クイーン の ブライアン・メイ、8月6日発売の リマスター・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~』より、「ドリヴン・バイ・ユー」のミュージックビデオが公開! 6月25日 先行リリース! コージー・パウエル、ドン・エイリー、ジョン・ディーコンらも参加した名盤! -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

特選!


MUSIC GUIDE 情報局

クイーン の ブライアン・メイ、8月6日発売の リマスター・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~』より、「ドリヴン・バイ・ユー」のミュージックビデオが公開! 6月25日 先行リリース! コージー・パウエル、ドン・エイリー、ジョン・ディーコンらも参加した名盤!

Brian May ブライアン・メイ(クイーン)

8月6日(金) に リリースされるブライアン・メイのリマスター・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~』より、「ドリヴン・バイ・ユー」(Driven By You)が 6月25日に先行リリースされた。

ブライアン・メイ初のソロ・ヒット曲「ドリヴン・バイ・ユー」と、それを作るきっかけとなった忘れられないテレビCMが生まれたのは、全く思いも寄らない所からであった。

そもそも自動車メーカーであるフォード社のテレビCMのために書かれたこの曲は、1992年にメイのアルバム『バック・トゥ・ザ・ライト〜光にむかって〜』(BACK TO THE LIGHT)からシングル・カットされ、全英シングル・チャートで6位、全米ビルボード・アルバム・ロック・チャートで9位を記録するなど、世界中で大ヒットを記録。

だが、この忘れられない曲の原点は、同テレビCMに登場するイギリスの田園地帯の幹線道路からは遥か遠い海を隔てた所にあった。

Photography by Richard Gray

名曲「ドリヴン・バイ・ユー」が生まれた背景について語ったメイは、思いも寄らないその出発点として、ロサンゼルスのプールのバスルームを挙げている。

「曲作りというのは、一種の謎なんだ。曲がどこから生まれて来るのか分からない。僕に分かっているのは、とあるCMプロデューサーと一緒にロサンゼルスのプールサイドに座っていたってことだけだね。彼はそこに座って日光浴をしていた。僕は僕で未来の妻と一緒にプールサイドで日光浴をしていて、そこでふとお喋りが始まったんだ。彼は『へえ、それじゃ君は曲を書くんだね?』と言った。僕は『うん、曲を書くよ』と答えた。すると、彼は『だったら、CMソングを書いてもらえるかな? 今までやったことある?』と、尋ねてきたんだ。そこで僕は、『いや、これまでやったことはないな』と言った。彼が『やってみたいかい?』と尋ねてきたから、僕は『ええ、とても面白そうだ』と答えたよ。そしたら彼が、“僕らのすることは全て君のため”というスローガンをどう思う?と聞いてきたんだ」。

「そして僕は、『いいね、共感できるよ』と答えた。それは僕自身、心の中で感じられた気持ちだからね。それからそこに修正が加えられた。車が題材の曲だったから、『僕らのすることは全て、君に駆り立てられて(=ドリヴン:ドライヴの過去分詞)いる』となって、僕はさらに気に入ったんだ。彼がそれを口にしてすぐ、僕は小さなテープ・レコーダーを持ってバスルームに行き、浮かんだ曲をテープ・レコーダーに吹き込んだんだよ。ヴァースの大部分とコーラスの一部を歌ったんだけど、僕の場合、よくあることなんだ。突然、光が差し込んで、頭の中に曲が流れてきて、“ドリヴン・バイ・ユー”全体が聞こえてきた。帰国して、すぐにスタジオに入り、彼らのために速攻で完成させたよ。そしたら、彼らがそれを気に入ってくれたというわけさ」。


今回、「ドリヴン・バイ・ユー」を再び取り上げたブライアンは、フレディ・マーキュリーの晩年、彼との間に特別な理解が生まれる上で、この曲が助けとなったこと、そしてクイーンのヴォーカリストであるフレディが、親愛なる友人であり、バンド・メンバーでもあるブライアンに、ソロ・キャリアで「自分の翼を見つける」よう励ましてくれたことも明かしている。

フレディについて、ブライアンは次のように語っている。

「僕はこの曲をフレディに聴かせて、『フレディ、もしもこれがクイーンの曲になったら、まあ多分そうなるだろうけど、もちろん君が歌うべきだよ』と言ったんだ。彼はそれを聴いて、『君の歌はすごく良いじゃないか、ダーリン、これは君が歌うべきだよ』と言ってくれた。今にして思えば、僕が上手く歌ったと、本当に彼が思ったからなのか、それとも単に彼が何も歌うつもりになれなかったからなのか、僕には分からない。でも、彼は、『美しいし、素晴らしいし、このままで完成度が高いから、君がやるべきだ』と言ってね。そして、その時、彼はとても深いことを言ってくれたんだ。『僕らは皆、この先、僕の身に何が起きるのか、どうなってしまうのか考えているよね。君がそれを気まずく感じる必要はないんだよ。君は今、自分のソロ活動について考えるべきだし、もしこれがソロ活動の始まりとなるなら、それはとても価値のある始まりだ。君は君自身の翼を見つけなければ。そして、これは恐らくその始まりなんだよ』と。フレディはすごく将来のことを見据えていて、いつもながらとても寛大で、これをソロ曲としてやることを許可してくれた。そして、僕はそうしたんだ」。

「僕はこの曲の歌詞を、人間関係で受けた傷を癒すセラピーとして書き換え、『僕のすることは全て、君に駆り立てられている』という内容にした。それをシングルとして発表したところ、ヒットになったんだ。自分一人でも出来ることがあると感じられたのは、僕にとって大きな励みとなったよ。そこでの僕はクイーンを構成する一部ではなかったんだ。曲作りの核心として僕が信じているのは、正にそういったことだ。つまり、時に人は、自分がなぜ曲を書いているのか分からなくなることがある。どこからそれが生まれて来るのかも分からない。だけど、様々な角度から考えて、納得できる一つの解釈に繋がることがあるんだ。また、僕にとって、物事には常に人生が絡んでいる。常に人間関係が絡んでいる。僕の恋愛関係、あるいは周りの人との関係。人間同士の触れ合い、相互作用ということだね。それは僕にとって世界で最もエキサイティングなことであり、最も大切なことであり、人生において正しい方向に進むのが最も難しいことでもある。素晴らしいことを成し遂げられる人々は、世の中に大勢いるだろ。例えば、飛行機を飛ばしたり、月に行ったり。でも人間関係というのは……そう簡単なものじゃない。だからいつもそれがテーマとなるんだ」。

今回のリリースに合わせ、30周年を記念した熱いビデオも新たに制作されている。 そのビデオに収められている映像は、1991年にスペインのセビリアで開催されたコンサート〈ギター・レジェンド〉でクイーンのレジェンドことメイが同曲をライヴで初めて歌った模様と、1992年に行われた自身の南米ツアーで撮影されたものだ。

そのエネルギッシュな映像内でブライアンと共にこの曲を演奏しているのは、コージー・パウエル(ドラムス)、ニール・マーレイ(ベース)、スティーヴ・ヴァイ(リズム・ギター)を含む、豪華なオールスター・バンドである。それに加え、リック・ウェイクマンとマイク・モーランがキーボードに、マギー・ライダー、ミリアム・ストックリー、クリス・モーランがバッキング・ヴォーカルに参加している。

コージー・パウエル、ブライアン・メイ
© Duck Productions Ltd

1992年9月に発売され、全英アルバム・チャートで6位を記録したアルバム『バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~』は、CD盤、アナログ盤レコード、デジタル配信 (ストリーミング再生、ダウンロード購入)のいずれでも、本作は長らく入手不可能な状態にあった。

今回、ブライアン・メイ監修のもとリマスターされ、「デラックス・エディション」の DISC 2『アウト・オブ・ザ・ライト』には、別バージョン、B面曲、ライヴ・トラックを収録。

日本盤「デラックス・エディション」封入
ソロ来日公演時のパンフレットのミニチュア

また、貴重な写真やアルバム解説を含む24ページのブックレットに、1993年のブライアンのソロ来日公演時のパンフレットのミニチュア (全20ページ) も封入。

日本盤 CD 先着購入者特典 クリアファイル

さらに、伝説のブライアン・メイの1993年のソロ来日公演のポスターのレプリカ、当時の来日公演告知のチラシと同じデザインのクリアファイル、さらに amazon 限定 のメガジャケットが、それぞれ先着購入特典となっている。



Brian May – Driven By You (Official Video Remastered)
「ドリヴン・バイ・ユー」ミュージック・ビデオ

ブライアン・メイ「ドリヴン・バイ・ユー」各配信サイト


Brian May – Back to the Light Ad


リリース情報

BRIAN MAY ”BACK TO THE LIGHT”
ブライアン・メイ 「バック・トゥ・ザ・ライト ~光にむかって~」

アルバム 1CD / 2CD (SHM-CD)/ Digital
2021年8月6日(金)世界同時発売
2CD UICY-79738/9 ¥3,960円(税込) 【デラックス・エディション】日本盤
1CD UICY-16011   ¥1,980円(税込) 日本盤
UNIVERSAL MUSIC

※日本盤 2CD【デラックス・エディション】のみ 1993年のブライアンのソロ来日公演時のパンフレットのミニチュア封入(1993年来日時と同じ全編英語版のミニチュア、全20ページ)。


収録内容

DISC 1 : バック・トゥ・ザ・ライト ~光にむかって~ BACK TO THE LIGHT

01 ザ・ダーク / The Dark (May)
02 バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~ / Back To The Light (May)
03 ラヴ・トークン / Love Token (May)
04 華麗なる復活 / Resurrection (Words: May. Music: May, Powell, Page)
05 愛の結末 / Too Much Love Will Kill You (May, Musker, Lamers)
06 ドリヴン・バイ・ユー / Driven By You (May)
07 ブルーな気持ち / Nothin’ But Blue (Words: May. Music: May, Powell)
08 アイム・スケアード / I’m Scared (May)
09 地平線の彼方へ / Last Horizon (May)
10 想いのままに / Let Your Heart Rule Your Head (May)
11 ジャスト・ワン・ライフ / Just One Life (May)
12 ローリン・オーヴァー / Rollin’ Over (May)

Produced by Brian May.
Co-produced and engineered by Justin Shirley-Smith.
All vocals, backing vocals, guitars, keyboards and anything else around – by Brian May unless otherwise stated.

DISC 2 : アウト・オブ・ザ・ライト OUT OF THE LIGHT

01 ブルーな気持ち (ギター・ヴァージョン) / Nothin’ But Blue (Guitar Version)
02 愛の結末 (ギター・ヴァージョン) / Too Much Love Will Kill You (Guitar Version)
03 ジャスト・ワン・ライフ (ギター・ヴァージョン) / Just One Life (Guitar Version)
04 ドリヴン・バイ・ユー・トゥー / Driven By You Two
05 ドリヴン・バイ・ユー (フォードADヴァージョン) / Driven By You (Ford Ad Version)
06 タイ・ユア・マザー・ダウン(Featuring スラッシュ) / Tie Your Mother Down (Featuring Slash)
  ライヴ・オン・ザ・トゥナイト・ショウ・ウィズ・ジェイ・レノ、1993年4月5日
  Live on the Tonight Show with Jay Leno, 5th April 1993
07 愛の結末 / Too Much Love Will Kill You
  ライヴ・アット・ザ・パレス・シアター、ロサンゼルス、1993年4月6日
  Live at the Palace Theatre, Los Angeles, 6th April 1993
08 ’39 / 想いのままに / ’39 / Let Your Heart Rule Your Head
  ライヴ・アット・ザ・ブリクストン・アカデミー、1993年6月15日
  Live at the Brixton Academy, 15th June 1993
09 地平線の彼方へ / Last Horizon
  ライヴ・アット・ザ・ブリクストン・アカデミー、1993年6月15日
  Live at the Brixton Academy, 15th June 1993
10 ウィ・ウィル・ロック・ユー / We Will Rock You
  ライヴ・アット・ザ・ブリクストン・アカデミー、1993年6月15日
  Live at the Brixton Academy 15 June 1993
11 ドリヴン・バイ・ユー (コージー&ニール・ヴァージョン ’93)
  Driven By You ? Cozy and Neil Version ’93

※ ライヴ音源は、ブライアン・メイ・バンドが演奏する1993年の〈バック・トゥ・ザ・ライト・ツアー〉より。
ブライアン・メイ: ヴォーカル/ギター、コージー・パウエル: ドラムス、ニール・マーレイ: ベース、スパイク・エドニー: キーボード、ジェイミー・モーゼス: ギター/ヴォーカル、キャシー・ポーター: ヴォーカル、シェリー・プレストン: ヴォーカル
The Live tracks are played by The Brian May Band from the ‘Back To The Light’ Tour 1993.
Brian May: Vocals/Guitar, Cozy Powell: Drums. Neil Murray: Bass, Spike Edney: Keyboards,
Jamie Moses: Guitar/Vocals, Cathy Porter: Vocals, Shelley Preston: Vocals.
“And a special thank you to Slash”.
Audio Supervised by Justin Shirley-Smith and Kris Fredriksson.
Mastered by Bob Ludwig & Adam Ayan, Gateway Mastering Studios, Portland, ME.
Audio Restoration Kris Fredriksson.
Half Speed vinyl mastering Miles Showell at Abbey Road Studios.


日本盤 CD 先着購入者特典

・全国共通特典
 1993年のブライアン・メイのソロ来日公演告知ポスターの復刻版B2ポスター
・タワーレコード オリジナル特典
 1993年のブライアン・メイのソロ来日公演告知チラシと同デザインのA4クリアファイル
・Amazon.co.jp オリジナル特典
 メガジャケ

※先着購入者特典は数に限りがあり、無くなり次第終了となります。
※詳細はご購入先でご確認ください。
※特典対象外の店舗もあります、特典の有無は店舗にてご確認ください。


予約 UNIVERSAL MUSIC STORE

QUEEN ユニバーサルミュージック


ブライアン・メイ YouTube




クイーン リリース情報

クイーン『リミテッド・エディション』シリーズ 全15タイトル
SHM-CD 2枚組
2021年5月19日 (水) 発売
各 2,934円 (税込)
UNIVERSAL MUSIC

<全15タイトル >

『戦慄の王女』(オリジナル発表年: 1973年)
『クイーンⅡ』(オリジナル発表年: 1974年)
『シアー・ハート・アタック』(オリジナル発表年: 1974年)
『オペラ座の夜』(オリジナル発表年: 1975年)
『華麗なるレース』(オリジナル発表年: 1976年)

『世界に捧ぐ』(オリジナル発表年: 1977年)
『ジャズ』(オリジナル発表年: 1978年)
『ザ・ゲーム』(オリジナル発表年: 1980年)
『フラッシュ・ゴードン』(オリジナル発表年: 1980年)
『ホット・スペース』(オリジナル発表年: 1982年)

『ザ・ワークス』(オリジナル発表年: 1984年)
『カインド・オブ・マジック』(オリジナル発表年: 1986年)
『ザ・ミラクル』(オリジナル発表年: 1989年)
『イニュエンドゥ』(オリジナル発表年: 1991年)
『メイド・イン・ヘヴン』(オリジナル発表年: 1995年)


15タイトル 詳細

クイーン【リミテッド・エディション】シリーズ


QUEEN ユニバーサルミュージック


QUEEN オフィシャルサイト

QUEEN 公式 YouTube チャンネル



「Queen The Greatest」


Queen The Greatest Trailer 予告編

Queen: The Story Begins – Keep Yourself Alive (Episode 1) 第1弾

QUEEN 公式 YouTube チャンネル



クイーン+アダム・ランバート リリース情報

QUEEN + ADAM LAMBERT ”LIVE AROUND THE WORLD”
クイーン+アダム・ランバート 『ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド』


CD/CD+DVD/CD+Blu-ray/LP
2020年10月2日(金) 全世界同時発売
ユニバーサルミュージック

CD : UICY-15939 ¥2,500円+税
CD+DVD : UICY-15937 ¥5,500円+税
CD+Blu-ray : UICY-15938  ¥6,000円+税

※日本盤CDのみSHM-CD仕様
※アナログ盤(LP)は、日本では輸入盤のみ。



Queen + Adam Lambert ‘Live Around the World’ Coming October 2nd !

Queen + Adam Lambert – I Was Born To Love You (Summer Sonic, Tokyo, 2014)

Queen + Adam Lambert – The Show Must Go On
(Live At The O2, London, UK, 04/07/2018)


MUSIC GUIDE 情報局 ニュース一覧