槇原敬之、復帰後 初の全国ツアーから、7月に行われた 東京国際フォーラム公演の模様が、8月28日(日)18:00 〜 WOWOW で放送/配信! 全曲ノーカットで放送! 2週間アーカイブ配信! 10月31日(月)にリピート放送! -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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槇原敬之、復帰後 初の全国ツアーから、7月に行われた 東京国際フォーラム公演の模様が、8月28日(日)18:00 〜 WOWOW で放送/配信! 全曲ノーカットで放送! 2週間アーカイブ配信! 10月31日(月)にリピート放送!

槇原敬之

自身の楽曲である「どんなときも。」や、 作詞・作曲を手掛けSMAPが歌った「世界に一つだけの花」などミリオンセラーの楽曲を数多く持つシンガー・ソングライターの槇原敬之が活動を再開。
 
その復帰公演として、2022年5月14日から 18会場23公演が開催された全国ツアーから、2022年7月13日東京国際フォーラム ホールAでの模様が、8月28日(日)18:00 〜 WOWOW で放送/配信 される。

アルバム『宜候』の楽曲を中心に、提供曲のセルフカバーなどヒット作が並ぶ、復帰後初の全国ツアーから、東京国際フォーラム公演が、全曲ノーカットで放送される。



番組情報

槇原敬之 Concert Tour 2022 ~宜候~
2022年 8月28日(日)18:00 〜
2022年10月31日(月)17:30 〜 *リピート放送
WOWOW ライブ / WOWOW オンデマンド

収録:2022年7月13日 東京 国際フォーラム ホールA

※ WOWOW オンデマンドは、放送終了~ 2週間アーカイブ配信。
※ WOWOW オンデマンドの無料トライアル対象外番組。

<放送予定曲目>
introduction~東京の蕾~
ハロー!トウキョウ
どんなときも。
悶絶
遠く遠く
特別な夜
東京DAYS
悲しみは悲しみのままで
花水木
Counting Blessing
チキンライス
わさび
なんかおりますの
HOME
虹色の未来
僕が一番欲しかったもの
好きなものに変えるだけ
世界に一つだけの花
宜候
Home Sweet Home
Love & Peace Inside?
君は僕の宝物


番組サイト


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オフィシャル ライブ リポート


 昨年10月に通算23枚目のアルバム『宜候(ようそろ)』をリリースしたシンガー・ソングライターの槇原敬之が、 それを携えたツアー『槇原敬之 Concert Tour 2022 ~宜候~』を開催。 5月14日の東京TACHIKAWA STAGE GARDENを皮切りに、 ファイナル公演となる7月22日の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)までの全23公演を完走した。 そのうちの一つ、 東京国際フォーラム ホールAで行なわれたコンサートの模様がWOWOWにて全曲ノーカットで放送・配信される。 WOWOWオンデマンドでのアーカイブ配信版では、 槇原敬之の歌詞の世界観をより一層楽しんでもらえるよう、 歌詞テロップがライブに合わせて表示される。

 ミニマルなアンビエントミュージックをBGMに、 大石真理恵(Percussion)、 屋敷豪太(Drums)、 遠藤龍弘(Bass)、 秋山浩徳(Guitars)、 毛利泰士(Synthesizer Programmer)、 松本圭司(Piano & Keyboards)、 山本タカシ(Guitars)そしてバンドマスターを務めるTomi Yo(Piano & Keyboards)という、 総勢8名のサポートメンバーを率いてステージに登場した槇原。 まずはアルバム『宜候』の冒頭を飾る、 ケルティックなメロディーが印象的な「introduction ~東京の蕾~」からこの日のライブはスタートした。

 続く「ハロー!トウキョウ」を経て、 自身最大のヒット曲「どんなときも。 」のイントロが鳴り出すと、 オーディエンスは2階席まで総立ちに。 ステージの端から端まで練り歩きながら、 言葉の一つ一つ確かめるよう丁寧に歌う槇原に、 大きなハンドクラップで応えた。

 セットリストは『宜候』を軸としつつも過去のヒット曲やセルフカバーなどを散りばめた、 コアなファンからビギナーまで楽しめる内容。 「遠く遠く」は槇原が1992年にリリースした3枚目のアルバム『君は僕の宝物』収録曲で、 彼が故郷に住む友人に想いをはせた私小説的な内容の歌詞である。 続く「特別な夜」では、 久しぶりに再会した仲間の姿に〈一人で頑張っている気持ちでいたけれど/そうじゃないって気づけた〉と歌い、 “ノスタルジック”をテーマに掲げた「東京DAYS」では、 一人でいることに寂しさを感じつつも、 そんな日々を〈すばらしき毎日〉と結んでいる。 この日のMCで槇原は、 「この曲順に僕の気持ちがぜんぶ詰まっています」と語っていたが、 コロナ禍で帰省もままならず、 会いたい人とも会えない状況が長らく続く、 私たちの「孤独」にそっと寄り添うような楽曲を並べてくれたようだ。
 ライブ中盤では、 今回のツアーで衣装をデザインしたBEAMSのクリエイティブディレクターであり、 槇原の朋友である窪浩志が登場。 シンプルなネイビーのスーツに、 アルバムタイトルにちなんで“出航の紙テープ”をあしらったユニークなステージ衣装への想いを語った。

 コロナ禍で自身の愛犬や、 大事な友人を何人か喪った経験をもとに、 〈あの頃がどんなに幸せだったか/今頃気づく〉、 〈君と同じ名前がついた/悲しみと歩いて行こう〉と綴ったフォークチューン「悲しみは悲しみのままで」や、 〈愛してる人に愛してることを伝えきれないようじゃ/まだまだだめかもしれない〉と歌うミドルバラード「花水木」、 〈失くしたものの代わりに/手に入れたものを数えながら歩こう〉と聞き手に語りかける、 マンドリンをフィーチャーした「Counting Blessing」と続くライブ中盤は思わず涙腺が緩む。 「チキンライス」は言わずと知れた、 ダウンタウン浜田雅功との共同名義による2004年の大ヒット曲。 作詞を担当した松本人志による、 ほろ苦くユーモラスな幼少期の“貧乏エピソード”がまた心を震わせる。

 続く「わさび」は須藤晃による歌詞に、 槇原がメロディーをつけたピアノ曲。 松本圭司のピアノをバックに、 切々と歌い上げてみせると、 会場からは大きな拍手が上がった。 また、 愛犬家で知られる槇原が、 一緒に暮らしている猫の生態にインスピレーションを受けて作曲した「なんかおりますの」は、 松本によるジャジーなアレンジが印象的だ。

 ライブ終盤は、 レインボーカラーの照明に照らされながら“多様性”を歌った「虹色の未来」、 ゴスペルを取り入れた「僕が一番欲しかったもの」と畳みかけ、 SMAPに提供した代表曲「世界に一つだけの花」を経てアルバムタイトル曲「宜候」で本編は終了。 鳴り止まぬアンコールに応え、 「君は僕の宝物」など3曲を演奏しこの日の公演を締めくくった。 WOWOWでは、 この公演の模様を全曲ノーカットでお届けする。
 円熟味を増した、 それでいてフレッシュなパフォーマンスに酔いしれた一夜だった。

(文:黒田隆憲 / 撮影:三浦憲治、永井峰穂(アシスタント))





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