ピアニスト 児玉桃、ECMから3作目となる新作が3月12日に発売! 本人も切望していた2006年の小澤征爾、水戸室内管弦楽団との共演録音が遂にリリース! -MUSIC GUIDE ミュージックガイド

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ピアニスト 児玉桃、ECMから3作目となる新作が3月12日に発売! 本人も切望していた2006年の小澤征爾、水戸室内管弦楽団との共演録音が遂にリリース!

児玉 桃 Momo Kodama

ピアニストの児玉桃、ECMから3作目となるニューアルバムが 3月12日にリリースされる。

2017年の『点と線~ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』から約4年振りとなる本作では、2006年12月に水戸芸術館のコンサートホール ATM で行われ好評を博した、小澤征爾と水戸室内管弦楽団との公演をパッケージ化。モーツァルトの「ピアノ協奏曲第 23番」と、同曲へのオマージュとして2006年に作曲され、この公演が日本初演となった細川俊夫の「月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-」を収録している。

透き通ったピアノの響きと、本作がECM初登場となる小澤征爾の指揮による水戸室内管弦楽団の瑞々しい演奏が鮮やかな印象を残す、ファンのみならず児玉桃本人も商品化を切望していた注目の作品。

Momo Kodama, pianist
Photo: Marco Borggreve

児玉桃は、1991 年のミュンヘン国際コンクール・ピアノ部門において最年少最高位を受賞し、その後はパリを拠点に精力的な活動を続けている。

フランス作品、とりわけメシアン作品では高い評価を得ている彼女の才能はプロデューサーのマンフレート・アイヒャーに認められ、2013 年にラヴェル、メシアン、武満徹の作品を収録した初の ECM 作品をリリース、美しい音色と知性溢れる演奏で多くのファンを魅了した。

2017 年の ECM 2作目では、ドビュッシー晩年の名作「練習曲」に、21 世紀に書かれた細川俊夫のエチュードをはさんだ異色のアルバムを創り上げ、大きな話題となった。

世界初演も児玉本人が手掛けた細川作品と、そのオマージュのもととなったモーツァルト作品のカップリングというコンセプチュアルな内容となっている本作で彼女がどのような世界を描いているのか、期待が高まるところだ。



リリース情報

Momo Kodama, Seiji Ozawa,Mito Chamber Orchestra “Hosokawa / Mozart”
児玉 桃 「細川俊夫:月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番」

児玉桃 (ピアノ)、小澤征爾 (指揮)、水戸室内管弦楽団
アルバム CD(SHM-CD)
2021年3月12日発売
UCCE-2094
¥3,080 (税込)
ECM Records / UNIVERSAL MUSIC

<収録曲>

細川俊夫:
1 月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23 番 イ長調 K.488
2 第1 楽章:Allegro
3 第2 楽章:Adagio
4 第3 楽章:Allegro assai

録音:2006年12月 水戸芸術館 コンサートホール ATM


児玉桃 ユニバーサルミュージック

児玉桃 オフィシャルサイト


ECM 『児玉桃/点と線~ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』2017年
インタビュー・ビデオ(日本語字幕付)


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