セロニアス・モンク 「パロ・アルト ~ザ・ロスト・コンサート」 -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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ニューリリース情報

LIVE ALBUM ! セロニアス・モンク

Thelonious Monk Live Album “Palo Alto (Live)

セロニアス・モンク
『パロ・アルト ~ザ・ロスト・コンサート』


諸事情により、7月31日の発売日が延期となりました。新たな発売日は未定です。
決まり次第、このページでお知らせさせていただきます。(2020/07/25)

日本盤リリース日が、2020年10月7日に決定しました。(2020/09/07)

セロニアス・モンク『パロ・アルト ~ザ・ロスト・コンサート』発売延期のお知らせ


★ ジャズのレジェンド、セロニアス・モンク!
★ 1968年にある高校で行った未発表ライブ音源が発掘!
★ 人種差別に揺れた1968年、一人の高校生の思いに応えた感動のライブ!
★ 1968年10月27日、カリフォルニア州 パロアルトの高校にて録音!
★ チャーリー・ラウズ(ts), ラリー・ゲイルズ(b), ベン・ライリー(ds)!


ジャズ史を語る上で、欠かすことのできない鬼才、セロニアス・モンクの未発表ライブ音源が発掘され、ライブ・アルバム『パル・アルト ~ザ・ロスト・コンサート』としてリリース。
これまでどこにも発表されてこなかった1968年に行われたライブの音源が収録されている。

© Jim Marshall

今もジャズ・ファンから愛される数多くのスタンダード・ナンバーを世に送りだし、当時、黄金期を迎えていたモダン・ジャズの旋風内で、即興ソロにおけるそのユニークなスタイルで注目を集め、人々の心を鷲掴みにしたモンク。

彼のライブ音源は数多くあるが、今回のライブ音源が他と決定的に異なるのは、このライブが、まだ人種差別が色濃かった時代に、音楽の力で人種の垣根を超えることを願った一人の高校生が企画し、カルフォルニア州の普通の高校で行われたという点である。
また、録音も、なんと、その学校の用務員によって行われた。

当時、アーティストとして成熟期を迎えていたモンクが、ライブ・ハウス以外で演奏をすることは珍しく、このライブはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアが暗殺された直後で、人種間緊張が高まっていた時代に起こった奇跡のライブと言える。

本アルバムの音源は、今日に至るまで、このライブの発案者で当時高校生だった、ダニー・シャーの自宅屋根裏で保管されていた。音源を聴いたセロニアス・モンクの息子でありドラマーの T.S.モンクは「この演奏は、今まで聴いたセロニアスのライブ音源の中でも、最高のものだ」、「自分の父親が高校で行われたギグに参加していたなんて、全く知らなかったけれど、確かに彼らはそこにいたんだ。初めてテープを聴いた時、一音目で父の気分がいい時の演奏だということがわかったよ」と語っている。

アルバムには、音楽的にも評価の高い、チャーリー・ラウズ(ts)、ラリー・ゲイルズ(b)、ベン・ライリー(ds) とのカルテットで演奏したモンクの代表曲である「ルビー・マイ・ディア」、「ウェル・ユー・ニードント」「ドント・ブレイム・ミー」「ブルー・モンク」「エピストロフィー」「アイ・ラヴ・ユー・スウィートハート・オブ・オール・マイ・ドリームス」の6曲が収録。


ライブが行われた背景

1968年、公民権運動の立役者であり、黒人解放運動のシンボルでもあったマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が暗殺され、人種間の緊張が高まり、いつどこで何が起きるかわからない不穏な空気が全米を支配していた。
彼の死をきっかけに同人種間でも派閥闘争が生まれ、もはやありとあらゆるコミュニティは分裂の危機を迎えており、カルフォルニア州にある町、パロ・アルトも、この出来事とは無縁ではなかった。
そんな中、モンクの大ファンだった高校生、ダニー・シャーは「自由」を象徴するジャズで再び人々の結束を高めようと、当時、絶大な人気を博していたモンクを高校に呼ぼうと試行錯誤を重ねる。
当初は、モンクが高校でライブをすることを真に受けない人も周囲にはたくさんおり、様々障害が立ちはだかったが、ダニーの思いはモンクへ届き、キング牧師の死から半年後の10月27日、ついにライブは行われ、大成功を収めることとなった。



Don’t Blame Me (Live)


リリース情報

Thelonious Monk ”Palo Alto (Live)”
セロニアス・モンク『パロ・アルト ~ザ・ロスト・コンサート』


CD ライブ アルバム
2020年7月31日発売
UCCV-1180
¥2,860(税込み)
Impulse! / UNIVERSAL MUSIC

1968年10月27日、カリフォルニア州 パロアルトにて録音


パーソネル

セロニアス・モンク (p)
チャーリー・ラウズ (ts)
ラリー・ゲイルズ (b)
ベン・ライリー (ds)


収録曲

M01.  ルビー・マイ・ディア / Ruby, My Dear (6:59)
M02.  ウェル・ユー・ニードント / Well, You Needn’t (13:16)
M03.  ドント・ブレイム・ミー / Don’t Blame Me (6:36)
M04.  ブルー・モンク / Blue Monk (14:02)
M05.  エピストロフィー / Epistrophy(4:25)
M06.  スウィートハート・オブ・オール・マイ・ドリームス
    I Love You Sweetheart of All My Dreams (2:02)


「ドント・ブレイム・ミー」ダウンロード・ストリーミング


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