石原詢子
1988年10月21日にシングル「ホレました」で演歌歌手としてデビューし、本日、2022年10月21日、35周年を迎えた石原詢子。演歌のみならず、昨年、2021年リリースの「ただそばにいてくれて」では 古内東子作詞作曲のポップステイストの楽曲を発表し新境地を開拓。
コロナ禍の中で始めた YouTube チャンネルや SNS を通じての発信が話題となる一方、詩吟の家元として古典芸能の普及に力を注ぐなど多様な活動を精力的に行っている。
そして、デビュー記念日の 10月21日には、初となるデジタル・シングル「予感」(作詞:岡田冨美子、作曲:川口 真、編曲:川口 真)が、配信リリースされた。

「予感」は、もともと、1994年のアルバムに収録されていたオリジナル曲で、NHK「サンデー経済スコープ」エンディング・テーマにもなっていた。尾崎紀世彦「さよならをもう一度」、布施明「積木の部屋」、新沼謙治「嫁に来ないか」、由紀さおり「手紙」、弘田三枝子「人形の家」、金井克子「他人の関係」など数々のヒット曲で知られる 川口 真 が作曲した美しいメロディが耳に残る歌謡曲。
今回、28年ぶりに、ボーカルを新録音したシングルバージョンとして配信となった。

「予感」は、アルバム曲でありながら、ファンの間では根強い人気曲で、これまでにも、ライブでのみ歌唱されたり、企画アルバムに収録されるなど、石原詢子にとっても長く愛してきた大切な1曲。
今回、本人の強い想いが実って、ボーカルが新録された「予感」は、やわらかく、抜けの良い石原詢子の声の魅力が感じられる作品となっている。
配信リリースとなった、デビュー35周年 記念日の2022年10月21日には、東京、日本橋のロイヤルパークホテルで、記念のディナーショーが開催された。
オフィシャル ライブ リポート
「石原詢子 デビュー35周年記念ディナーショー 芸道50年 ~ここから繋げる歌の道~」
2022年 10月21日 (金)
ロイヤルパークホテル (東京)

デビュー35周年を迎えた石原詢子が日本橋ロイヤルパークホテルで記念ディナーショーを開催。自身の歌手人生の軌跡を辿る内容で満員の会場を魅了した。
2022年はCBSソニーから歌手デビューしてから35周年、詩吟の家元である父の元で4歳から詩吟を始めてから、50周年を迎える記念の年。
歌手としては「みれん酒」や「ふたり傘」の大ヒットでNHK紅白歌合戦に出場を果たす他、これまでにも数々の音楽賞を受賞、詩吟では亡き父の遺志を受け継ぎ揖水流の家元ととして現在も多くの弟子をもつ。

そんな記念すべき節目の年に開催されたデビュー35周年記念ディナーショー。
普段のコンサートとは違い、自身の芸能人生を辿る構成で開催された今回のショーは、意外にも詩吟の入った「武田節(詩吟「風林火山」入り)」で幕を開け、詩吟入り「ほたるのふる里」、民謡入り「郡上の詩」と伝統芸能をMIXさせた自身のオリジナル曲を披露。


続いて長唄「小鍛冶」では三味線の弾き語りを披露。

前半最後の曲は自身の母への想いを重ね合わせたオリジナル曲「淡墨桜(うすずみざくら)」に自身作詩の詩吟を挿入、演歌と詩吟を見事に融合させ歌い上げた。詩吟、民謡、長唄と石原詢子の持つ日本芸能へのリスペクトが大いに感じられ、聴き入っていた観客からは惜しみない拍手が沸いた。


続いてショーは一転、NHK紅白歌合戦初出場曲「みれん酒」のイントロが流れると、客席は大きな拍手と手拍子に包まれた。師匠である二葉百合子の「関東一本〆」で会場を巻き込み、晴れやかな雰囲気の中、ファンに人気の高いオリジナル曲「桟橋」「夕霧海峡」「女の花舞台」と続き、華やかに観客を魅了した。
着物からドレスに着替え再登場した石原詢子は新曲「予感」を披露。ファンの前では初披露となるこの曲は28年前にアルバム収録され、今回デビュー35周年の記念日である10月21日に配信限定でリリースされた新曲。MCでは「コロナ禍の中、皆さんに寄り添う歌詞になっています」と紹介された。

続いて古内東子作詞作曲「ただそばにいてくれて」に。それぞれの大切な存在への「ありがとう」を伝えるこの曲は、石原詢子の新たなチャレンジとしてリリースされたバラード。この曲で新たにファンになったというファンも多い。会場の観客を見渡し、「ありがとう」という気持ちを歌いながら感情が込み上げてきた石原は涙声に。なんとか歌い切った後、「皆さんの顔を見渡していたら、デビュー以来のいろんなことが蘇って来ました」と涙を拭いながら語った。
約70分に及ぶ35周年記念のショーのラストは、デビュー曲「ホレました」で締めくくられた。
終演後、
「コロナ禍の辛かった気持ちを今日のディナーショーで吹き飛ばすことができるくらい楽しかったです。お越しくださった皆様のぬくもりに包まれながら気持ちよく歌わせて頂き幸せでした。初挑戦の三味線と長唄は60点かな?(笑)長唄は4ヶ月、三味線は2年半というお稽古期間でダブルで初挑戦でした。歌いながら弾くのはやっぱり難しいですが、とても楽しく弾けました」
と語った石原詢子。
来年2023年1月12日、55歳の誕生日にバースデーライブの開催も発表された石原詢子。次の節目である40周年に向け、まだまだ挑戦し続け、これからもたくさんの人に私の歌を届けていきたいと目を輝かせる姿が印象的だった。
ライブ情報(会場観覧・有料生配信)
石原詢子 アコースティックライブ vol.3 〜バースデースペシャル♪〜
開催日時: 2023年 1月12日(木)
1部:オリジナルソング 15:00 開場 / 15:30 開演
2部:Jun’s STORY 18:00 開場 / 18:30 開演
開催会場: 東京・吉祥寺 スターパインズカフェ(武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1F)
チケット: 会場観覧チケット 全席指定 ¥8,000(税込)(ドリンク別)
一般発売: 2022年 11月1日(火)11:00〜
配信形式: イープラス「streaming+」にて ライブ配信/アーカイブ配信
視聴料金: ¥3,000(税込)
視聴期間: 2023年1月18日(水)23:59 まで アーカイブ配信
発売期間: 2022年11月1日(火)10:00 〜 2023年1月18日(水)20:00 まで
配信リリース情報

石原詢子 「予感」
Digital Single
2022年10月21日 配信
Sony Music Labels
M1 予感 (New Vocal Version)
M2 予感(オリジナル・カラオケ)
【ライブメイキング&ダイジェスト映像】
シングル リリース情報

石原詢子 「ただそばにいてくれて」
シングル CD / CASSETTE
2021年 5月19日 発売
CD MHCL-2901 ¥1.300(税込)
CT MHSL-41 ¥1.300(税込)
AC Label / Sony Music Direct
<収録内容>
M1 ただそばにいてくれて (作詞:古内東子、作曲:古内東子、編曲:河野 伸)
M2 ひと粒 (作詞:古内東子、作曲:古内東子、編曲:河野 伸)
M3 ただそばにいてくれて (オリジナル・カラオケ)
M4 ひと粒 (オリジナル・カラオケ)
石原詢子「ただそばにいてくれて」インタビュー MUSIC GUIDE
アルバム リリース情報

石原詢子 「特選演歌・ヒット全曲集」
アルバム CD
2021年11月3日 発売
MHCL-2945
¥3,200
Sony Music Direct
<収録曲>
紅い月
明日坂(詩吟「宝船」入り)
濃尾恋歌
三日月情話
手鏡(「籠の鳥」入り)
あなたと生きる
ひとり酔いたくて
ふたり傘
きずな酒
淡墨桜(詩吟「淡墨桜」入り)
みれん酒
桟橋
夕霧海峡
雨の居酒屋
しあわせの花
ホレました