金子 三勇士 MIYUJI KANEKO
日本人の父とハンガリー人の母との間に生まれ、6歳で単身ハンガリーに渡り研鑽を積んできたピアニスト、金子三勇士(かねこ みゆじ)の最新アルバム『フロイデ』が、2022年3月4日に、クラシックの名門レーベル、ドイツ・グラモフォンから発売された。
また、最新ミュージック・ビデオ『G線上のアリア』が公開された。
世界中で親しまれてきた J.S.バッハの『G線上のアリア』を、金子三勇士が編曲。今回レコーディングが行われた東京都の「稲城市立 iプラザホール」で撮影されたミュージック・ビデオは、ホールの客席をバックに演奏する金子三勇士のピアノの音色が優しく響き、心癒される映像に仕上がっている。
今作は、金子三勇士の日本デビュー10周年を記念して制作され、リストが編曲したベートーヴェンの交響曲第9番から第4楽章を金子三勇士がアレンジしたスペシャル・ピアノ版〈フロイデ〉を収録。
さらに、シューベルト(リスト編曲)の〈アヴェ・マリア〉、モーツァルト(リスト編曲)の〈アヴェ・ヴェルム・コルプス〉、そして金子三勇士が編曲を手掛けたJ.S.バッハの〈G線上のアリア〉といった、世界中から愛され続けるクラシック名曲を含む 計4曲を収録。
金子三勇士は今回のアルバム発売について
「音楽が放つ生きる喜び、フロイデ!
巨匠ベートーヴェンが到達した境地を、ピアノで歌い上げることで人々に伝えてきたリスト。彼らの想いを、今だからこそ継承したい」とコメントを寄せている。
2019年には、映画『蜜蜂と遠雷』で準主役のマサルのピアノ演奏を担当して大きな話題となり、現在、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」の司会者としてレギュラー出演し、軽快なトークを交えたリサイタルも人気の金子三勇士。
ダイナミックで説得力のある演奏と共に、交響曲の編曲を手掛けるなど、作品でみせる新たなる挑戦からも今後目が離せない。
リリース情報
MIYUJI KANEKO ”Freude”
金子 三勇士「フロイデ」
アルバム CD / Digital
2022年 3月4日発売
UCCY-1114
¥3,300 (税込)
DG(Deutsche Grammophon)/ UNIVERSAL MUSIC
<収録曲目>
ベートーヴェン(リスト/金子三勇士編曲)
1 フロイデ 〜交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》から第4楽章(特別編)
シューベルト(リスト編曲)
2 アヴェ・マリア
モーツァルト(リスト編曲)
3 アヴェ・ヴェルム・コルプス
J.S.バッハ(金子三勇士編曲)
4 G線上のアリア
プロフィール
金子三勇士 MIYUJI KANEKO
1989年日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校に入学、2001年からは11歳でハンガリー国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース)に入学。
2006年に全課程取得とともに帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入する。東京音楽大学を首席で卒業、同大学院修了。
2008年、バルトーク国際ピアノコンクール優勝の他、数々の国際コンクールで優勝。第22回出光音楽賞他を受賞。
これまでにゾルタン・コチシュ、小林研一郎、ジョナサン・ノット他と共演。国外でも広く演奏活動を行っている。
NHK-FM「リサイタル・パッシオ」に司会者としてレギュラー出演。
2019年5月には新譜CD「リスト・リサイタル」をリリースした。
コロナ禍でも、オンラインを活用したさまざまな企画を発信中。2021年は日本デビュー10周年を迎えた。
キシュマロシュ名誉市民。スタインウェイ・アーティスト。