真田ナオキ、ロング・インタビュー! ハスキーボイスで人気急上昇中!テイチクレコード移籍第1弾シングル!

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真田ナオキ

NEW SINGLE「恵比寿」

★『酔いのブルース』がロングヒット中!テイチクレコード移籍第1弾シングル!
★ タイトル曲『恵比寿』は、ハスキーボイスが魅力の荒々しくハードな曲調!
★ 西口盤のカップリング『昔に…誘われて』は、切なく爽やかなポップス!
★ 東口盤のカップリング『我が身恨んで』は、3連のマイナー調で重い雰囲気の曲!
★ 3曲とも、これまでのシングルと同様、師匠である吉幾三の作詞作曲!


真田ナオキ / 恵比寿(full.ver)


「恵比寿」西口盤

真田ナオキ「恵比寿」 西口盤
CD シングル
2020年1月22日 発売
TECA-20005
¥1,350(税込)
テイチクエンタテインメント

  1. 恵比寿 (作詞・作曲:吉 幾三 / 編曲:矢野立美)
  2. 昔に…誘われて (作詞・作曲:吉 幾三 / 編曲:矢野立美)
  3. 恵比寿 オリジナル・カラオケ
  4. 昔に…誘われて オリジナル・カラオケ

「恵比寿」東口盤

真田ナオキ「恵比寿」  東口盤
CD シングル
2020年1月22日 発売
TECA-20006
¥1,350(税込)
テイチクエンタテインメント

  1. 恵比寿 (作詞・作曲:吉 幾三 / 編曲:矢野立美)
  2. 我が身恨んで (作詞・作曲:吉 幾三 / 編曲:矢野立美)
  3. 恵比寿 オリジナル・カラオケ
  4. 我が身恨んで オリジナル・カラオケ

インタビュー

2015年、のちの師匠となる吉幾三と出会い、翌2016年4月に吉幾三作品の「れい子」でデビューした真田ナオキ。最近では珍しいハスキーな歌声で人気を集め、2018年発売の3枚目のシングル『酔いのブルース』がロングヒットする中、2020年1月22日、レコード会社をテイチクエンタテインエントに移籍し、シングル『恵比寿』をリリース。

明るく、ピュアで素直、謙虚で他人の痛みがわかる優しい心を持ちながらも、根性もガッツもある…、今時珍しい若者だ。やや線が細く見えるが、空手をやり、小学校の時には、野球で日本代表選抜になるほどのスポーツマン。その上、血を吐きながら作った個性的なハスキーボイスに、爽やかなイケメンとくれば、それは、人気にならないはずがない。将来、演歌歌謡曲を歌い継いでいくことのできる大スターになることを予感させる。

■ 新曲『恵比寿』 〜「お洒落なお店が多くて緊張しちゃって…」〜

 タイトル曲『恵比寿』は、これまでのシングルと同様、師匠である吉幾三の作詞作曲で、前作『酔いのブルース』の延長線上にあるような、荒々しくハードな曲調だ。真田のハスキーボイスが十分に生かされた楽曲で、サビよりも、むしろAメロ歌い出しの「♪惚れちまったの俺〜」が耳に残る。

 「そうなんですよね。"♪惚れちまったの俺〜"が耳から離れないというか、そこを、お風呂で知らずに口ずさんでしまうような曲なんですよね。サビを喰ってしまうくらい、Aメロが力強い曲なんです。AとBしかない構成で、一瞬、サビがどこなんだろう?と思いますけど、ウチの師匠の曲ではよくあるパターンで、師匠らしいなって思いました。」

 以前からそうだが、吉幾三自身の仮歌が入ったデモ音源を聴いて曲を覚えるせいか、歌い方も吉幾三によく似ている。

 「師匠の歌が入ったデモで頂くんですけど、やっぱり歌が素晴らしいんです。ボク自身も師匠の歌い方が大好きですし、師匠からも"オレも一生現役でやれるわけじゃないから、引き継いでほしい"という言葉を直接いただいたりするもんですから、歌い方も意識してる部分はあります。目標でもありますし。でも、やっぱり、師匠の歌を聴くと、涙が出そうになりますし、同時に"まだまだなんだな"って感じます。"もっともっと勉強しなきゃ、もっともっと努力しなきゃ"って思い知らされますね。」

 とくに、「私」を「アタシ」と歌っているところや、また、「相合い傘の秋」の「秋」、「ふたり心は春」の「春」の部分などが特徴的で、吉幾三にすごく似ている。真田自身も「師匠の匂いのあるようなところは、そういう風に歌いたいと思います」と話す。レコーディングには、毎回、吉が立ち会うそうだが、「来てくださるんですけど、だいたい途中で"そろそろ飲みに行きたいから帰ってもいい?"って帰っちゃうんです…」と笑う。吉幾三らしいエピソードだ。

 しかし、歌詞の舞台である恵比寿には、実際は、ほとんど行ったことがなく、ある番組の企画で「恵比寿横丁」で、流しをしたくらいだと言う。
 「この曲が決まってから行ってみたんですけど、お洒落なお店が多くて緊張しちゃって…、結局、牛丼食べて帰りました。」

 吉幾三は、真田ナオキに限らず、実に多くの歌手に作品を提供しており、常に何曲かデモのストックがある。

 「酔っぱらうと、時々、デモを聴かせてくれるんですけど、毎回、"師匠、コレ歌いたいです!"って言い続けて、それで、やっと曲をいただくって感じなんです。いつもそうです。『恵比寿』もそうですし、前作の『酔いのブルース』もそうです。」
 「『酔いのブルース』の時は、いくら言い続けてもなかなかくれないので、ボクがパソコンから勝手にデモをコピーして、"コレいただきたいです!"ってお願いしたんです。そしたら、いちおう譜面もくれたんですけど、"弾き語りで歌うぶんにはいいけど、シングルでは出すなよ"って言われてたんですけど、ボク、そのまま会社に持って行って、勝手に"新曲もらいました!"って言って、そのまま発売されたんです(笑)」

 普通に考えれば、「大先生の曲を、許可なく勝手にリリースしてしまう」という、なんとも大胆な行動だが、真田の純粋さと行動力をよく表しているエピソードだ。非凡であることが求められる歌手の世界では、それくらいのバイタリティがなければ、生きてゆけない。

 「いまだに師匠からは、"お前は、オレの曲盗んでいくからなぁ〜"って冗談で言われますけど、でも、それから余計に可愛がってくれますね。」

 今回の『恵比寿』は、盗んだものではなく、何曲か真田のために書き下ろした中から、真田自身がそれらを聴いて「これが欲しいです」と自ら選んだ1曲だ。

 「実際、歌ってみると『酔いのブルース』よりも難しかったですね。リズムを意識しなければいけないし、かと言って、タテ(リズム)ばっかり意識しすぎると、ストーリーが入ってこないとか…、考えることがすごく多くて。すごく勉強させていただいた曲です。」

■ カップリング曲 〜 曲調も歌い方も、全く違う3曲 〜

 西口盤のカップリング曲『昔に…誘われて』は、タイトル曲の『恵比寿』とは全く違い、メジャーキーで、せつなくなるメロとサウンドの爽やかなポップスだ。東日本大震災を思い出させるような歌詞ということもあり、歌い方も『恵比寿』とは全く違い、やさしくて素直、明るい言葉の響きが、より切なく感じさせる楽曲だ。

 「東日本大震災のあとに師匠が書かれていた歌詞で、ボクのデビューのきっかけも東日本大震災だっていうことを師匠が知っていてくださっていたので、"歌うんだったらナオキだな"って言っていただいた曲です。自分でも、歌っていてもホロッときてしまう曲です。これをきっかけに被災地にも出向いていきたいなと思います。」

 一方、東口盤のカップリング曲『我が身恨んで』は、またガラッと変わって、3連のマイナー調、『ざんげの値打ちもない』とか『圭子の夢は夜ひらく』のような重い雰囲気の曲で、また、歌い方も違って聴こえる。真田のハスキーボイスが、より切なく響く。

 「"後悔、後悔、後悔…"って歌なんですけど、でも、最終的に"自分を恨んで前に進んで行く"っていうイメージで、"迷惑かけたぶん、これから頑張るんだ!"っていう自分への応援歌みたいな感じの曲だと思っています。」
 「今、キャンペーンで歌っていると、この曲は、年配の方々が男女を問わず涙して聴いてくださるんです。きっと、それぞれ苦労や後悔をたくさんされていらっしゃいますから、そういうところに響くのかな…って思います。」

 しかし、当初、「まだ自分には早いんじゃないかな?」という迷いもあったと言う。「人生の歌ですから…、今、この20代のボクが歌って伝わるのかな…って」。そう感じてしまうところにも、真田の感性と謙虚さが見える。『ざんげの値打ちもない』も『圭子の夢は夜ひらく』も、歌ったのは、北原ミレイが22歳、藤圭子が19歳と、ともにハタチ前後のころだ。

 「でも、実は、今回の3曲の中で、歌ってみたら、一番すっと歌えたのがこの楽曲なんです。自分が心を込めて、ストーリーが伝わるように、語るように歌えば良いのかなって思いました。」

 今回の3曲は、曲調も全く違うし、全く別人のように歌い方も違っていて、いろんな真田ナオキが見られる。

 「全く違った3曲になったのは良かったかなと思っています。でも、今回、3曲とも難しくって…。師匠に"バカヤロ〜、ヘタくそ〜"って言われながらレコーディングさせて頂いた3曲ですけど、一生懸命歌いましたので、たくさんの方々に楽しんでもらえたらいいかなって思っています。」

■ 東日本大震災が歌手になるきっかけ 〜「血が出るまでやりました…」〜

 真田は、小さい頃から歌手を目指していたわけではない。小中学校の頃は、日本代表選抜メンバーで世界大会に行くほど野球に熱中していたし、音楽に関しては、聴くCDやMDを1枚も持っていないのに、貯めたお年玉でコンポを買い、たまたまレコード店で試聴して気に入ったのがモーツアルトのCDだった…というくらいだった。
 中学卒業後、実家の水道屋で働くことになるが、その前に、約2年弱、広島でひとり暮らしをしながら、建設現場で働いていたことがある。

 「中学を卒業して仕事を始めるってことになって、勉強のために広島に行きました。ひとりになった方が、男としても大きくなれるかなっていうのもあって…。でも、ホントは、遊びのつもりで旅行で広島に行ったんですけど、遊びすぎて帰るお金がなくなってしまって、それで、住み込みで働かせてくださいって、置き場みたいなところを探して頼んでまわったんです…1週間くらい野宿しながら(笑)。」

 今時の若者には珍しい、大変な行動力だ。しかも、それから2年弱も続けたことも驚きだ。

 「もともと、一人旅とか、ひとりでブラッとどっか行ったりするのが好きだったんです。小中学生のころから、自転車で新潟に行ったりもしてました。そんなつもりで広島に行ったんですけどね。」

 広島から戻り、実家の水道屋を手伝っていた頃、東日本大震災が起こり、結果的に、そのことが、真田を歌手の道に進ませることとなる。

 「テレビで、当時、小学生くらいの臼澤みさきさんが被災地の民謡クラブで歌っているのを見て、涙が止まらなくなって…、何もできない自分が悔しくって…。あんなちっちゃい子が、歌ひとつで、勇気や元気を与えてるんだなって思って、それまでは、全く考えていなかった歌の道に進みたいという気持ちが芽生えたんです。」
 「当時、さいたまスーパーアリーナとか、地元の埼玉が被災された皆様の避難所になっていて、通勤とかで京浜東北線に乗ると、被災された方々も乗っていらっしゃって…、顔にはドロがついていたりしても笑顔で過ごされているのを見て、涙が止まらなくて…。」

 歌手になろうと決心した真田は、臼沢みさきが民謡を歌っていたことから、まず、民謡の先生のところに習いに行くが、「歌は才能がないから三味線をやりなさい」と言われてしまう。そこで、今度は、また違う歌の先生のところに通い始めるが、そこでも「才能がない」と言われる。

 「もう、悔しくて、悔しくて…。スポーツとかは、どちらかと言えばできた方なので、あんなに才能ないって言われたのが初めてで…。」
 「それで、いろんな人に、どうしたらなれるかを聞いているうちに、歌がただ単にうまいだけじゃなくて、個性が必要だってことに気がついたんです。たとえば、ラジオから聞こえてきた時に"あの人の声だ"ってわかるような声があったら、いけるんじゃないかって思って。"じゃあ、声をつぶしてやろう"って考えたんです。」

 それまでは、とても細い声だったようだ。村田英雄が、海辺で歌って潮風で声を作ったという話を耳にし、「よし!それをやろう!」と思い、カラオケボックスで何時間も叫んだり、週末は湘南まで行って何時間も叫んでいたそうだ。とはいえ、ひどいカゼをひいて全く声が出なくなっても、そのうち自然と治るように、人間のノドは、そう簡単にはツブれたりはしないものだ。

 「血が出るまでやりました。はじめは、ちょっとツブしたくらいじゃ戻っちゃうんで、これはトコトンやらなきゃって思いましたね。痛かったですし、つらかったです。お水でも染みるし、塩っぽいもの食べたら激痛ですし、毎朝、血痰が出るし。でも、血が出ても叫ぶんです。痛くなったら、また叫ぶ、声が出なくなっても、また叫ぶ、それをずーっと続けると血が出るんです。」

 並大抵の覚悟では出来ることではないし、続ける根性と忍耐力も必要だ。それほどまでの歌手への思いがあったということだ。

 「あとは"ノドに悪い"って聞くと、なんでもやりました。唐辛子を食べたりとか、日本酒でうがいしたりとか…。でも、今、もう1回やれって言われたら、絶対にやりたくないですね。」

 その努力が真田ナオキの個性的で魅力的な、唯一無二の声を作った。

 「真田ナオキの声として皆様に覚えていただけて、可愛がってもらえるならって、そういう思いひとつでやっていましたね。でも、今、思うと運がよかったと思います。ポリープとかできなくて。運が良かったと思います。」
 「"真田ナオキみたいな声の人は他にいないですからね"って、そう言っていただけるのが、ホント嬉しくって。」

■師匠・吉幾三との出会い 〜 明日から人形町に住め!〜

 もともと歌手を目指していたわけではなかったので、最初、吉幾三のことはあまり知らなかった。吉幾三と言えば、なんとなく耳にしていた『おら東京さいぐだ』と、「♪住みなれた〜」で有名な新日本ハウスのテレビCM曲『Dream』、そして「ワークマンの人」という認識で、「当時は、ちゃんとした歌手だと思っていなかったですね」と笑う。
 だが、広島時代に、運命的な出会いもあった。

 「15歳の時に、親元を離れて広島で暮らし始めて、初めての一人暮らしで不安な時に、吉幾三の『酔歌』を志村けんさんが歌っている映像を、たまたまテレビで見たことがあるんです。「♪ヤ〜レンソ〜ランヨ〜」って真剣に歌っている志村けんさんにも驚いたんですけど、それを聴いた時に、なぜだか涙が止まらなかったんです。当時は、演歌も聴いたことがなくて、誰の曲かもわからなかったんですけど。」

 その後、その歌で涙した思い出の曲が吉幾三の曲だと知ることとなる。運命的に出会った思い出の曲『酔歌』は、自らの強い希望で、ファーストアルバムに収録されている。

 「デビューした後に、"実は『酔歌』が思い出の曲なんです"って師匠に言ったら、師匠が"じゃあ一緒に歌おう!"って言ってくれて、オフの時に一緒に歌ってくれたことがあるんです。その時は、もう涙がとまらなかったです…。」

 そもそも、吉幾三とは、どうして出会ったのだろう…?

 「お世話になっていた方が、たまたま吉さんと知り合いで、"今度、吉幾三と食事するからおいで"って誘われたのがきっかけです。その時、"いろいろ歌の勉強してるんです"って言ったら、"じゃあ、声聴いてやるよ"って言われて、結構、師匠も酔っ払ってたんですけど、スナックに移動して、師匠の『哀のブルース』という曲を歌わせて頂いたんです。」

 「そしたら、1番を聴いて、"お前、いい声してんな〜!"って言っていただけて、"よしよし、マイクかせ!"って言われて、2番からは師匠が歌ってました(笑)。マイク持つと離さないんで(笑)。」

 「その時、"お前、おもしろい声してるから俺の弟子になれ!明日から人形町に住め!俺の運転手やれ!"って言ってくださったんです。でも、師匠もベロベロだったんで"きっと覚えていないんだろうな?"って思ってたら、翌日、電話をくださって"俺ちょっと言いすぎたから、人形町には住まなくていいけど、弟子にはなれよ"って言ってくださったんです。」

 まさに、文字通り血を吐くような努力をしていたからこそ巡り合えた、必然の「出会い」なのかもしれない。

 「デビュー前も、デビューしてからの3年間も、人の出会いにずっと助けられて、支えていただいているって感じてます。とくに、デビュー前は、何度も挫折してあきらめそうになったんですけど、そんな時には、必ず背中を押してくれる人が現れて、自分自身、すごくついていたと思っています。頑張って早く有名になって、たくさんの人に恩返しがしたいですね。」

 師匠の曲の中では、「コミカルで泣ける」とファンからも根強い人気の『と・も・子…』がとくに好きだと言う。

 「大好きですね!師匠の音楽に対する姿勢が一番出ている曲だと思います。"あの内容の詞から、このメロディーになって、そういう歌になるのか!"っていうような構成の仕方だったりとか、とにかく、師匠の全てを表している1曲だと思うんです。」

 「師匠はステージで、悲しい歌の前って、必ず大笑いする話をするんです。で、面白い歌の前って、必ずしんみりする話をするんです。真逆を持ってくる方なんです。"人間は、感情が泣いたところから笑いにいくと、すごく感動するし心が揺れ動かされるから、そういうことを心がけて考えて歌いなさい、話しなさい"って、師匠からもよく言われます。『と・も・子…』は、それを1曲の中でやってるんですよね。歌の最初の方で笑ったかと思ったら、最後は、涙流してる人がいたりとかして、"ああ〜これぞ吉幾三だな"って思える曲ですね。」

■ カバーも、踊りも、芝居も 〜「あそこまでやらさせてくださることに感動を覚えました…」〜

 真田ナオキを有名にしたカバー曲のひとつに、矢吹健の『あなたのブルース』がある。真田のハスキーボイスが実によくはまった曲で、オリジナルの矢吹健に負けない説得力がある。最初は、2017年にテレビ番組、NHK『新BS日本のうた』(2017/06/08 広島県廿日市市収録回)で歌ったことがきっかけで、その後、2018年発売のファースト・アルバムにも収録している。

 「一番はじめは『新BS日本のうた』の広島での収録で歌わさせていただいたことがきっかけです。その収録の時は、最初に自分の歌を歌って、そのあと、カバーでこの曲を歌ったんです。自分の曲を歌った時の客席の反応は、"誰このコ?"って感じで拍手もパラパラって感じだったんですけど、『あなたのブルース』を歌ったあとの拍手がすごくって、初めての感覚でした。その会場での反応もそうですけど、そのあと、"テレビで『あなたのブルース』を聴いてファンになった"って人がすごく多くて、この曲を聴いてファンになったって声が一番多いカバー曲なので、本当に特別な1曲です。自分でも、この歌を歌い継いでいきたいって思う曲ですね。」

 テレビ番組では、そういうカバー曲を歌わなければならないだけでなく、グループサウンズの曲で踊らされたり、「演歌男子」という括りで運動会の企画に出たり、芝居やコントもやらされたりと、おそらく、これまで想像もしていなかったことをやらなければならない場面も少なくない。

 「これも『新BS日本のうた』ですが、『黒田節』で槍を持って舞踊を踊った時が一番印象的でした(2019/01/24 鹿児島県伊佐市収録回)。本格的な舞踊に挑戦させてもらえるんだって思いました。もちろん、本当にやられている方から見れば、基礎の基礎なんでしょうけど、全くの素人のボクたちに、袴も小道具も全部用意してくださって、あそこまでやらさせてくださることに感動を覚えました。」

 「それをやるにあたって、衣装さんも、美術さんもそうですし、脚本も、演出も、スタッフのみなさんが考えて用意してくださっているので、"中途半端にはできないな"って思いますね。何やるにしてもそう思ってます。やるからにはトコトンやらせてくれるという番組や企画がほとんどなので、ありがたいですね。それだったら、ボクらも一生懸命やらないといけないなって気持ちでやっています。」

 「コントみたいな芝居の若様役で、毒を盛られる役をやったこともあるんですけど、その時、始めて袴を履いたんです。芝居も初めてだったので、セリフの覚え方をまちがえてしまって…。自分のセリフは覚えたんですけど、相手のセリフを覚えていなかったので、どこで言ったらいいかわからないってことに当日気づいて…、覚えました(笑)。"読み合わせ"っていうのはそういうことなんだなって、その時わかりましたね。いちから勉強です。」

 「その時、共演してくださった"丘みどり"さんなんかも、大先輩なのに、本番前に"いいよ〜読み合わせ付き合うよ〜"とか言ってくださって、そういう番組の企画には、いろんな先輩方と仲良くなれるきっかけを作ってもらえてます。"五木ひろし"さんとも殺陣をさせてもらったことがあって、そのあと"あの殺陣はな…"って色々教えてくれるんです。話すのも恐れ多いような先輩方とも話すきっかけを作っていただけるので、本当にありがたいですね。」

■ デビューから3年 〜「いつか恩返ししたいって思います…」〜

 デビューして3年になるが、そんな毎日が充実していると言う。

 「今、幸せですね。毎日、歌えるし、毎日、新しいことが経験できる、毎日、いろんな部分で課題が見つかることも楽しいですね。それに、新しい笑顔に出会えることもワクワクします。」

 1年ほど前からは、師匠を目指してギターを弾き始めていて、将来的には、まさに師匠のように作詞作曲もしてみたいと考えている。

 「夢は、やっぱり紅白に出て、そのあとに、キャンペーンにまわりたいですね。忙しくなってもいいから、恩返しのキャンペーンにまわりたいって、スタッフにもずっと言ってるんです。これまで、スナックのママさんやマスター、お客様がずっと応援して支えてくださって、それでテレビにも出させていただいて、全てはそこからなので、その原点に立ち返って、いつか恩返ししたいって思います。」

 そして、目標は「自分のカラーの入った吉幾三」だと言う真田は、本当に師匠を尊敬し、慕っている。

 「この前も、"今、いろいろ大変なこともたくさんあるけど頑張りなさい"って話を、涙を流しながらボクにしてくださって、それを聞くと、師匠もいろいろとご苦労されたんだなって感じます。ボクも涙を流して聞いていました。もちろん、師匠は自分のことは言わないんですけど、師匠のお母さまからとか周りの方々から聞いていたので…。」

 「これまで、僕らのために涙を流してくださる方っていなかったので、しかも、あれだけの大スターの方ですから、ありえないなって思って…。師匠には、"歌手である前に人間だからな。だから現場に出たら、犬でも猫でも頭を下げなさい。感謝を忘れずに!俺が教えるのはそれだけだ!"っていつも言われるんです。」

 「そういうお人柄にも惚れていて、ああいう人間性に憧れています。だから、歌手というよりは、まず"できた人間"になって、そしたら、自ずと、素晴らしい心の通った、血の通った歌が歌えるんじゃないかなって思うんです。それが目標かもしれないです。」

 多くの人は、「そこにあるもの」しか見えていないが、真田ナオキは、本当に大事な「そこにないもの」が見えている。純粋で、真面目で、丁寧で、やさしく、根性があり、涙もろく、出会いに感謝する…、真田ナオキは、テレビで見ているままのさわやかな本当の好青年だ。真田の言葉からは、師匠への一方的な思いだけではなく、師匠・吉幾三の真田への愛情も感じられる。

 「普段は、師匠とか先生って呼ばせて頂いているんですが、先生は、"たまには、みんながいないトコでは、パパって呼べよな"って言ってました(爆笑)。」

 (取材日:2019年12月13日 / 取材・文:西山 寧)

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真田ナオキ 歌詞一覧

MUSIC GUIDE「注目歌手カタログ」真田ナオキ

テイチク 真田ナオキ
真田ナオキ オフィシャルサイト

真田ナオキ / 恵比寿
真田ナオキ「酔いのブルース」

キャンペーン情報

1月09日(木) 埼玉・ワカバウォーク①12:00 / ②14:00
1月10日(金) 埼玉・丸広百貨店入間店 さくら草ホール①13:30 / ②15:30
1月12日(日) 埼玉・イオン南越谷店①13:30 / ②15:30
1月13日(月・祝)茨城・笠間ショッピングセンター ポレポレシティ ①13:00 / ②16:30
1月21日(火) 埼玉・蕨 ミヤコ(詳細は後日発表)12:00
1月21日(火) 東京・赤羽 美声堂(詳細は後日発表)15:00
1月22日(水) 東京・町田 鈴木楽器(詳細は後日発表)12:00
1月23日(木) 東京・浅草 ヨーロー堂(詳細は後日発表)13:00
1月23日(木) 東京・東十条 ミュージックショップ・ダン(詳細は後日発表)17:00
1月24日(金) 東京・錦糸町 セキネ楽器(詳細は後日発表)12:00
1月24日(金) 東京・亀戸 天盛堂(詳細は後日発表)14:30
1月24日(金) 東京・小岩 音曲堂(詳細は後日発表)17:00
1月25日(土) 埼玉・丸広百貨店入間店 さくら草ホール(詳細は後日発表)①15:00 / ②17:00
2月22日(土) 愛知・パレマルシェ西春(詳細は後日発表)12:00
2月22日(土) 愛知・大府 サニーレコード(詳細は後日発表)15:30
2月24日(月・祝)三重・サウンドイン松岡(詳細は後日発表)11:00
2月24日(月・祝)愛知・JOYSOUND金山店(詳細は後日発表)15:00

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読者プレゼント

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シングル ディスコグラフィー


真田ナオキ「れい子」 Short Ver.

真田ナオキ「別れの夜明け」 Short Ver.

真田ナオキ「酔いのブルース」

真田ナオキ / 恵比寿(full.ver)