなくていいのよ。見てる人はちゃんと見てるから」って言ってくださったんです。「もうちょっと丸くいかないとね」って言われましたね。

 一見、明るく元気で、サバサバしているように見えるが、繊細な面と、秘められた根性が垣間見えるエピソードだ。
 一方、3人の中では、いちばん年上で、デビューが最も遅かった羽山は、結成の時、どう思っていたのだろう?

羽山:私は、最初から二人と一緒になることも多かったので、ユニットを組むことに対しては、全く違和感なく入っていけた気がします。ただ一つ、すごく心配なことがあって、ダンスが全くできなくって、それだけが本当に心配で心配で……。当時、日記をつけてて、時間のある時に、たまに見たりするんですけど、「うわ〜 こんなにすごい追い込まれてたんだな……」ってやつが出てきたりします。
きっと、師匠とかスタッフとか、メンバー2人も、「大丈夫かな?この子……」って思ってたんだろうなと……。今でも危なっかしいところはあるんですけど、最初、ダンスに関しては本当に心配でした。なにしろ、手と足が一緒に出ていましたし……、たまに、今でも一緒に出ちゃうんですけど……(笑)、まあ、ちょっとずつは上達してきてるかなと……。

 3人とも、ダンスをやったことなどなかったし、中でも、羽山は、そのおっとりした性格からか、最初は苦労したようだ。師匠の花柳糸之によるレッスン(お稽古)は、朝から晩まで1日中続くという。

工藤:月5回は、やってると思います。まあ、スケジュールが合わなくて少ない時もありますけど……。逆に、急遽、3人のスケジュールを合わせて、先生の事務所でやったりしたりとかもしますね。だいたい、毎回、朝8時半から夜10時までですかね。10時すぎて11時ぐらいになっちゃうこともありますよ。

 そんなに続けたら、ヘロヘロになる。

工藤:う〜ん……、でも、師匠の方が大変だと思いますね。結構、夜遅くまで皆さんと一緒にご飯食べたりとかしていらっしゃるので。師匠は、それでも「少ない少ない、もっとスケジュールよこせ」って言ってくれてます。

■ 三女:羽山みずき 〜「東京なんて 海外さ 行ぐみたい……」〜

 山形県鶴岡市出身の羽山みずきは、3人の中で最も年上だが、デビューは最も遅く、「みちのく娘!」では、三女役だ。まさに「おしとやか」という言葉の代表みたいな和風美人で、柔らかな心地よいファルセットで、ゆったりと話す。その性格通り、やさしい歌声が魅力だ。
 なんと、すでに4歳にして、敬老会で川中美幸『ふたり酒』を歌っていたという。ホントなのか?

羽山:はい、本当です。父と母の結婚式のビデオをよく見ていて、余興の部分で親戚のおばちゃんが『ふたり酒』を歌っていたんです。それを見て、口ずさむようになったらしいです。
それで、小学6年生のころから、地元の歌謡サークルに入っていました。月に2回、金曜日に集まって、本当に歌が好きな人が集まって歌うみたいな会でした。そこで、一緒に歌っていると、大会の案内とかがいろいろ来るんですね。「なんとか祭り」で「なんとか大会」がありますけど、みたいな。それで、母が私に度胸をつけさせるために、出してみようかなーっていうところから始まって、いろんな大会に出るようになりました。

 高校1年生で山形県歌謡振興会に所属し、さらに、様々なカラオケ大会にも出るようになった。その頃は、歌手になろうとは特に考えておらず、高校卒業後は、出羽三山神社の巫女となった。いつ歌手になる決心したのだろう?

羽山:あ、え〜っと……、実は、「歌手になろう」とは強くは思っていなくって……。ある時、「クラウンのオーディションがあります」って言われたんですけど、今まで東京で歌ったこともなかったし、オーディションを受けたこともなかったので、最初は「あ〜、そうなんだ……」って感じでした。
でも、まぁ人生の中で、一回くらい、東京でオーディションを受けるっていうのも「いい経験なんじゃない?」っていう風に考えたんです。それで、オーディションを受けて、チャンスをもらったんです。
でも、「どうしようかな……」と。24年間、山形から出たこともないし、「もう、東京なんて、海外さ行ぐみたい」っていうイメージしかなかったんです……。東京で一人で暮らして……って考えると、「う〜ん……」っていう思いがあったんですけど、でも、「今やらなかったらきっと後悔するからやろう」と思って、最終的に決めました。

 その、2015年3月に行われた「日本クラウン 新人オーディション」で、羽山は、森山愛子の『東京挽歌』を歌って、いきなりグランプリとなった。

羽山:はい、森山愛子さんの『東京挽歌』を歌いました。あの当時、「東京っていう大きな街で頑張っている」っていう歌詞が好きでした。「自分が東京さ出はる」っていう感じではなかったんですけど、こうやって頑張ってる人もいるよな……って。大学に進学してた友達からも「寂しい」とかメールが来たりとかすると、「あっ、こういう心情で、何かをやり遂げようとしている子がいるんだなー」と。そういうこともあって、この歌ステキだなって思って歌っていて、オーディションにはいいかなって思って、その曲を選びました。

 オーディションで、いきなりグランプリとなった後も、その年いっぱいは地元山形で巫女を続け、翌年、2016年4月に、「紅花慕情」でデビュー。オーディションから約1年後というスピードデビューだった。
 最近は、テレビ番組で、島倉千代子のカバーを歌うことも多いが、実によく似合っている。『鳳仙花』や、自身のカバーアルバムにも収録されている『からたち日記』も、いい雰囲気だ。

羽山:「新BS日本のうた」でも、島倉千代子さんの歌を歌わせていただけることが多くなって、あの、ほっこりした、やさしい歌声が大好きで、自分も、そういう歌を歌えるようになりたいなという思いはあります。また、いろいろ勉強します。

■ 次女:津吹みゆ 〜「自然に演歌を耳にしていて……」〜

 福島県矢吹町出身の津吹みゆは、天真爛漫で、素直すぎるくらい素直な人だ。3人の中では最も年下だが、「みちのく娘!」では、デビュー順で次女役だ。その性格どおりの嫌味のない素直な歌声、とくに高音のキラキラした伸びやかで明るい響きの歌声が魅力だ。
 幼少のころから、演歌をよく聴いていて、ずっと演歌が好きだったようだ。

津吹:そうなんです〜。母が、演歌が大好きで、おうちの中とか、車の中でとか、ずっと演歌を聴いていて、それで、自然に覚えてしまって、自分も好きになりました。それと、両親が共働きだったので、「おじいちゃん・おばあちゃん子」でもありまして、「じい・ばあ」といる時間の方が長かったくらいだったんです。「じい・ばあ」も、みんな歌が大好きで、そんな家族に囲まれていたので、自然に演歌を耳にしていて……、ってそんな感じでした。

 高校時代は吹奏楽部でフルートを担当していた。デビューのきっかけとなったのは、2012年の夏、高校2年生の時に出場した「NHK のど自慢」福島県いわき市大会だった。

津吹:はい、「NHK のど自慢」では『父娘坂(おやこざか)』を歌わせていただきました。小さい頃は、坂本冬美さんが大好きでしたね。大きくなって、学生時代は、その「かっこよさ」っていうのを感じるようになって、北島三郎さん、鳥羽一郎さんとか好きでした……。もちろん、坂本冬美さんも、それまでと変わらず……。

 珍しい高校生だ。周りの友達とは話があわなかったのではないだろうか?

津吹:そうですね。友達とかは、そんなの聴いてないですね、全く……。だから、カラオケボックスとか、友達とみんなで行く時には困りましたね……、何を歌ったらいいかとか……。だから、演歌は歌えなかったです……あんまり。でも、「歌って!」と言われたら歌ってました。

 高校2年の時に出場した「NHK のど自慢」で、レコード会社の日本クラウンからスカウトされ、作曲家・四方章人の門下生となり、高校在学中は福島からレッスンに通っていた。そして、高校卒業とともに上京し、すぐに『会津・山の神』でデビューとなった。2015年、18歳の時だった。
 最近は、高校時代の吹奏楽部で担当していたフルートを、また始めたという。

津吹:そうなんです。あの……私に特技って何があるかなって、ふと思った時に、学生時代にやっていた吹奏楽部で経験したフルートを、また活かしていけたらいいんじゃないかって。歌と、他に何が出来る?って聞いた時に、「フルートもできます!」って言えたら、かっこいいんじゃないかなと思って……。また、ステージとかで、その姿を見てもらえたら、新しい一面も見てもらえるんじゃないかってことで、フルートを、最近、習い始めました。

■ 長女:工藤あやの 〜「歌えない自分に腹が立って……」〜

 山形県山形市出身の工藤あやのは、アネゴ肌で、おきゃんな感じの「元気娘」。しかし、実は、繊細すぎるくらい繊細な人だ。3人の中では、最もデビューが早く、「みちのく娘!」では、長女役でリーダーだ。性格もさることながら、年齢も、年上の羽山と、年下の津吹の間になるため、その二人のつなぎ役という意味でもリーダーに向いているのかもしれない。
 昭和アイドル歌手のようなキュートな歌声で、正統派演歌からポップスまで、なんでも見事に歌いこなす。小さい頃から民謡をやっていたようだ。

工藤:母親について行ってたっていうくらいです。母親の友達が民謡の先生をやっていて、会議室みたいなところで、みんなでワイワイやるっていう感じだったんです。そこで母親が歌っていたのを、帰りの車の中で私も歌ったっていう話を、母親が先生にしたら、大会に出してみたらっていうことになって……。初めて優勝をもらってからは、そっからもう次々出させてもらって……、トロフィーと500円券をもらうのが嬉しくって……。

 本人は、あまり語らないが、数々の大会で優勝し、2009年には「第五十二回 山形県民謡王座決定大会 少年少女の部」で優勝までしている。
 2010年に、作曲家の弦哲也による「北区の演歌座2010 新人歌手発掘オーディション」で大賞を受賞したことから、弦哲也の門下生となり、2014年、弦哲也プロデュース作の『さくらんぼ 恋しんぼ』でデビューする。
 そのデビュー前、2011年には、「NHK のど自慢」山形県天童大会では、チャンピオンにもなっている。その時には、何を歌ったのだろう?

工藤:その時は、プリンセスプリンセスさんの『M』を歌いましたね。
羽山:えっ! 演歌じゃないの!
工藤:えーっと……、誤解されるかもしれないんですけど……、私がですね、当時は「演歌歌謡曲ダセ〜」っていうのをちょっと思っていたりしたんです……、こじらせてしまっていて……。何でそこまで行っちゃったかって言うと、本当は演歌も好きだったんですけど、歌えない自分に腹が立って、避けて通ってて……。節回しが全然できなくて、それでなんかもう「嫌いっ!」ってなっちゃって、それで J-POP にずっと行ってたんです……。
羽山: えーっ!ゼンゼン知らなかった……。

 もともと好きだった歌手は誰なんだろう?

工藤:ざっくり言うと、いないんですよ。「この曲が好き」とか、「メロディが好き」とか、そういう曲単位で好きでした。世界観で言うと……、ナオト・インティライミさんみたいな人が好きですね。世界を回ったからこそ描けるスケールで、ノビノビやってる感じがあって、「自由っていうのをリアルにした人」っていう感じが好きでしたね。

 じゃあ、目標としているような歌手もいないのだろうか?

工藤:あっ、今は、石川さゆりさんですね。ある人に勧められたんですけど、この世界に入らないと見えなかったので、「見てみたら」っていうきっかけをいただけて、本当に良かったなと思います。

 自身のアルバムでは、石川さゆりの『夫婦善哉』をカバーしていて、石川さゆりとはまた違う「工藤あやの」の魅力が良く出ている。実にフレッシュな、好感の持てる歌唱だ。

工藤:あの〜、ちょっと、一年間くらいシングルを出せない時があって、その時に、アルバムでも出そうかってなったんです。それで、演歌路線でいくのか、J-POP よりで行くのか、フォークで行くのか……、どういう風にするのかっていう4パターンくらい考えてたうちの演歌部門が『夫婦善哉』だったんです。その時、唯一歌える演歌でした。
「新BS日本のうた」で、石川さゆりさんの歌をたくさん歌わせて頂けるようになって、できなかった節回しもできるようになって、演じることが恥ずかしくて苦手だった私が、一枚も二枚もその殻を破って、できるようになったので、感謝しています。

 お酒が大好きで、今は、オーガニックやナチュラルワインなどの赤ワインがお気に入りだ。

■ 三人は、ホントはどういう人? 〜「彼女が一番、それこそ繊細なんで……」〜

 たとえば、ある有名な芸人さんは、テレビではよく喋るが、普段は物静かだったりする。テレビなどは、ほぼ例外なく演出されており、ディレクターや放送作家の見せたいイメージを、出演者も演じようとする。だから、メディアを通して見るイメージと、実際のその人には、ギャップがある場合も少なくない。
 そこで、「みちのく娘!」の場合、3人それぞれ「本当はどういう人なのか?」を、それぞれ、ほかの二人のメンバーに説明してもらった。

<羽山みずきって、ホントはどういう人?>

工藤: 彼女は、基本的にこのまんまなんですけど、最近、着物のアップにしてる姿よりも、「髪の毛を下ろした私服の方が好き」っていうファンが増えてる……。
羽山: えっ、そうなの……?
工藤: そう、私もそっちタイプ。おウチに帰ってきた時に「この人いたらいいなあ……」みたいな。
津吹: へえ〜そうなんだ……。

津吹: 私は、(羽山は)いつもおっとりしてるっていうイメージあったけど、実は、学生時代にバスケをしていて、バスケの話になると、めちゃめちゃ機敏に動くから「えーっ!」って……。ダンスだと「サイドステップが苦手なんです」っていつも言ってるけど、バスケの話する時には、めっちゃサイドステップ機敏に動いてたり(笑)、そういうギャップがあったりとか……。
羽山: なんでなんだろうなぁ……(笑)
工藤: 急に思い出し笑いして、ひとりでクスクス笑ってたりするよね。急に勝手に何かを思い出して「なんとか〜」叫ぶしね(笑)。
羽山: うふふふふ、思い出し笑いします。
津吹: 思い出し笑い多いかも……。いきなり、お笑い芸人さんのモノマネをし始めたりして、ゆりあんレトリーバーさんとか。それも、「これからやるよ」とか、そういうのも何もなしに突然やるんです。
工藤: 「やってよ」って言ってもやらないんですけど、自らやるものに関しては、すごい積極的。好きなものは好きなんだと思います。
羽山: はい……、お笑い好きです。ツボに入るとずっと笑ってしまっていて……。あやのさんが関西弁すごいしゃべるんです。
工藤: エセね。
羽山: ゆりあんレトリーバーさんも関西弁なんで、ツッコミを入れる時に「それって何々やん〜」みたいな感じで、ちょっと ゆりあんレトリーバーさん風に言うのが自分の中で流行っていたことがあって、衣装とか間違えて持った時に、唐突に「それウチのや〜ん!」とかはやってましたね(笑)。でも、最近、ブームは終わっちゃった……。
津吹: おわっちゃったんだ!
工藤: 最近、ゆりあん聞かないね。
津吹: また、今度聞かせてください……。
羽山: じゃあ、唐突に……。

<工藤あやのって、ホントはどういう人?>

羽山: 山形出身なのに、山形弁より関西弁のほうが多い。関西人みたいな感じで、その印象が最近は強くて、山形の人なのにこんなに関西弁しゃべるんだって、いつも見ちゃう……。
津吹: あ〜、たしかに……。
工藤: それ、みんな、知ってんじゃないかな?
津吹: なんか、東北出身なのに、めっちゃ元気で……。
工藤: それじゃあ、東北の人、元気ないみたいじゃない!
津吹: ちがうちがう、なんか、東北って、おしとやかな感じのイメージってあるじゃないですか。あと、すごく耳がよくって、ちょっとしたピッチのズレとかも教えてくれたりとか。あとは、細かなところに反応して、感情豊かで面白いです。
工藤: ははは……。
羽山: ツッコミがすごいよね、鋭いというか。
津吹: 鋭いね。
羽山: 「言われてみれば、そう」ってことが多いかな。
工藤: ひねくれてるだけじゃない……?
羽山: 細かいとこに気が付くとか、たとえば、何気なくやっていることでも、「それ、ラジオで言えるんじゃない?」とか、気がついていないところを発見してくれます。
工藤: おもしろいんだもん、きみたち。
津吹: 日常の話を面白くラジオで言えるトーク力っていうのはすごいよね。
羽山: よく見てるよね〜。
津吹: そうね、よく見てる。人のマネをよくする。
工藤: ブッ、ふいちゃった……。
羽山: だから、ご飯食べてる時とかも、ずっと見てるから、「ちょっと食べれないんですけど」みたいな時もあります。サバサバしている感じなんですけど、意外とよく見てる。
工藤: あっははは!

<津吹みゆって、ホントはどういう人?>

羽山: じゃあ、あやのから先に……。
工藤: ちょっと、いいトコ何があるか考えるから……。
羽山: え〜!いいっぱいあるよ〜。
工藤: うん、いっぱいあるんだけど。
羽山: すごい明るくて、笑顔いっぱいなんですけど、デリケートな部分もよくわかっていて、適切な感じで心を包んでくれます。気配りができるんだと思います。
私がデビューした時に、みゆみゆと初めて一緒になった現場があったんですけど、忘れられないのが、私より年下で、私の方が4つ年上なんですけど、すごい気配りができてて、高校卒業してすぐ出て来たっておっしゃってたので、私は6年働いてから出てきたんですけど、高校卒業してすぐなのに、こんなに周りのことよく見れて、気づける子がいるんだなっていうのは、当時、思っていました。
明るいイメージ、元気っていうイメージが、最初一番に「ボン」てくるんですけど、心を包んでくれるオブラートみたいだなって思います。
津吹: え〜っ、ホント……?

工藤: いつも、さんざんネタにしちゃったりするんですけど、本当、彼女が一番、それこそ繊細なんです。言葉とかは気をつけて言ってますね。
津吹: え〜っ、ホント……?
工藤: あの〜、なんて言うんですかね……、ダイナマイトだったら導火線が短いタイプなんで、結構「バーン!」って瞬間的に怒るときもあれば、スッていきなり機嫌が良くなったり……。
津吹: え〜っ、あるかなぁ……。
工藤: 自分が興味を示したものじゃなかったとしても、友達に勧められたものとか、最初は「そんなぁ〜」って言ってても、一度ハマると、す〜ごいウザイくらい勧めてくるんですよ。表現豊かに実演してくれたりして、彼女は結構実演型。
羽山: そうだね、実演型……。
工藤: 通販だったら思わず欲しくなってしまうような……。
津吹: え〜〜〜っ。
羽山: 説得力あるよね。
工藤: 言葉で伝えるのは、あんまり得意じゃないんですけど、「それが好き」っていうのを語ってる時の小動物感がすごい。
津吹: どういうこと〜?
工藤: 顔が小動物みたいになる……、一番、百面相じゃないかなっていうくらい、顔が豊か。
津吹: あの……、舞台が好きで、やっぱり体で表現することが憧れでもあります。そういう好きなものを語り出すと、「なんか喋り出した!」とかよく言われますけど……。
工藤: もう1コいいですか?「いつの話だろう、それ?」っていうのを、急に自分の中で思い出して、今とくつけるんですよ。
津吹: ふふふ、そうですね……。
工藤: 黙って立ってれば、ちゃんと話できそうな感じに見えるんですけど、でも、意外と、ちょっと、そういうとこが弱い。
津吹: 自分の頭の中ではつながってるんですよ、今と、その前の話が……。
工藤: いきなり「だから〜」とか言い出すんです。そこが意外なポイントかな。
津吹: 結成当時よりも意外なところも増えたよね。
工藤: そうだね、できることも増えたよね……。ウチはどんどん出来なくなっていってる、二人が前すぎて……。

■ みちのく娘!の未来 〜「ひとりじゃできない世界を……」〜

羽山: 私たちの歌は、演歌よりもちょっとポップスよりの感じの歌が多いので、より幅広い年齢層の方にも、手に取って頂いて、少しでも多く聴いてもらえるようになりたいです。『べっぴん音頭』とかは、たとえば、保育園とか幼稚園とか、そういうところでも歌えたらいいなぁという思いはあります。

津吹: 結成した時から、生のステージで初めて見ていただいたお客さんに、「みちのく娘!で元気をもらったよ!」とか、すごくポジティブなことを言っていただけてるんです。「また頑張ろうって思えた!」とか、笑顔で言ってくださる方々が、しかもちょっとずつ増えてきてくださっていて、だから、これからも「その原点というものを忘れてはいけないな」って思います。

工藤: 世界に行きたいですね。今、こういう世の中ではありますけど、アジアから世界に……。師匠が、よくラスベガスにお勉強に行かれているんですけど、「みちのく娘!」を組んだ時に、合成写真で3人をラスベガスを背景に置いたら、「意外といけんじゃない」って思ったりもしたんで……(笑)。
ちょっと、どこまで通用するのかわかりませんけど、ひとりじゃできない世界を、この三人と、花柳先生とだったら見れると思うので挑戦してみたいですね、逆輸入みたいな感じで……。

(取材日:2020年3月25日 / 取材・文:西山 寧)


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