Paul Gilbert ポール・ギルバート
光速ギタリストの異名をとり、速弾き、タッピング、ストリングスキッピングなどのハードロック色の強いテクニカルなプレイでも知られる、「MR.BIG」「レーサーX」の超絶ギタリスト、ポール・ギルバート。
前作より2年ぶり、通算16枚目となるオリジナル・ソロアルバム『ウェアウルヴス・オブ・ポートランド』が、6月2日(海外は同月4日)にリリースされる。
アルバムリリースに先駆け、アルバム収録曲の「ウェアウルヴス・オブ・ポートランド」(アルバムタイトル曲)、「アーギュメント・アバウト・パイ」「ア・サンダラス・オヴェーション・シュック・ザ・カラムズ」の 3曲が、5月19日に先行配信される。
当初、昨年の春に他のミュージシャンとレコーディング予定だったが、コロナ禍のロックダウンのため全て保留に。その後もロックダウンが延々と続く中、他の方法でアルバムを作る方法はないものかと考えるようになった。
そこで、今作では、ギターのみならず、ドラム、ベース、キーボードなど全ての楽器をポール自ら演奏。
また、インストゥルメンタル作品でありながら、全ての楽曲にポール自身による歌詞が存在している。その点についてポールは、
「ソングライティングの大半は、歌うことから始まったんだ。短い歌詞を書いてから色んな歌い方をして、どんなメロディが出てくるか様子を見た。頭の中でぐるぐる回るほど強力なメロディだったら、ギターを手に取って、コードやグルーヴを考え出したんだ。」
と述べている。
このような制作過程についても、
「自分のギターを“声”としてこれらのメロディを演奏することは本当に喜びを感じたね。僕のヴォーカリストとしての制約すべてが取り除かれたんだ。ギターなら高い音も出せるしね! 声のために書かれたメロディには(息継ぎのための) 間(ま)が入っている。僕はギターを弾くときにその間が残っているサウンドがとても気に入っている。僕みたいな “シュレッダー(速弾きする人のこと) ” にとって、間があるというのはびっくりするような発見に繋がることもあるんだ!」
と語り、まさに彼の新境地ともいえる制作過程が垣間見える。
リリース情報
Paul Gilbert ”Werewolves of Portland”
ポール・ギルバート 「ウェアウルヴス・オブ・ポートランド」
アルバム CD / Digital
2021年6月2日発売
SICX-165
¥2,400+税
Mascot Label Group / Sony Music Japan International
<収録曲>
01 ハロー!ノース・ダコタ! | Hello! North Dakota!
02 マイ・グッドネス | My Goodness
03 ウェアウルヴス・オブ・ポートランド | Werewolves Of Portland
04 プロフェッサーシップ・アット・ザ・レニングラード・コンサーヴァトリー
| Professorship At The Leningrad Conservatory
05 アーギュメント・アバウト・パイ | Argument About Pie
06 ミーニングフル | Meaningful
07 アイ・ワナ・クライ(イーヴン・ゾウ・アイ・エイント・サッド)
| I Wanna Cry (Even Though I Ain’t Sad)
08 ア・サンダラス・オヴェーション・シュック・ザ・カラムズ
| A Thunderous Ovation Shook The Columns
09 プロブレム・ソルヴィング・ピープル
| Problem-Solving People
10 (ユー・ウッド・ノット・ビー・エイブル・トゥ・ハンドル)ホワット・アイ・ハンドル・エヴリデイ
| (You Would Not Be Able to Handle) What I Handle Everyday
11 ヤング・ギター・ピープル | Young Guitar People ※日本盤CDボーナス・トラック
ポール・ギルバート オフィシャル Youtube チャンネル