The Manhattan Transfer ”Fifty”
マンハッタン・トランスファー
New Album『 フィフティ 』
★ グラミー賞に 20回ノミネート、10回受賞のレジェンド・ボーカル・グループ!
★ 洗練された極上のハーモニーで大人気!
★ 結成50周年を記念した新作アルバム!
★ 全編、オーケストラとレコーディング!
★ ヒット曲のセルフカバーに、新作カバーも収録!
★ 上品で、ゴージャスな、心地よいアルバム!
グラミー賞に 20回 ノミネートされ、10回のグラミー賞を受賞、ボーカル・グループの殿堂入りも果たしている 男女4人組ボーカル・グループ「マンハッタン・トランスファー」(The Manhattan Transfer)。
ニューヨークのタクシー運転手をしていた ティム・ハウザー(Tim Hauser)を中心として、1969年に結成され、1975年に、アルバム「ザ・マンハッタン・トランスファー」(The Manhattan Transfer)、シングル「Operator」で、アトランティックからデビュー。グループ名は、ドス・パソスの小説「マンハッタン乗換駅」(マンハッタン・トランスファー)に因んで命名された。
その比類なき卓越したハーモニーで、「Operator」「Tuxedo Junction」「The Boy From New York City」「Twilight Zone / Twilight Tone」「Birdland」「Route 66」「American Pop」など、ポップスやジャズのヒット曲多数。
1979年にリリースされた、ジェイ・グレイドンのプロデュースによるアルバム「エクステンションズ」(Extensions)に収録されたウェーザー・リポートのカバー「Birdland」で、グラミー賞の「最優秀ジャズ・フュージョン・ボーカル賞」と「ボーカル編曲賞」を受賞し注目を集めた。また、同アルバムから、ディスコ/ロック調の「Twilight Zone / Twilight Tone」もヒット。日本でも「マントラ」と呼ばれ人気となった。
その後も 1980年代に発表したアルバム「モダン・パラダイス」(Mecca for Moderns)、「アメリカン・ポップ」(Bodies and Souls)などでも グラミー賞を受賞し、名実ともに世界一のヴォーカル・グループとなった。
1985年のアルバム「ヴォーカリーズ」(Vocalese)では、グラミー賞に 12部門ノミネート、当時、マイケル・ジャクソン「スリラー」(Thriller)に次ぐ 1年間で最もノミネートされたアルバムとなった。1998年には、「ボーカル・グループの殿堂」(Vocal Group Hall of Fame)入り。
2014年10月16日に、グループの創設者でありリーダーだった ティム・ハウザーが 72歳で亡くなり、アカペラ・グループの m-pact で活躍していた実力派トリスト・カーレスが加入している。
現在のメンバーは、アラン・ポール(Alan Paul)、ジャニス・シーゲル(Janis Siegel)、シェリル・ベンティーン(Cheryl Bentyne)、トリスト・カーレス(Trist Curless)。
そして、今年、2022年11月2日に、結成 50周年を記念した 新作アルバム「フィフティ」(Fifty)の 日本盤 CD が、高音質 SHM-CD で 発売される(配信は 2022年9月23日より先行スタートしている)。
新作アルバム「フィフティ」(Fifty)は、ドイツのケルン放送管弦楽団(WDR Funkhausorchester)が参加し、グラミー受賞者の ホルヘ・カランドレッリ 、ヴィンス・メンドーザ らの オーカストラ・アレンジャー、そして、アマンダ・テイラー らの ボーカル・アレンジャーとともにオーケストラ仕様でレコーディングした豪華作品で、マンハッタン・トランスファーのヒット曲や、新作カバーなど 10曲が収録されている。
マンハッタン・トランスファーの代表曲「Chanson D’Amour」「Twilight Zone/Twilight Tone」「The Man Who Sailed Around His Soul」などが新たに編曲された新バージョンで収録されているほか、初レコーディングとなる ジョージ&アイラ・ガーシュウィンの「The Man I Love」、ビーチ・ボーイズのカバー「God Only Knows」なども収録されている。
代表曲のセルフカバーも、たとえば、「Twilight Zone / Twilight Tone」など、ジェイ・グレイドンの有名なツイン・ギターのソロも入っていたりと、アレンジは原曲のイメージのままで、新しいアレンジを楽しめる。
洗練された高度なハーモニーと、オーケストラとの相性は抜群で、上品でゴージャスなアルバムに仕上がっていて、複雑で難しいハーモニーにも関わらず、ポップでシンプルに心地よい。
コロナ禍によるロックダウン中に、複数の地域でレコーディングされた本作は、2020年1月にマンハッタン・トランスファーがケルン放送管弦楽団とケルンでコンサートを行った後にインスピレーションを得て制作された作品。
ティム・ハウザーとともに、グループの共同創設者でもある メンバー の アラン・ポール は、
「グループとシンフォニーとのコラボレーションは、とても爽快で楽しい体験だったので、みんなでレコーディングをしたらたら素晴らしいだろうと思った」
と振り返っている。
しかし、パンデミックによって各国間の往来が停止されると、事態は少し複雑になり、ボーカル・プロデューサーのデイヴ・トーマス(テイク6)の指導のもと、リズム・セクションは米国ニュージャージーとマンハッタンで録音し、交響楽団は西部ドイツ放送のスタジオで各パートを分離して作業するなど、段階的に録音を完成させた。
アルバムの選曲について、アラン・ポール は、
「50年にわたる我々の音楽の重要な変遷を表すような曲を選びたかった。かなり手ごわい仕事だった。僕らが興味を持ったのは、グループの歴史の中で重要な瞬間を表すような曲や、必ずしもヒット曲ではないけれど、僕らが本当に好きな曲を選ぶことだったんだ。また、これはコラボレーションなので、シンフォニーにインスピレーションを与え、うまく機能するような曲を選ぶことも重要な事だった」
と語っている。
その結果、現代音楽界で最も偉大なボーカル・グループの50周年をを称えるにふさわしい、刺激的な作品に仕上がっている。
「私たちの50周年記念とファイナル・ワールド・ツアーを始めるにあたり、皆さんが私たちの音楽の旅にもたらしたすべての喜びに謝意を表したいと思います。お会いできるのを楽しみにしています」
と、メンバーは、これから行う世界ツアーについてコメントしている。
来年、2023年には、来日公演も予定されているとのこと。
尚、CD のブックレットには、共同創設者であるアラン・ポールによるライナーノーツが掲載されており、マンハッタン・トランスファーの比類なき業績について振り返っている。
リリース 情報
The Manhattan Transfer ”Fifty with The WDR Funkhausorchester”
マンハッタン・トランスファー「フィフティ」
アルバム CD(SHM-CD)/ Digital
2022年11月2日 発売(日本盤 CD)(デジタル配信は 2022年9月23日)
UCCO-1239
¥2,860円
Craft Recordings / Concord / UNIVERSAL MUSIC
<収録内容>
01 アグア / Agua
Original version from the 1987 album Brasil
02 ザ・マン・アイ・ラヴ / The Man I Love
Song not previously released by the band
03 パラダイス・ウィズイン / Paradise Within
Original version from the 2018 album The Junction
04 オン・ア・リトル・ストリート・イン・シンガポール / On A Little Street In Singapore
Original version was a single from 1978, from the album Pastiche
05 ザ・マン・フー・セイルド・アラウンド・ヒズ・ソウル / The Man Who Sailed Around His Soul
Original version from the 2018 album The Junction
06 トワイライト・ゾーン/トワイライト・トーン / Twilight Zone / Twilight Tone
Original version was a single from 1980, from the album Extensions
07 ブルース・フォー・ハリー・ボッシュ / Blues For Harry Bosch
Original version from the 2018 album The Junction
08 シャンソン・ダムール / Chanson D’Amour
Original version was a single from 1977, which reached #1 in the UK; from the album Coming Out
09 ホワット・ゴーズ・アラウンド・カムズ・アラウンド / What Goes Around, Comes Around
Original version from the 1991 album The Offbeat of Avenues
10 神のみぞ知る / God Only Knows
The Beach Boys cover. Originally on the 1995 album Tonin’
<マンハッタン・トランスファー>
ジャニス・シーゲル(Janis Siegel)
シェリル・ベンティーン(Cheryl Bentyne)
アラン・ポール(Alan Paul)
トリスト・カーレス(Trist Curless)