Holly Cole ホリー・コール
映画「バグダッド・カフェ」の主題歌「コーリング・ユー」のカバーでも知られ、カナダ最高の音楽賞であるジュノ賞受賞ジャズ・アーティスト、ホリー・コールが、25年ぶりとなるホリー・コール・トリオとしてのライブ・パフォーマス・アルバム「モントリオール featuring ザ・ホリー・コール・トリオ」を、2021年4月2日に配信リリースする。
アルバムから「ローラの望むままに」(Whatever Lola Wants)が、2月10日より先行配信されている。
「ローラの望むままに」は、1955年にブロードウェイで初演されたミュージカル「くたばれ!ヤンキーズ」からのナンバー。
この曲について、「“ローラの望むままに”を聴いた瞬間、私たちにパーフェクトな曲だとわかったわ。セクシーで挑発的で謎めいていて、いろいろな解釈が出来る曲よ」と、ホリーはコメントしている。
ホーリー・コール、アーロン・デイヴィス、デヴィッド・ピルチの3人が ”ホリー・コール・トリオ” の名義でレコーディングを始めたのが1986年。
1990年から1996年にかけて、「クリスマス・ブルース」「ガール・トーク」「コーリング・ユー(Blame It On My Youth)」「ドント・スモーク・イン・ベッド」と世界的ベストセラーとなるレコードを数々発表し、ワールド・ツアーを行なった。「コーリング・ユー」によってトリオの国際的な人気は決定づけられ、「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」のビデオが生まれた。
それ以降、コールはソロとして数々のヒット作を生み続けた。
2018年の「ホリー」を含むそのすべてでピアノを弾いていたのはアーロン・デイヴィスで、デヴィッド・ピルチがベースを弾くこともあった。
しかし、ユニットとして3人でツアーやライブを行うことはなく、それがついに実現したのが2019年のモントリオール国際ジャズ・フェスティバルの40周年、実に20年ぶりの再集合となった。
そして、今回、3人の作品としては25年ぶりとなる 「モントリオール featuringザ・ホリー・コール・トリオ」の発表に至った。
このトリオの何が特別なのかという問いに対し、メンバーはそれぞれ次のように答えている。
心に響く音楽というのは、耳を傾けずにはいられなくなる一方で、その中の静寂と向き合うことにもなるということよ。
ーー ホリー・コール
アーロン:ホリー・コール・トリオが演奏される会場ではピンが落ちる音が聴こえる。そしてなんだって起きる。そして恐らく何かが起きるんだ。
ーー アーロン・デイヴィス
デヴィッド:ホリー・コール・トリオは、ハリファックスからマンハッタンまで後部席に男女みんなして、わいわいと楽しくドライブをする。まさにそんな音楽さ。永遠に続いて欲しいって思うだろ?
ーー デヴィッド・ピルチ
今回、トリオにはドラムスとパーカッション担当のマルチ奏者ダヴィデ・ディレンツォと、ホーンと木管楽器のジョン・ジョンソンが加わった。
配信 リリース情報
Holly Cole ”Holly Cole Montreal feat. the Holly Cole Trio”
ザ・ホリー・コール・トリオ「モントリオール featuring ザ・ホリー・コール・トリオ」
Digital
2021年4月2日 (金) 世界同時配信
USM / UNIVERSAL MUSIC
【収録曲】
M1. ローラの望むままに Whatever Lola Wants *先行配信曲
M2. リトル・ボーイ・ブルー Little Boy Blue
M3. ガール・トーク Girl Talk
M4. トーク・トゥ・ミー・ベイビー Talk To Me Baby
M5. ユーヴ・ガット・ア・シークレット You’ve Got a Secret
M6. バリ・ハイ Bali Ha’i