Cheap Trick チープ・トリック
1977年に、アルバム『チープ・トリック』でデビュー。2015年には「ロックの殿堂」入り、現在までに 2,000万枚を超えるレコード・セールス、40以上の世界各国でゴールド&プラチナム・ディスク認定という実績を誇る、リック・ニールセン(g)とトム・ピーターソン(b)ロビン・ザンダー(vo)、バーニー・カルロス(ds)からなる バンド「チープ・トリック」。
デビュー45周年を迎え、4年振りとなる来日公演が、11月に開催される。
そして、来日記念盤として、『ライヴ 1977』が、9月21日発売となることが決定した。
即完売した 2020年レコード・ストア・デイ用のアナログと、デジタルのみで発売されていた45年前のライヴ『Out To Get You! Live 1977』が、日本のみボーナス・トラックを追加した2枚組で世界初CD化が実現。
『at武道館』で大ブレイクする前夜、デビュー直後のチープ・トリックの姿を捉えた、若き日の彼らのハイテンション、ハイエナジーな最高のライヴ・パフォーマンスが最高のクォリティ、臨場感溢れる迫力のサウンドで甦る。
1977年6月3日と4日、LA の「ウィスキー・ア・ゴーゴー」でのライヴより 22曲収録。さらに、ボーナス・トラックが 6曲 追加収録され、日本のみ CD で発売されることが特別に許諾されたもの。
この時点では発表前のセカンド・アルバム『蒼ざめたハイウェイ』、サード・アルバム『天国の罠』に収録されることになる楽曲や、後にライヴで定番化する名曲の数々が、異なる歌詞やアレンジで演奏されているのも聴きどころのひとつとなっている。
ソニーミュージックのマスターテープ倉庫で発見された オリジナル・マスターテープより、グラミー賞受賞のガイ・マッシー(ビートルズ再発、オアシス、レディオヘッド、エド・シーラン他のエンジニア、ミキサー)がリマスター。
当時のドラマーのバーニー・カルロスは、このライヴについてこう語っている。
「1977年の Whisky でのショーは、Cheap Trick がバー・バンドからシアター・クラスへのバンドに変貌を遂げようとする移行期だった。翌年には『at 武道館』が録音され、それがリリースされると、このテープはお蔵入りになってしまったんだが、このテープにはバンドのハングリーな姿が収められている。ここには最初の2枚のレコードに収録されている曲を中心に、2晩のクールな演奏がぎっしり詰まっているんだ。ここに収録されているライヴは全て気に入っている。1977年の僕らのライヴ録音はあまりないからね。とにかく素晴らしいよ!」
<1977年6月のチープ・トリック>
1977年の2月にファースト・アルバム『チープ・トリック』をリリースした彼らはデビュー・アルバムを広めるため絶え間なくツアーを行なっていたが、早くもセカンド・アルバム『蒼ざめたハイウェイ』のためのレコーディングをツアーと並行して4月からスタートしていた。
レコーディングの合間で2週間歌わずにいたロビンの声をその後のツアーのために調整するために、レッド・ツェッペリン、ドアーズ、ジミ・ヘンドリックス、ヴァン・ヘイレン、ガンズ・アンド・ローゼズ他、いくつもの伝説的なバンドがライヴを行なってきたカリフォルニア州ハリウッド、サンセットストリップの伝説のライヴ・ハウスWhisky A-Go-Goにバンド自らショウをブッキング、当初予定していた6月3日(金)、4日(土)の昼夜2公演に加えて、翌5日(日)の夜の公演も追加、3日間で計5回のショーを行なった。
ショーはレコード・プラントの移動式モバイルユニットで録音されていたが一部を除いてその行方がわからなくなっていた。
近年、ソニーミュージックのマスターテープ倉庫からマルチ・テープが発見され、2020年のレコード・ストア・ディ用に企画された『Out To Get You! Live 1977』には6月3日、4日の昼夜2公演、計4公演からのベストテイクが収録された。デビュー・アルバム『チープ・トリック』から8曲、この時点ではまだレコーディング中だったセカンド・アルバム『蒼ざめたハイウェイ』から7曲、1978年に発表されるサード・アルバム『天国の罠』から“High Roller”、“Auf Wiedershehen”の2曲、“Oh Boy”、 “Loser” 、“Can’t Hold On”、“Goodnight”など後のスタジオ・アルバムには収録されなかった曲なども含めて22曲が収録され、今回のCD化に伴い6曲が追加されている。
16chのオリジナル・マスターテープよりガイ・マッシー(Engineer/Mixer: The Beatles, Paul McCartney, Ray Davies, Oasis, Radiohead, Manic Street Preachers, Ed Sheeran etc. ) がリマスターを行ない、臨場感あふれるサウンドを作り上げている。
バーニー・カルロスは、このライヴ盤についてこう語っている。
「新しい曲を披露するのは楽しかった。ここで聴けるヴァージョンは、アレンジがかなり異なっている。中にはレコードとは全く違うアレンジで演奏されている曲や、古い曲の中には短いヴァージョンになっているものもあるし、どのレコードにも収録されていない曲もあるんだ。「Elo Kiddies」はファースト・アルバムに比べるとかなりハードになったと思う。「Loser」や「Oh Boy」のような曲はバー・バンド的だ。「I Want You To Want Me」、「Surrender」、「Dream Police」などがまだなかった、77年6月から届いたタイムカプセルみたいな感じさ。」
来日公演情報
チープ・トリック 2022 ジャパン・ツアー
【東京】
2022/11/24(木) 昭和女子大学 人見記念講堂 18:15開場/19:00開演
2022/11/25(金) 昭和女子大学 人見記念講堂 18:15開場/19:00開演
【仙台】
2022/11/28(月) 仙台サンプラザホール 18:15開場/19:00開演
【名古屋】
2022/11/30(水) 名古屋市公会堂 18:30開場/19:00開演
【大阪】
2022/12/01(木) あましんアルカイックホール 18:15開場/19:00開演
チケット: S席 ¥11,000 / A席 ¥10,000(税込) 発売中
リリース情報
Cheap Trick ”Out To Get You Live 1977″
チープ・トリック「ライヴ 1977」
ライブ CD(2枚組)
2022年9月21日 発売
SICP-6484~5
¥3,000
Sony Music Japan International
<収録曲>
DISC 1
01 Hello There (06/03/1977 – Late Show)/ハロー・ゼア
02 Come On Come On (06/03/1977 – Late Show)/カモン・カモン
03 Oh Candy (06/04/1977 – Late Show)/オー・キャンディ
04 Speak Now or Forever Hold Your Peace (06/03/1977 – Early Show)/スピーク・ナウ・オア・フォーエヴァー・ホールド・ユア・ピース
05 Elo Kiddies (06/03/1977 – Early Show)/エロ・キディーズ
06 Hot Love (06/04/1977 – Early Show)/ホット・ラヴ
07 Southern Girls (06/04/1977 – Early Show)/サザン・ガールズ
08 Cry Cry (06/04/1977 – Early Show)/クライ・クライ
09 Big Eyes (06/04/1977 – Early Show)/ビッグ・アイズ
10 High Roller (06/03/1977 – Early Show)/ハイ・ローラー
11 He’s a Whore (06/03/1977 – Late Show)/ヒーズ・ア・ホア
12 Daddy Should Have Stayed In High School (06/03/1977 – Late Show)/ダディ・シュッド・ハヴ・ステイド・イン・ハイ・スクール
13 Can’t Hold On (06/03/1977 – Early Show)/キャント・ホールド・オン
14 Clock Strikes Ten (06/03/1977 – Late Show)/今夜は帰さない
15 Loser (06/03/1977 – Late Show)/ルーザー
16 Taxman, Mr Thief (06/04/1977 – Late Show)/タックスマン、ミスター・シーフ
DISC 2
17 Ain’t That a Shame (06/04/1977 – Early Show)/エイント・ザット・ア・シェイム
18 Oh Caroline (06/04/1977 – Early Show)/オー・キャロライン
19 Oh Boy (06/04/1977 – Early Show)/オー・ボーイ
20 You’re All Talk (06/04/1977 – Early Show)/ユーアー・オール・トーク
21 Auf Wiedersehen (06/04/1977 – Late Show)/サヨナラ・グッバイ
22 Goodnight (06/04/1977 – Late Show)/グッドナイト
■ Bonus Tracks
23 Down On the Bay (06/03/1977 – Early Show)/ダウン・オン・ザ・ベイ
24 Mrs. Henry (06/04/1977 – Late Show)/ミセス・ヘンリー
25 Violins (06/04/1977 – Late Show)/ヴァイオリンズ
26 The Ballad of T.V. Violence (I’m Not the Only Boy) (06/04/1977 – Early Show)/ザ・バラッド・オブ・TV・ヴァイオレンス
27 You’re All Talk (06/04/1977 – Late Show)/ユーアー・オール・トーク
28 Goodnight (06/04/1977 – Early Show)/グッドナイト