辻井伸行、琉球交響楽団、大友直人
沖縄で唯一、プロのオーケストラである琉球交響楽団の結成20周年を記念して、2021年6月、琉球交響楽団にとって初の本土公演「琉球交響楽団《はじめての東京公演》」が、クラシックの殿堂である東京「サントリーホール」でコンサートが開かれた。公演は、日本を代表する世界的ピアニスト、辻井伸行との初共演で開催された。
このコンサートの模様が、「奇跡のピアニスト 辻井伸行 初演!沖縄の風 ~沖縄日本復帰50周年に寄せて~」として、5月7日(土)14:00 ~ BS朝日 で放送される。
琉球交響楽団の音楽監督で指揮者の大友直人は、辻井が10代の頃から共演していたことから、今回のコンサートで琉球交響楽団のオリジナル曲になるようなピアノ協奏曲の作曲を辻井に依頼。辻井自身は新たなジャンルの挑戦になると考え作曲を引き受け「沖縄の風」を作曲、この日、披露された。
また、辻井が10歳の時に、その才能を見いだし育てた作曲家の三枝成彰に、辻井自身がピアノ協奏曲の作曲を依頼した「Piano Concerto 辻井伸行さんのために」。2年の歳月をかけて仕上がった曲は、全編にわたり超絶技巧が散りばめられ、リズムやテンポが急速で疾風怒涛のように音楽が駆け抜けていく三枝自身が「難曲中の難曲」と語る曲。
番組では、「沖縄の風」「Piano Concerto 辻井伸行さんのために」をノーカットで放送。2曲とも初演で、BS朝日 独占初公開となる。
さらに、辻井が十八番としているラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番」。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで編成する、シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」、ヴァイオリニスト三浦文彰とともに演奏するベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ 第5番」も放送される。
番組情報
奇跡のピアニスト 辻井伸行 初演!沖縄の風 ~沖縄日本復帰50周年に寄せて~
2022年 5月7日(土)14:00 ~ 15:54
BS朝日
<出演>
大友直人 (指揮)
琉球交響楽団
辻井伸行 (ピアノ)
<放送予定曲目>
ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18第1楽章」
辻井伸行 「沖縄の風」
シューベルト 「ピアノ五重奏曲イ長調 Op.114「ます」第4楽章」
ベートーヴェン 「ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」第1楽章」
三枝成彰 「Piano Concerto 辻井伸行さんのために」
※ 番組内容・放送スケジュールは都合により変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。