スティーヴ・ヴァイ、今は亡きシンガーと 30年前に録音していた秘蔵アルバム「ヴァイ / ガッシュ」が 2023年1月25日発売! ヴァン・ヘイレンを彷彿とさせるような ストレートなアメリカン・ハード・ポップ! 心地よく歌うギター! -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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スティーヴ・ヴァイ、今は亡きシンガーと 30年前に録音していた秘蔵アルバム「ヴァイ / ガッシュ」が 2023年1月25日発売! ヴァン・ヘイレンを彷彿とさせるような ストレートなアメリカン・ハード・ポップ! 心地よく歌うギター!

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STEVE VAI presents: “VAI / GASH”

スティーヴ・ヴァイ

Album『 ヴァイ / ガッシュ 』


★「奇才」と呼ばれる スゴ腕のロック・ギタリストでソング・ライター!
★ フランク・ザッパ、デイヴィッド・リー・ロス・バンド、ホワイトスネイクで活躍!
★ 今は亡きシンガーと 30年前に録音していた秘蔵音源がリリース!
★ ヴァン・ヘイレンを彷彿とさせるような ストレートなアメリカン・ハード・ポップ!
★ ポップでメロディアスな楽曲に、パワフルなボーカル!
★ リフもソロも歌う! ドライブ感あふれる心地よいフレーズ満載!


スティーヴ・ヴァイと言えば、ヴァン・ヘイレンのヴォーカルだった デヴィッド・リー・ロス のヒット曲『まるっきりパラダイス』(Just Like Paradise、1988年、アルバム「Skyscraper」収録)での圧倒的な聴かせるギターでも知られる。
 
「ギター・イリュージョン」と呼ぶにふさわしいその革新的で変幻自在のプレイスキルと、独創性溢れるソングライティングで、40年近くにわたり「奇才ギタリスト No.1」の地位を独占してきたロック・ギタリストの最高峰 スティーヴ・ヴァイ。テクニックだけでなく、ポップでメロディアス、ドライブ感あふれる心地よいフレーズを聴かせてくれる。

Photo : Larry DiMarzio

80年代初頭にフランク・ザッパ・バンドに加入して以来、アルカトラス、デイヴィッド・リー・ロス・バンド、ホワイトスネイクといったスーパー・バンドのギタリストとして活躍し、90年代に入りソロ活動に専念してからは、グラミー賞3度の受賞に加え9度もノミネートされるなど、ギタリストとして破格の成功を収めてきた。
  
2012年のアルバム『ザ・ストーリー・オブ・ライト』発表以降は、多くの時間をツアーに費やしており、日本へは13年と14年に単独ツアー、17年と19年はヴァイが主宰するスーパー・ギタリスト5人によるライヴ・イヴェント“ジェネレーション・アックス”と計4度の来日公演を行なってきた。
 
2022年1月26日には、スタジオ作品としては 6年ぶり、純粋な書き下ろし作品としては実に 10年ぶりとなるオルジナル・アルバム『インヴァイオレット』(Inviolate) がリリース。
 
そして、2023年1月25日には、スティーヴ・ヴァイが、今は亡きシンガー、ジョニー・“ガッシュ”・ソンブロットと 30年前の1991年に録音していた 未発表アルバム『ヴァイ / ガッシュ』が発売となる。

収録曲は、いずれも、たとえば ヴァン・ヘイレンを彷彿とさせるような、ゴキゲンで、ドライブ感あふれる アメリカン・ハード・ポップ。ポップでメロディアスな楽曲に、パワフルなボーカル、そして、リフもソロも歌っている心地よいギターの音色が印象的だ。

Sony Music Labels Inc.

バイク愛好家でもあるスティーヴ・ヴァイが、ハーレーダヴィッドソンを乗り回していた1990年頃、自身がバイカー・カルチャーに夢中だった10代の頃に聴きたかったタイプのストレートなロックを吐き出したいという衝動に駆られていた。
 
そんな時、共通の友人を介してジョニー・”ガッシュ“・ソンブロットと出会う。

ジョニー・”ガッシュ“・ソンブロット
Sony Music Labels Inc.

ガッシュは、かつて全身の 60%以上の火傷を負う大事故に遭い、耳は一部欠け、首、腕、脚、胸全体に何層もの皮膚移植の痕が残っていた。その見てくれでハーレーに乗っていた彼は、タフで威圧感のある、態度の悪辣なバイカーだと安易に思われがちだったが、実際に彼に触れた人は誰もがそのチャーミングで温かな人柄やカリスマ性に惹きつけられていたたという。
 
ヴァイは次のように語る。
 
「ジョニーはあらゆる年齢、肌の色、身体の大きさ、政治的または性的な指向の最も意外な人々とすぐに意気投合していた。彼はうわべだけの人間ではなく、人を先入観で判断したことがなかった。たくさんの傷痕の下には、大胆かつ恐れを知らない温かい心があった。それはあいつの人懐こい、大きく穏やかな青い瞳に現れていた。…俺の中の何かが、彼をスタジオに呼んで俺が作ったバイカー風の曲を彼がどう歌うのか見てみたいという気持ちにさせた。ヤツの口から出てきた声はまったく想定外のものだった。自信に満ち、確かで、恐れを知らず、それでいて屈託のない目的意識があった。これこそが、これらのぶっ飛んだロック・トラックをバックに響いてほしいと俺が思っていた声だったんだ。度肝を抜かれたよ。」
 
「“イン・ザ・ウィンド” はジョニーと最初にレコーディングした曲だ。ハーレーに乗っていたときに俺たちが感じた、オープン・ロードの自由なスピリットを捉えている。風を切って走っている時に自分の中に感じるそういったパワーの高揚感を表したトラックなんだ。このアルバムは1991年、おそらく2週間くらいの間に、ちょっとした意識の流れの中で書いてレコーディングしたものだ。友だちとハーレーダビッドソンのバイクに乗りながら聴けるようなタイプの音楽が欲しいという自分の願望への答えとしてね。ティーンエイジャーだった70年代に自分が楽しんだ類のロック・ミュージックを彷彿させる曲だね。」  
 
ちょうどその頃、ヴァイは、アルバム『セックス・アンド・レリジョン』(1993)の制作にも取り掛かろうとしていたため(その作品にガッシュはバッキング・ヴォーカルで参加している)、ゆくゆくは別のプロジェクト用に、彼とレコーディングしてあった(今回収録される)8曲の他にもレコーディングできればと考えていた。

1990年代 初頭のヴァイ
Sony Music Labels Inc.

しかし、それは不可能となってしまう。1998年9月7日、ヴァイの父親が亡くなった 2日後に、彼はバイク事故で他界してしまったからだ。
 
30年の月日が流れた今、スティーヴ・ヴァイはようやくこのマスターを世界に公開する。
 
「ジョニーは絶対、誰もが知っておきたかった最高に素晴らしいロック・シンガーになっただろう。でもヤツは逝ってしまった。意気消沈した俺はプロジェクト全体を棚上げにして、この30年間、少なくとも年に1回、特に彼の命日辺りにはこれを聴いていた。ところが最近になって、何かに強く心を動かされた俺は、今これを出したいという気になったんだ。みなさんがジョニーを知る機会があったら良かったのにと思う。俺たちがみんなそうだったように、みなさんも彼を大好きになっただろうと思う。今のあいつは“風の中にいる(In The Wind)”けれど。」  

ヴァイとガッシュ
Sony Music Labels Inc.

こうして、今回、30年の時を経て、予想外の秘蔵音源が公開されることとなった。



Steve Vai – In The Wind (Official Music Video)

Steve Vai – Busted (Vai/Gash)



リリース 情報


Sony Music Labels Inc.

STEVE VAI presents : “VAI / GASH”
スティーヴ・ヴァイ 「ヴァイ / ガッシュ」

アルバム CD(Blu-spec CD2) / Digital
2023年1月25日 日本先行発売(輸入盤、デジタル配信は 27日)
SICX-30162
¥2,500
Sony Music Japan International

※ヴァイ執筆 ライナーノーツ対訳付

<収録曲>
1 In The Wind / イン・ザ・ウィンド
2 Busted / バステッド
3 Let’s Jam / レッツ・ジャム
4 Woman fever / ウーマン・フィーヴァー
5 She Saved My Life Tonight / シー・セイヴド・マイ・ライフ・トゥナイト
6 Danger Zone / デンジャー・ゾーン
7 New Generation / ニュー・ジェネレーション
8 Flowers Of Fire / フラワーズ・オブ・ファイア

All Songs written by Steve Vai except “New Generation” written by Steve Vai and Nikki Sixx.
Produced by Steve Vai / Mixed by Mike Fraser.


スティーヴ・ヴァイ ソニーミュージック


スティーヴ・ヴァイ オフィシャルサイト

スティーヴ・ヴァイ YouTube


スティーヴ・ヴァイ「インヴァイオレット」MUSIC GUIDE




Steve Vai – Teeth of the Hydra (Official Music Video)

David Lee Roth 「Just Like Paradise」(Skyscraper 収録) Guitar: Steve Vai