ジョーイ・アレキサンダー Joey Alexander
2014年の全米デビュー以来、ダウンビートやジャズ・タイムズ、更にはニューヨーク・タイムズなど、多くのメディア、批評家に賞賛され続けている16歳のジャズ・ピアニスト、ジョーイ・アレキサンダーのメジャー・デビュー・アルバム『ワルナ』の日本盤が2020年2月5日にリリースされることが発表された。それに伴い、先行シングルである「ダウンタイム」が解禁され、また、iTunesではアルバムのプレオーダーがスタート。予約すると「ダウンタイム」がダウンロード可能だ。また、日本盤にはボーナス・トラックとして「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」も収録される。
ジョーイ・アレキサンダーはインドネシアのバリ島出身。2011年にユネスコ大使としてジャカルタを訪れていたハービー・ハンコックに演奏を大絶賛され、その後、2014年にウィントン・マルサリスに誘われて上がったリンカーン・センターのステージで全米デビュー。以来、インディーズ・レーベルから4つのアルバムを発表し、16歳にしてすでに3回のグラミー賞ノミネート経験を持つ。現在はニューヨークを拠点に活動をしている。
アルバム・タイトルにもなった「ワルナ」はインドネシア語で色という意味で、収録されている13曲中、10曲がオリジナル曲。ピアニストとしてだけではなく、作曲家、そして、バンド・リーダーとして、ニューヨークで培った経験と自信に裏付けされた、彼の多彩なテクニックが盛り込まれている。また、本アルバムは彼自身がツアーで様々なところを巡った旅の記録となっており、ジョーイは本アルバムについて「色々なミュージシャンとセッションをするステージの上や、旅先での自分の体験、音楽的な対話から作ったオリジナル作品を共有したかった」と語る。先行シングルとなった「ダウンタイム」はステージから降りて、新しい街を探検するときや、家族や友達と過ごす特別な瞬間のために書き下ろした。
ラリー・グレナディア(ベース)とケンドリック・スコット(ドラムス)という現代ジャズ・シーンのトップ・アーティストがトリオのメンバーとしてサポートし、いくつかの楽曲では、彼らの他にルイシート・キンテーロ(パーカッション)とアン・ドラモンド(フルート)も参加している。ジャズ・ファンは見逃せない、次世代をけん引するフレッシュかつ本格派のピアノ・トリオ作品となっている。
リリース情報
ジョーイ・アレキサンダー『ワルナ(Warna)』
リリース:2020年2月5日
品番:UCCV-1179
価格:2,860円(税込)
ユニバーサル ミュージック