John Williams ジョン・ウィリアムズ
映画音楽のレジェンド、ジョン・ウィリアムズが、世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルを指揮して自身の代表作を演奏したアルバム『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』が、8月14日に発売となる。
コンサートは今年1月18日、19日の2日間、ウィーンのムジークフェラインで開催され、「帝国のマーチ」をはじめとする『スター・ウォーズ』からの楽曲や『ジュラシック・パーク』『レイダース』『E.T.』など、ジョン・ウィリアムズ珠玉のレパートリーが演奏されている。
『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』からは、現在、「帝国のマーチ」「ジュラシック・パークのテーマ」「悪魔のダンス」が先行配信中だが、本日、7月31日、ハリー・ポッターの40回目の誕生日にあわせ、「ヘドウィグのテーマ(Hedwig’s Theme)」(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)のティザー映像が公開になった。
この楽曲は、8月7日から配信となる予定。
また、本日、この作品に各界著名人から寄せられた推薦コメントが到着。コメントを寄せたのは、ジョン・ウィリアムズと親交が厚い小澤征爾、ジョン・ウィリアムズのアシスタントを務めていた原田慶太楼といった日本を代表する指揮者をはじめ、映画音楽・クラシック音楽に精通する以下の7名 (50音順)。
上原ひろみ (ピアニスト)
ライヴは「奇跡」が起こることがある。
ジョン・ウィリアムズとウィーン・フィルの共演は、まさに奇跡だ。
そこにいる演者、お客さんひとりひとりが、この日のことを一生忘れず、
何度も思い出し、再び笑ったり、泣いたりするだろう。
ジョン・ウィリアムズの音楽は、まるで冒険旅行だ。
それがウィーン・フィルという最高の宇宙船で、
しかも船長にジョン自身を迎えて体験できるのだ。これ以上の奇跡があるだろうか。
映像を見て、ぜひ皆さんに味わってほしい。
なぜ私は、この日、この場所にいなかったのか、という最高に悔しい気持ちを。
小澤征爾 (指揮者)
ジョンは、もう40年以上も前からの大事な友人です。
ずっとジョンにウィーンに来てもらいたくて、実は10年くらい前にいっしょに公演する予定も立てていたけど、そのときは、残念ながら実現しなかった。
ジョンがウィーン・フィルとコンサートしてて、それにアンネ=ゾフィーもいて、こんなに楽しいコンサートの映像を観ることができて、ぼく自身も自分のことのようにうれしいです。
あぁ、ぼくも、いっしょにやりたかったなぁ!
清塚信也 (ピアニスト)
「そうだ、これこそ音楽会だ」と思いました。
自分の作った音を最高のオーケストラ、最高のホールで演奏する。
これこそがバッハやモーツァルト、ベートーヴェンから続く真の音楽の流れだと感じました。
鑑賞している間中、鳥肌とニヤニヤが止まりませんでした。
間違いなく、私の宝物になる映像です。
このコンサートは、映画も音楽も超えた、芸術のひとつの到達点と言えるのではないでしょうか。
中谷美紀 (女優)
ウィーンの楽友協会がまるでロック・コンサートの会場のように熱気を帯びた奇跡の共演にて演奏された映画音楽の数々に興奮しました。ウィーン・フィルの緩急自在な演奏を寸分違わぬタイミングで導き、アンネ=ゾフィー・ムターの華麗なカデンツァに聞き入るジョン・ウィリアムズの嬉しそうな姿が忘れられません。
原田慶太楼 (指揮者)
ジョン・ウィリアムズは今世紀最高の作曲家。
このウィーン・フィル・デビューの映像は音楽界の一生の宝物。
ジョンの心から楽しんでいる笑顔が会場にいる全ての人、そして画面を通してご覧の皆様の心に喜びをもたらしてくれる事でしょう。アンネ=ゾフィー・ムターの為に書かれた最新作は貴重な映像です。
久石譲 (作曲家)
これは素晴らしいコンサートだ。ウィーン楽友協会におけるジョン・ウィリアムズの楽曲は、誰でも知っている名曲ばかりで楽しめる。
ウィーン・フィルはアメリカのオーケストラとは一味違った奥行きのある演奏で臨んでいるし、ゲストのヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターも若々しい演奏をしている。
ジョン・ウィリアムズの楽曲はクラシック音楽のエッセンスが鏤め(ちりばめ)られており、彼がいかにクラシック音楽を愛でているかわかる。
映画音楽の巨匠と世界最高峰のオーケストラの共演であるこのCD及びブルーレイは我々の財産となった。
村治佳織 (ギタリスト)
音楽そのものに最高の形で光が差した時、”遥か先の銀河まで”も届くようなパワーがあることが、はっきりと証明されました!映画音楽の神がこの世にもたらした、最高の舞台を私達も今、目にし、耳にすることが出来る至福。感動します。
アルバム リリース情報
John Williams & Vienna Philharmonic “John Williams in Vienna”
「ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン」
ジョン・ウィリアムズ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン3 & 13)
アルバム CD(ハイレゾCD)
2020年 8月14日発売
Deutsche Grammophon (DG) / UNIVERSAL MUSIC
【限定デラックス盤(ハイレゾ CD + Blu-ray)】 UCCG-40106 ¥6,500(税抜価格)+税
【限定盤(ハイレゾ CD)】 UCCG-40107 ¥2,800(税抜価格)+税
録音:2020年1月 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉
CD 収録内容
M01. ネヴァーランドへの飛行(『フック』から)
M02. 『未知との遭遇』から抜粋
M03. 悪魔のダンス(『イーストウィックの魔女たち』から)
M04. 地上の冒険(『E.T.』から)
M05. 『ジュラシック・パーク』のテーマ
M06. ダートムア、1912年(『戦火の馬』から)
M07. 『ジョーズ』から組曲
M08. マリオンのテーマ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
M09. メイン・タイトル(『スター・ウォーズ/新たなる希望』から)
M10. レベリオン・イズ・リボーン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
M11. ルークとレイア(『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
M12. 帝国のマーチ(『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
M13. レイダース・マーチ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
演奏:ジョン・ウィリアムズ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン 03, 13)
録音:2020年1月 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉
ブルーレイ・ビデオ 収録内容
CDに6曲追加(3-5, 15-17) 本編:128分/インタビュー:27分
M01. ネヴァーランドへの飛行(『フック』から)
M02. 『未知との遭遇』から抜粋
M03. ヘドウィグのテーマ(『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
M04. 『サブリナ』のテーマ
M05. ドニーブルーク・フェア(『遥かなる大地へ』から)
M06. 悪魔のダンス(『イーストウィックの魔女たち』から)
M07. 地上の冒険(『E.T.』から)
M08. 『ジュラシック・パーク』のテーマ
M09. ダートムア、1912年(『戦火の馬』から)
M10. 『ジョーズ』から組曲
M11. マリオンのテーマ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
M12. レベリオン・イズ・リボーン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
M13. ルークとレイア(『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
M14. メイン・タイトル(『スター・ウォーズ/新たなる希望』から)
M15. 『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』のテーマ
M16. 決闘(『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』から)
M17. 追憶(『シンドラーのリスト』から)
M18. 帝国のマーチ(『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
M19. レイダース・マーチ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
20. アンネ=ゾフィー・ムターとジョン・ウィリアムズの会話(インタビュー)
演奏:ジョン・ウィリアムズ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン3-6, 15-18)
録音:2020年1月 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉
アンネ=ゾフィー・ムター アルバム
「アクロス・ザ・スターズ〜ジョン・ウィリアムズ傑作選」
アンネ=ゾフィー・ムター、ジョン・ウィリアムズ指揮 ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ
2019年 8月30日発売
UCCG-1854
¥3,080 (税込)
Deutsche Grammophon (DG) / UNIVERSAL MUSIC
アンネ=ゾフィー・ムター プロフィール
アンネ=ゾフィー・ムター Anne-Sophie Mutter
アンネ=ゾフィー・ムターは、現代最高のヴァイオリニストのひとり。
1976年のルツェルン音楽祭で13歳になったムターの演奏を聴いたヘルベルト・フォン・カラヤンが、翌年のザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭に彼女を招き、演奏会デビューの機会をあたえた。以後、カラヤン指揮ベルリン・フィルと共演を重ね、1978年のドイツ・グラモフォンへの初録音へとつながった。
その後も、メータ、小澤、他、世界の名指揮者、演奏家、オーケストラと共演し常に一線で演奏活動を続けている。
グラミー賞で「最優秀器楽ソリスト・パフォーマンス賞」(オーケストラとの共演)を3回受賞。ほか、2008年のエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞、2009年のレジオン・ドヌール勲章など数々の賞を受賞。
2017年にはフランスで芸術分野での上級勲爵士の最高位を授与されている。
2019年、日本の第31回高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門と「音楽のノーベル賞」といわれるスウェーデンのポーラー音楽賞に輝いた。