2CELLOS
2本のチェロでロックする、クロアチア出身のチェリスト、ルカ・スーリッチ と ステファン・ハウザー によるユニット「2CELLOS」(トゥー・チェロズ)が、4月1日に配信リリースされた ボン・ジョヴィの「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」(Livin’ On A Prayer)に続き、イマジン・ドラゴンズのカバー「ディーモンズ」(Demons)をカバーした新曲が、5月21日に配信リリースされ、演奏映像も合わせて公開となった。
「ディーモンズ」は、アメリカのロック・バンド=イマジン・ドラゴンズが2013年に発表した大ヒット・ナンバー。
2011年デビューを果たした2CELLOSにとって、今年2021年は結成10周年となる。4月1日に配信された「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」までの約2年間、それぞれソロ活動をしていたルカとステファンがタッグを組んで奏でる2CELLOS魅力全開のロック・アンセムは、まさに「2本のチェロでロックする」 2CELLOS 原点回帰とも言える新曲。
このミュージック・ビデオは、クロアチアのイストリアの森にある古い地下壕で撮影された。
どことなく不気味な扉の奥に広がるミステリアスかつ密閉された空間の中でほとばしる感情を奏でる2人。幻想なのか現実か?その境界線すら滲んでいくような、深層心理に迫る高揚感あふれるパフォーマンスは圧倒的な磁力と共に見るものを未知の世界へ引き込んでいく。
2CELLOSは、クラシック界で将来を有望視されていたチェリスト=ルカ・スーリッチとステファン・ハウザーによるユニット。
2011年1月20日、マイケル・ジャクソンの「スムーズ・クリミナル」を2本のチェロで演奏した動画をYouTubeに投稿した事からその快進撃はスタートする。
クロアチア出身、無名の2人が繰り広げるダイナミックなエネルギーにあふれた全身全霊の超絶技巧パフォーマンスは瞬く間に世界中に拡散され、衝撃のデビューを果たすことになった。
以来2人は、2CELLOSとして5枚のアルバムをリリース。クラシックからロック、映画音楽までジャンルレスなレパートリーで着実にファンを増やし、世界各国でのツアーもソールドアウトになる人気デュオへと成長を遂げた。
これまで共演したアーティストには、スティーヴン・タイラー、アンドレア・ボチェッリ、レッド・チリ・ホット・ペッパーズ、クイーン、故ジョージ・マイケルらがいる。
デビュー直後には、いち早くその才能に注目したサー・エルトン・ジョンの世界ツアーでオープニング・アクトを務めた。
ニューヨークのラジオ・シティ・ホール、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール、シドニー・オペラ・ハウスでのソールドアウト公演を行い、日本でも2012年1月の初来日公演以後たびたび訪日している。
2016年フジロックフェスティバルにデビュー、2018年11月19日には2CELLOS念願の武道館公演で満員の聴衆を魅了した。
その後2人は各々クラシック・レパートリーでソロ・アルバムを発表。
2019年10月ルカ・スーリッチがチェロ用編曲版での『ヴィヴァルディ:四季』世界初録音を、2020年2月にはハウザーがバッハからラフマニノフまで名曲を演奏した『クラシック』をリリースしている。
2CELLOSは、これまでクイーン、レッド・ツェッペリン、AC/DC、アイアン・メイデン、ガンズ・アンド・ローゼズ、ニルヴァーナ等ロック名曲をカバーしてきたが、ボン・ジョヴィのレパートリーをカヴァーするのはこれが初。
「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」はボン・ジョヴィが1986年に発表したアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』からの第2弾シングルで、全米チャート1位を記録した80年代を代表する大ヒット・ナンバー。
2CELLOS コメント
原曲のもつパワーを損ないたくなかったから、アレンジは極力シンプルにしようと心がけたんだ。余分なものを加える事なく、でも、まさに2CELLOSのアレンジだと言えるものにしたかった。エモーショナルで美しくて。同時にパワフルというコンビネーションの完璧な例だと思う。それこそが僕たちがやっている事の本質だからね。
配信シングル
2CELLOS ”Demons”
2CELLOS 「ディーモンズ」
Digital
2021年5月21日 配信
Sony Music
2CELLOS ”Livin’ On A Prayer”
2CELLOS 「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」
Digital
2021年4月1日 配信
Sony Music
ハウザー リリース情報
ステファン・ハウザー『クラシック』 (原題:CLASSIC)
アルバム CD / Digital
2020年2月5日発売 / 配信
SICC-30550 (BSCD2)
¥2500+税
ソニー ミュージック ジャパン インターナショナル
演奏:ハウザー(チェロ)
ロバート・ジーグラー指揮ロンドン交響楽団(1-16)
フックス指揮ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団(17)
録音:2019年6月8日、17日 ロンドン、ヘンリーウッド・ホール(1-16)
2017年10月 ザグレブ(17)
収録曲 (全17曲)
1.チャイコフスキー:白鳥の湖
2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番より第2楽章
3.ダッラ:カルーソー
4.バッハ:G線上のアリア
5.チャイコフスキー:くるみ割り人形よりパ・ド・ドゥ
6.モーツァルト:クラリネット協奏曲より第2楽章
7.ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調
8.マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲
9.イルマ:リヴァー・フロウズ・イン・ユー
10.ヘンデル:リナルドより涙の流れるままに
11.ラスト:孤独な羊飼い
12.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番より第2楽章
13.ボロディン:夜想曲
14.プッチーニ:トゥーランドットより誰も寝てはならぬ
15.モーツァルト:レクイエムより涙の日
16.バーバー:弦楽のためのアダージョ
17.サン=サーンス:白鳥 *日本盤ボーナス・トラック