Cocomi
木村拓哉と工藤静香の長女としても知られるフルート奏者、Cocomi(ここみ)のデビューアルバム『de l’amour』が、2022年4月29日に、ニューヨークの名門レーベル「DECCA GOLD」から発売となった。
そして、7月1日には、新進気鋭のチェリストとして注目を集める佐藤晴真と国内外で活躍するピアニスト髙木竜馬 との共演で、Cocomi のデビュー・アルバム『de l’amour』に収録されている「Estrellita」「愛の小径」 のライブ映像が公開された。
映像が収録されたのは、超巨大な4つの作品空間と2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園」チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com(豊洲)。光の彫刻群が無限に広がる「The Infinite Crystal Universe」と題されたインタラクティブなアート空間で収録された。刻々と表情を変える光のアート空間と、3人が奏でる音のコラボレーションを映像が楽しめる。
また、7月8日には、同じく Cocomi の デビュー・アルバム『de l’amour』で共演している 中国のピアニスト、ニュウニュウ(NIU NIU)との「アヴェ・マリア」のパフォーマンス映像も公開された。
映像が撮影されたのは、森ビル デジタルアート ミュージアム : エプソン チームラボボーダレス。複数の季節が同時に存在し、1年間の花々がゆっくりと移り変わっていく「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる / Forest of Flowers and People: Lost, Immersed and Reborn」と題された幻想的なアート空間で収録された。
ニュウニュウ(NIU NIU)は、今回の撮影に対し、
「本当に美しい場所で、別世界の様な雰囲気がこの作品にふさわしいと思いました。Cocomiさんのアルバム・タイトルの『de l’amour』にも合っていると思います。“l’amour”(愛)はこの場所のようにカラフルであるべきですよね」
とコメント。
Cocomi は、
「作品空間が素敵でした。自分が立っているところに花が咲くという発想がとても好きです。魔法の様な体験でした」
とコメントしている。
幼いころから様々な音楽に親しみ、クラシック音楽の面白さ、楽しさをもっとたくさんの人に伝えたいという夢を持っているという Cocomi。
デビューアルバム『de l’amour』はそんなCocomi が、改めて皆様に届けたい大好きな曲と思い入れのある曲をコンセプトに自身で選曲。
マスネ作曲の〈タイスの瞑想曲〉、フォーレの〈シシリエンヌ〉、グノーの〈アヴェ・マリア〉などクラシックの名曲10曲が収録されている。
アルバム『de l’amour』では、その Cocomi の演奏に魅了された錚々たるクラシック界の演奏家達とのコラボレーションが実現。
クラシックからロックまでジャンルを横断して活躍するスター・ヴァイオリニストのデイヴィッド・ギャレットをはじめ、同じくヴァイオリニストのレイ・チェン、ギタリストのミロシュなど、世界で活躍する総勢8名のクラシック界のスター達が参加している。
デビューアルバム発売について Cocomi は
「世界で活躍されている素晴らしい演奏家の方々と共演させていただき、全てが心に残る本当に素敵な経験となりました。クラシック音楽の面白さ、楽しさ、そして美しさを改めて感じていただけたら嬉しいです」
とコメントを寄せている。
アルバムタイトルの『de l’amour』(「ドゥレムール」フランス語)は、日本語では「愛の」という意味で、収録曲のプーランク作曲「愛の小径」の原詩からインスピレーションを受け、Cocomi 自身が付けたもの。
CD リリース情報
Cocomi 「de l’amour」
アルバム CD(初回限定盤 SHM-CD)/ Digital
2022年 4月29日 発売
初回盤 UCCS-9062 ¥3,850
通常盤 UCCS-1317 ¥3,080
DECCA GOLD / UNIVERSAL MUSIC
<収録曲>
1)アヴェ・マリア(J.S.バッハ/グノー)/ニュウニュウ(ピアノ)
Ave Maria (J.S. Bach/Gounod) – Niu Niu (piano)
2)シシリエンヌ(フォーレ)/ミロシュ(ギター)
Sicilienne (Faure) – MILOŠ (guitar)
3)エストレリータ(ポンセ)/佐藤晴真(チェロ)、金子三勇士(ピアノ)
Estrellita (Ponce) – Haruma Sato (cello), Miyuji Kaneko (piano)
4)ヴォカリーズ(ラフマニノフ)/ニュウニュウ(ピアノ)
Vocalise (Rachmaninoff) – Niu Niu (piano)
5)白鳥(サン=サーンス)/ミロシュ(ギター)、真部裕カルテット
Le Cygne (Saint-Saens) – MILOŠ (guitar), Yu Manabe Quartet
6)愛の悲しみ(クライスラー)/アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ)
Liebesleid (Kreisler) – Alexander Gadjiev (piano)
7)愛の喜び(クライスラー)/レイ・チェン(ヴァイオリン)、牛田智大(ピアノ)
Liebesfreud (Kreisler) – Ray Chen (violin), Tomoharu Ushida (piano)
8)夢のあとに(フォーレ)/アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ)
Après un rêve (Faure) – Alexander Gadjiev (piano)
9)愛の小径(プーランク)/佐藤晴真(チェロ)、金子三勇士(ピアノ)
Les chemins de l’amour (Poulenc) – Haruma Sato (cello), Miyuji Kaneko (piano)
10)タイスの瞑想曲(マスネ)/デイヴィッド・ギャレット(ヴァイオリン)、牛田智大(ピアノ)
Méditation de Thaïs(Massenet) – David Garrett (violin), Tomoharu Ushida (piano)
共演アーティスト(五十音順)
アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ) Alexander Gadjiev
2021 年 10 月に行われた第 18 回ショパン国際ピアノコンクールで第 2 位及びクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞し、大きな話題を呼んだピアニスト。
牛田智大(ピアノ) Tomoharu Ushida
第10回浜松国際ピアノコンクールにて、日本人歴代最高第2位、併せてワルシャワ市長賞、聴衆賞を受賞。 2019年出光音楽賞受賞。全国各地で演奏活動を展開する話題のピアニスト。
金子三勇士(ピアノ) Miyuji Kaneko
ハンガリーにルーツを持ち、6歳から単身ハンガリーに渡り数々のコンクール受賞歴のほか、ラジオ番組の司会を務めるなど、マルチな活躍をみせるピアニスト。
佐藤晴真(チェロ) Haruma Sato
1位を出さないことでも有名な、格式高いミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門において日本人として初めて優勝し、一躍世界中で注目を浴びているチェリスト。
デイヴィド・ギャレット(ヴァイオリン) David Garrett
史上最年少13歳で名門 “ドイツ・グラモフォン”からデビューし、世界中でクラシックのチャート録を塗り替えているヴァイオリニスト。
ニュウニュウ(ピアノ) Niu Niu
中国の天才少年ピアニストとして現れ、日本でもTVアニメ『ピアノの森』で、天才中国人ピアニスト=パン・ウェイの演奏を担当したことでも話題となった。
ミロシュ(ギター) Miloš
ニューヨーク・タイムズ紙で「現代の最もエキサイティングで身近なクラシック・ギタリスト」と評された、数多くの受賞歴を誇るギタリスト。
レイ・チェン(ヴァイオリン) Ray Chen
2009年にエリザベート王妃国際音楽コンクールを制して、瞬く間にスターダムを駆け上った若きヴァイオリンの名手。
Cocomi プロフィール
Cocomi(ここみ)フルート
3歳からヴァイオリン、そして11歳にフルートを始める。
ヴラディーミル・アシュケナージ、エマニュエル・パユのマスタークラスを修了。
これまでに、ヤマノジュニアフルートコンクール優秀賞3回、最優秀賞1回並びに特別賞受賞。2019年には、日本奏楽コンクールで最高位を受賞。管楽器部門第1位とともにフランス近代音楽賞受賞。
現在、桐朋学園大学音楽学部 カレッジ・ディプロマ・コースに在学中。フルートをNHK交響楽団首席フルート奏者である神田寛明氏に師事。
2021年1月には、東京フィルハーモニー交響楽団の「ニューイヤーコンサート2021」にソリストとして出演。同年、京都の西本願寺で無観客で収録された「音舞台」への出演も果たす。