伊勢正三がコメント。『22才の別れ』の大ヒットで知られるフォークデュオ「風」のメンバー、大久保一久が死去。 -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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伊勢正三がコメント。『22才の別れ』の大ヒットで知られるフォークデュオ「風」のメンバー、大久保一久が死去。

【訃報】大久保 一久(風)

フォークデュオ「風」のメンバー、大久保一久が、2021年9月12日に死去したことがわかった。71歳だった。かねてより体調不良により活動を休止し療養していたが、家族に見守られながらの最期となった。
 
「風」は、もと「かぐや姫」の伊勢正三と、もと「猫」の大久保一久によるフォークデュオ。1975年、「かぐや姫」解散コンサート中に結成され、クラウン「PANAM」レーベルより、同年 2月にリリースされた「22才の別れ」がオリコン・シングル・チャート 1位を 4週連続で記録するなど大ヒット。その後も「あの唄はもう唄わないのですか」「ささやかなこの人生」などヒットを連発し、一時代を築いた。

伊勢正三は、自身のキャリア50周年を記念して、今月、2021年9月22日、日本クラウンよりアルバム「伊勢正三の世界 ~PANAMレーベルの時代~」を、フォーライフミュージックより、オールタイムライブベスト「THE 伊勢正三」のリリースを控えていた。

いずれも、「風」の音源が多数収録されている。


伊勢正三 コメント

やさしかった久保ヤンへ。
 
久保ヤンが「猫」、僕が「かぐや姫」のメンバーだった頃、
出番前の楽屋の隅でいつも二人でギターの弦を張り替えながら、音楽の話をしたものです。
思えばその頃から、すでに、「風」は結成していたんだね。
「風」の頃の僕達は、朝から真夜中までいつも一緒だった。
再結成しようとしていた矢先に病気で倒れてから、長い間ほんとにがんばったね。
そして、朝方眠るように天国へ旅立ったと聞きました。
 
「風」は今でも解散宣言をしていないデュオ。
 
久保ヤンのやさしさがなかったら、「風」は存在せず、僕はただの孤独な男に過ぎなかったのです。
 
ありがとう、久保ヤン。おやすみなさい。
 
ーー 伊勢正三


風 日本クラウン

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