Jackson Browne ジャクソン・ブラウン
イーグルスのデビュー曲「テイク・イット・イージー」の提供や、「レイト・フォー・ザ・スカイ」「プリテンダー」「孤独なランナー」などでも知られ、2004年「ロックの殿堂」入りした、アメリカを代表するシンガー・ソングライター、ジャクソン・ブラウン。
US 現地時間の5月19日、ジャクソン・ブラウンのニュー・シングル、「My Cleveland Heart(マイ・クリーヴランド・ハート)」 のミュージック・ビデオが公開となった。
この曲は、ジャクソンの長年のギタリストであるヴァル・マッカラムとの共作によるもので、ジャクソン自身のレーベルであるインサイド・レコーディングスから7 月23日に全世界で発売(日本ではソニー・ミュージックからリリース)される 7年振りのニュー・アルバム 『Downhill From Everywhere(ダウンヒル・フロム・エヴリホェア)』に収録される。
アルバム『ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』は、長年のバック・バンド、グレッグ・リースとヴァル・マッカラムのギタリスト陣、ベーシストのボブ・グラウブ、キーボーディストのジェフ・ヤング、ドラマーのマウリシオ・リワークらと共にロサンゼルスで録音された。
アルバム収録曲のうち、表題曲「ダウンヒル・フロム・エヴリホェア」と「ア・リトル・スーン・トゥ・セイ」の2曲は、昨年、2020年の春にシングルとして先行リリースされている
今回公開された「マイ・クリーヴランド・ハート」のビデオはフィービー・ブリジャーズ、P!NK(ピンク)、メラニー・マルティネスの『K-12』等で知られるアリッサ・トルヴィネンが監督を務め、フィービー・ブリジャーズのほか、ジャクソンのバンドメンバーであるヴァル・マッカラム、グレッグ・リース、ジェフ・ヤング、マウリシオ・リワーク、ボブ・グラウブ、ピート・トーマス、デイヴ・ファラガーらが出演している。
トルヴィネンはビデオ制作について以下の様にコメントしている。
「ジャクソンとコラボレーションできたことを光栄に思うわ。彼の創造性からはたくさんのインスピレーションをもらえる。音楽だけじゃなく、彼がエネルギーを注ぐこと全てから。台本は思いがけない形で出来上がった。そこに、フィービーが参加してくれたのは、嬉しいサプライズだったわ。ジャクソンの心臓を受け取り、袖から見守る彼女のショット……完璧なほどダークでポエティックで、まさにフィービーよ。」
デビュー・アルバムから約50年という歳月が経ってなお、ジャクソン・ブラウンのニュー・アルバム『ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』に収録された楽曲からは、当時のひたむきさや親しみやすさはそのままに、前向きな変化を追い求め続けた人生からもたらされたパワーと知恵が感じられる。
「このアルバムを通じて、根底に流れるのはインクルージョン、すなわち、多様性を受け入れるという精神だ」とジャクソンは言う。それは自分とは異なる人々に心を開くことであり、この世界を理解するための、最も基本的な基盤なんだ」
とジャクソンは語る。
アルバムのプリオーダーは、5月21日(金)からスタート。
また、ジャクソン・ブラウンは、この夏から秋にかけて、ジェイムス・テイラーとのツアー「James Taylor & His All-Star Band with very special guest Jackson Browne」が、7月29日のシカゴから 11月1日のサンディエゴまで 26本 予定されている。
リリース情報
Jackson Browne ”Downhill From Everywhere”
ジャクソン・ブラウン 「ダウンヒル・フロム・エヴリホェア」
アルバム CD(Blu-spec CD2) / LP / Digital(96kHz/24bit)
2021年7月23日発売
SICX-30122
¥2,860
Inside Recordings / Sony Music Japan International
<収録曲>
01 Still Looking For Something スティル・ルッキング・フォー・サムシング
02 My Cleveland Heart マイ・クリーヴランド・ハート
03 Minutes to Downtown ミニッツ・トゥ・ダウンタウン
04 A Human Touch ヒューマン・タッチ
05 Love Is Love ラヴ・イズ・ラヴ
06 Downhill From Everywhere ダウンヒル・フロム・エヴリホェア
07 The Dreamer ザ・ドリーマー
08 Until Justice Is Real アンティル・ジャスティス・イズ・リアル
09 A Little Soon To Say ア・リトル・スーン・トゥ・セイ
10 A Song For Barcelona ソング・フォー・バルセロナ
配信リリース情報
Jackson Browne
デジタル配信シングル「Downhill From Everywhere」
2020年4月22日 配信
ソニー・ミュージックジャパンインターショナル
「Downhill From Everywhere」試聴・配信はコチラ!
Jackson Browne
デジタル配信シングル「A Little Soon To Say」
2020年3月27日 配信
ソニー・ミュージックジャパンインターショナル
「A Little Soon To Say」試聴・配信はコチラ!
ジャクソン・ブラウン プロフィール
1948年独・ハイデルベルクに生まれ、カリフォルニアにて育つ。
1968年にニッティー・グリッティー・ダート・バンドに参加後、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジでティム・バックリーやニコと活動。再びカリフォルニアに戻り、バーズとリンダ・ロンシュタットに曲を提供。
その後アサイラム・レコードと契約。72年のデビュー・アルバム『ジャクソン・ブラウン』は高い評価を受け、シングル「ドクター・マイ・アイズ」はトップ10ヒットとなった。
イーグルスのデビュー・ヒット『テイク・イット・イージー』のソングライターでもあり、『レイト・フォー・ザ・スカイ』(1974)、『プリテンダー』(1976)、『孤独なランナー』(1977)、初の全米1位を獲得した『ホールド・アウト』(1980)等など傑作・名作アルバムは数知れず、当時成熟期に入ろうとしていたロック・シーンに於いてシンガー・ソングライターというスタイルを確立した。
2014年の『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』まで、これまで14作のオリジナル・アルバムをリリース(他ベスト盤、ツアーCDなど)。
人生に対する真摯な姿勢に裏打ちされた、詩情あふれる内性的な歌詞と繊細でメロディアスな歌の数々で“70年代最高の詩人”と称され、現在もアメリカを代表する偉大なるシンガー・ソングライターとして人々の心の奥深くにまで届く音楽を送り続ける。
2004年ロックの殿堂入り。2007年にはソングライターの殿堂入りも果たしている。
2018年には、世界平和、環境の調和、社会的正義への彼の才能を活かした長年に渡る多大な貢献に対して、音楽家として初のガンジー・ピース・アワードが授与された。