Steve Lukather(TOTO) スティーヴ・ルカサー
今年、2023年は、近年、世界中で人気沸騰中の「シティポップ」の音像形成にも多大な影響を与えたアメリカの伝説的ロックバンド「TOTO」のデビュー45周年。そんなビッグ・メモリアル・イヤーに、新たなラインナップで再始動した “新生TOTO” の 4年振りのジャパン・ツアー(全8都市)が7月に開催される。
そして、「TOTO」再始動の最重要メンバー・中心人物にして、LA スタジオ・シーンのレジェンドであるスティーヴ・ルカサー(g) の、3年振りとなる 9枚目の最新ソロ・アルバム『Bridges(ブリッジズ)』が、2023年 6月21日にリリースされる。アルバムには ジョセフ・ウィリアムス、デイヴィッド・ペイチ、サイモン・フィリップス、リーランド・スクラー らが参加。
本日、4月19日 (水) には、収録曲 「When I See You Again」 が、先行配信開始となった。また、iTunesでの IGT プレオーダー( 先行配信曲がダウンロード出来るアルバムのダウンロード予約) もスタートした。
先行配信された「When I See You Again」は、スティーヴ・ルカサー(ルーク)、ジョセフ・ウィリアムス、デヴィッド・ペイチにスタン・リンチの共作で、ジョセフとデヴィッドはキーボードも担当、ドラムは元メンバーのサイモン・フィリップスが叩いている。その顔ぶれ通り、極めてTOTOっぽい仕上がりだ。
「ジョーもデイヴも、プロデューサーとしても、ソングライターとしても超一流だ。俺はただリラックスして、そのプロセスを楽しめばよかった。だからこそ、すべてが一つになると、“聴きなじみのある”サウンドやスタイルになるんだろう。でも意図したわけじゃないよ。このメンツが集まって一緒に音楽を作ると、自然とそうなる、というだけのことさ」
とルークは言う。
また、9枚目のソロアルバムのタイトルが『Bridges』となったことについて、ルークは次のように語っている。
「これは、俺のソロとしての音楽と、TOTOの音楽との“架け橋(Bridges)”というべきアルバムだ。曲の大半をジョセフ・ウィリアムズ、デヴィッド・ペイチ、そして僕自身で書き、TOTOの昔の仲間を呼んで演奏してもらい、ランディ・グッドラムやスタン・リンチといった共同作曲家たちによって、そのすべてが一つになった。今でも、昔の仲間のほとんどが大親友だということの証だし、TOTOがもうスタジオ・アルバムを作ることはないと思われる今、”TOTOのスタイル”の1枚を作りたかったんだ。そこに近づける限り近づいたアルバム、ということさ」。
ルークのその言葉通り、ソングライティングと演奏の両面でTOTOファミリーが大挙参加した 『Bridges』 は、まさにTOTOとの架け橋となるキャッチーなメロディと、ルークならではのソリッドな佇まいのバンドサウンドにより、TOTOテイストとルーク・テイストが見事に融合したファン歓喜の作品に仕上がっている。
『Bridges』 が体現するのは TOTOのファミリー・ツリーにおける、深く張った根と、いくつもの枝だ。
ソングライティングと演奏の両面で貢献しているのは、過去と現在のメンバーたち。ルークが7曲、ジョセフ・ウィリアムズは6曲、デヴィッド・ペイチは4曲の作曲クレジットに名を連ねている。
ジョセフは全レコーディングに参加し、曲ごとにバックヴォーカル、シンセ、パーカッション、キーボードを担当。
ペイチは5曲でキーボードに参加。サイモン・フィリップスのドラムは 「Far From Over」「Not My Kind Of People」 「When I See You Again」「Burning Bridges」 で聴くことができる。
また、シャノン・フォレストが「Someone」 「All Forevers Must End」「Take My Love」 「I’ll Never Know」で復帰した他、旧友で元メンバーのリー・スクラーと、ガヴァメント・ミュールのベーシスト、ヨルゲン・カールソンが共に数曲で参加。ルーク自身もそれら、そしてもう数曲で演奏している。
「Far From Over」 では、長男トレヴァー・ルカサーがギター、ベース、バックヴォーカル、シンセで参加。現在のTOTOのキーボーディストであるスティーヴ・マッジョーラは、作曲に参加した 「Take My Love」 での全キーボード、並びにバックヴォーカルを担当した。ルークは言う。
「誰かがバンドを脱けたり、別の仕事に移ると、もう友達ではなくなり、一緒に仕事はしないんじゃないかと思われがちだ。でもそうじゃないってことが、このアルバムが証明していると思う。俺としては、昔の仲間とバカ話でもしながら、一緒に音楽を作りたかった。実際、すごく楽しかったし、聴きなじみのあるサウンドは僕らが書いていた音楽と完璧にマッチしていたよ」
50年以上にわたり、スティーヴ・ルカサーはポップカルチャーに消えることのない爪痕を残してきた。
TOTOで 唯一、不在期間がなかったメンバーである彼だが、セッション・ミュージシャンとしても何千ものアルバムに参加。その中には、マイケル・ジャクソンの『スリラー』をはじめとした、歴代セールスと影響力を誇る不朽の名盤も含まれている。加えて、回顧録 『The Gospel According To Luke』 は世界的なベストセラーだ。
今もなお TOTO のバンドリーダー、リンゴ・スター&ヒズ・オールスターバンドの一員、ソロ・アーティストとして、そのマルチな活動は止まることを知らない。
この10年で TOTO は世界規模の大復活を遂げた。2022年から2023年の間で、彼らは100万人近いファンの前で演奏をする試算だ。その全作品はSpotifyだけで30億回以上のストリーミングを記録。「アフリカ」 単独の再生回数は10億回に達している。 アルバムセールスは4,000万枚を突破。
TOTOは、変化するトレンドやスタイルに耐えた数少ない70年代のバンドの一つであり、キャリア45年目にして数世代に及ぶファン層を誇り、今なお世界中のコンサートを完売にし続けている。
スティーヴ・ルカサーの最新ソロ・アルバム『Bridges』 は、TOTOジャパン・ツアーを目前に控えた6月21日(水)に発売。
先行配信情報
Steve Lukather ”When I See You Again”
スティーヴ・ルカサー 「When I See You Again」
Digital
2023年 4月19日(水)配信
Sony Music Japan International
アルバム リリース情報
Steve Lukather ”Bridges”
スティーヴ・ルカサー 「ブリッジズ」
アルバム CD(Blu-Spec CD2)/ LP / Digital
2023年 6月21日 発売
SICX-30178
¥2,640
Sony Music Japan International
※アナログ盤(輸入盤のみ) 6/16(金)リリース
<収録曲>
01 FAR FROM OVER |ファー・フロム・オーヴァー
02 NOT MY KIND OF PEOPLE |ノット・マイ・カインド・オブ・ピープル
03 SOMEONE|サムワン
04 ALL FOREVERS MUST END|オール・フォーエヴァーズ・マスト・エンド
05 WHEN I SEE YOU AGAIN|ホェン・アイ・シー・ユー・アゲイン
06 TAKE MY LOVE|テイク・マイ・ラヴ
07 BURNING BRIDGES|バーニング・ブリッジズ
08 I’LL NEVER KNOW|アイル・ネヴァー・ノウ
<パーソネル>
Steve Lukather
Trev Lukather
Joseph Williams
David Paich
Simon Phillips
Lee Sklar
Shannon Forrest
Jorgen Carlsson
Steve Maggiora
TOTO 来日公演情報
TOTO JAPAN TOUR 2023
【福 岡】 7/10(月) 福岡サンパレス ホテル&ホール
【金 沢】 7/12(水) 本多の森ホール
【名古屋】 7/14(金) 名古屋国際会議場 センチュリーホール
【大 阪】 7/15(土) 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
【広 島】 7/17(祝) JMS アステールプラザ大ホール
【仙 台】 7/19(水) 仙台サンプラザホール
【盛 岡】 7/20(木) 岩手県民会館
【東 京】 7/21(金) 日本武道館
<来日予定メンバー>
スティーヴ・ルカサー(g,vo)
ジョセフ・ウィリアムス(vo)
ジョン・ピアース (b)
ロバート “スパット” シーライト(dr)
ドミニク “エグゼヴィア” タプリン(key)
スティーヴ・マッジオラ(key)
ウオーレン・ハム(sax, etc.)
企画・招聘・制作:ウドー音楽事務所
協力:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
<チケット>
S席 17,000円(税込)
A席 16,000円(税込)
CWF リリース情報
CWF / CHAMPLIN WILLIAMS FRIESTEDT ”CARRIE”
チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット 「キャリー」
アルバム CD(6曲入 EP)(Blu-Spec CD2)/ Digital
2023年 5月10日 発売
SICX-30165
¥1,980
Sony Music Japan International
<収録曲>
01 キャリー(feat. ジェイソン・シェフ)
02 フライ・アウェイ・ナウ
03 ラスト・アンブロークン・ハート
04 キャリー・オン <Demo>
05 タイム・ネヴァー・ストップス
06 パメラ <Live>
プロデュース: ピーター・フリーステット、ビル・チャンプリン
豪華参加ゲスト: ジェイソン・シェフ(vo.& b)、トミ・マルム(key)、ジョン・ロビンソン(d)、ランディ・グッドラム 他
CWF(チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット) ソニーミュージック