John Coltrane ジョン・コルトレーン 「ジャイアント・ステップス~ 60thアニヴァーサリー・デラックス・エディション」 -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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ニューリリース情報

再発 CD アルバム! John Coltrane ジョン・コルトレーン

John Coltrane
“GIANT STEPS (60TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)

ジョン・コルトレーン
『ジャイアント・ステップス ~
 60thアニヴァーサリー・デラックス・エディション』


★ 名盤「ジャイアント・ステップス」60周年記念エディション!
★ オリジナルと、オルタネイト・テイクを最新マスタリング!
★ 世界に先駆けて日本先行発売!日本盤のみ 高音質 SHM-CD 仕様!


ジャズ史上最大のカリスマ・ジョン・コルトレーンの名盤「ジャイアント・ステップス」の発売60周年を記念し、オリジナルとオルタネイト・テイクを、最新リマスタリングであらたに編纂した2枚組デラックス・エディション。

ブックレットにはコルトレーンの珍しいフォトやオリジナルのマスターテープなどの貴重なフォトを掲載した24ページの英文解説とその日本語訳が掲載されている。

さらに、日本盤のみ、オリジナル盤に掲載されているジャズ評論家ナット・ヘントフの解説の日本語訳も掲載されている。
海外では、9月発売予定。


リリース情報

John Coltrane / GIANT STEPS (60TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)
「ジャイアント・ステップス~ 60thアニヴァーサリー・デラックス・エディション」


アルバム CD(SHM-CD)2枚組
2020年05月13日発売
WPCR-18311/2
¥3,000+税
ATLANTIC / WARNER MUSIC JAPAN


パーソネル

John Coltrane(tenor sax)
Tommy Flanagan(piano)
Wynton Kelly(piano)
Paul Chambers(bass)
Art Taylor(drums)
Les Humphries(drums)
Jimmy Cobb(drums)

Recorded at Atlantic Studios New York City In 1959.


収録曲

DISC 1
M1. Giant Steps / ジャイアント・ステップス
M2. Cousin Mary / カズン・マリー
M3. Countdown / カウントダウン
M4. Spiral / スパイラル
M5. Syeeda’s Song Flute / シーダズ・ソング・フルート
M6. Naima / ネイマ
M7. Mr. P.C. / ミスター P.C.

DISC 2
M1. Giant Steps (Alternate, Take 1, Incomplete) / ジャイアント・ステップス
                      (オルタネイト、テイク M1 、インコンプリート)
M2. Naima (Alternate Take) / ネイマ(オルタネイト・テイク)
M3. Like Sonny (Alternate Take) / ライク・ソニー(オルタネイト・テイク)
M4. Countdown (Alternate Take) / カウントダウン(オルタネイト・テイク)
M5. Syeeda’s Song Flute (Alternate Take) / シーダズ・ソング・フルート(オルタネイト・テイク)
M6. Cousin Mary (Alternate Take) / カズン・マリー(オルタネイト・テイク)
M7. Giant Steps, Take 5 (Alternate) / ジャイアント・ステップス、テイク 5(オルタネイト)
M8. Giant Steps, Take 6 (Alternate) / ジャイアント・ステップス、テイク 6(オルタネイト)


ジョン・コルトレーン WARNER MUSIC JAPAN


ジョン・コルトレーン プロフィール

1926年9月23日ノース・カロライナ州ハムレット生まれ。1967年7月17日没。
アトランティック在籍時代は59年1月~61年5月までの2年4ヶ月間。

55年にマイルス・デイヴィス・クインテットの一員だったジョン・コルトレーンは、57年に初のソロ作品のレコーディングを開始する。ハーモニーの研究にひたむきに取り組んだコルトレーンの努力は、59年の『ジャイアント・ステップス』で実を結ぶことになり、この画期的な作品は、光のように凄まじい速さでコード・チェンジする奏法から「シート・オブ・サウンド」と評された。

その後も自身のプレイ・スタイルを常に進化させ、61年にはピアニストにマッコイ・タイナー、ベーシストにジミー・ギャリスン、ドラマーにエルヴィン・ジョーンズを迎え、新カルテットを結成し、マイルス・デイヴィスとの音楽活動から学んだアプローチに基づき、おもに旋法的なプレイをした。

以後、グループは自由な発想による実験的/前衛的なジャズを追求し、また同時期にコルトレーンは、よりスピリチュアルな主題に取り組み始め、『至上の愛』や『メディテーション』といった作品を完成させている。67年に早すぎる死を迎えるまでの間は、既成のリズムやコード進行から解放された即興演奏へとその演奏法を転向させる。
そう、あの無秩序とも思えるプレイは高度な意図の上に行われていたのである。
また、人間的にも非常に崇高でスピリチュアルであると同時に、ジャズの常識をくつがえし、卓越したスタイルを築いた偉大なイノベーターでもあった。