Simon Phillips サイモン・フィリップス
TOTO、マイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイク、ザ・フーといった錚々たるグループで活躍し、近年は、上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトにも参加するなどジャンルを超えて今なお最前線で活動を続けるドラム・レジェンド、サイモン・フィリップス。2月には、65歳を迎える。
「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」では 17位に選出され、ジャンルを超えて活躍を続ける世界最高峰のドラマーのひとり。
サイモン・フィリップスが、1988年から続けている自身のソロ・プロジェクト「プロトコル」シリーズ、2017年の『プロトコルIV』以来約5年振りとなる第5弾の新作アルバム『プロトコル V』が、3月2日に発売となる。
最新作では、前作にも参加したアーネスト・ティブス(b)に加え、元ジョン・マクラフリン・バンドのオトマロ・ルイーズ(key)、スティーヴ・ヴァイにも絶賛される期待の若手アレックス・シル (g)、ロベン・フォードやクリスチャン・スコットと共演し、ポストモダン・ジュークボックスにも参加しているジェイコブ・セスニー(sax)といった気鋭のミュージシャンが集結。
今作もファンの期待を裏切らない熱いハード・フュージョン/ジャズ・ロックの世界が繰り広げられている。
楽曲は全てサイモンによる新曲(一部共作を含む)。
サイモン・フィリップスは、収録曲について、
「私は12歳の頃からツアーに出ていて、音楽理論について学ぶ機会が無かったので独学なんだよ。普段は作曲にキーボードを使っていて、頭に浮かんだものを書き留めている。作曲がメロディから始まる時もあれば、コード進行から始まる時もあるけれど、リズムから始まることはほとんど無い。それでも時には意外なところから曲に繋がっていくこともあって、1曲目の「ジャガナス」のイントロはモーグ・シンセサイザーをいじっているうちに弾いた音をアルペジオで並べて出来た曲なんだ」
とコメントしている。
リリース情報
Simon Phillips ”Protocol V”
サイモン・フィリップス 「プロトコル V」
アルバム CD(SHM-CD)
2022年 3月2日 発売
UCCU-1659
¥2,860
UNIVERSAL MUSIC
<収録曲目>
01 ジャガナス Jagannath (6:51)
02 アイソスリース Isosceles (6:43)
03 ニャンガ Nyanga (7:47)
04 ウンデウィギンティ Undeviginti (6:48)
05 ホエン・ザ・キャッツ・アウェイ When The Cat’s Away (6:12)
06 ダーク・スター Dark Star (6:44)
07 ザ・ロング・ロード・ホーム The Long Road Home (11:25)
<パーソネル>
サイモン・フィリップス (ds)、アーネスト・ティブス (b)、オトマロ・ルイーズ (key)
ジェイコブ・セスニー (sax)、アレックス・シル (g)
プロフィール
サイモン・フィリップス (Simon Phillips)
1957年2月6日、ロンドンで生まれる。プロ・クラリネット奏者だった父の影響もあり12歳の頃からプロとして演奏活動をスタート。ジェフ・ベックやジューダス・プリーストなど幅広いジャンルでのサポートで活躍し、特にマイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイク、ザ・フーとの活動によりハードロック界で高く評価されることとなった。
1988年には初のソロ・アルバム『プロトコル』をリリース。以降「プロトコル」シリーズは4つの作品が発表されている。
1992年にはジェフ・ポーカロの代役としてTOTOに正式加入。2008年の解散までメンバーとして活動する。以降は上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトのメンバーとして作品や公演に参加するなど、ジャンルを超えて活躍を続ける世界最高峰のドラマーのひとり。
「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」では17位に選出されている。