Charles Lloyd チャールス・ロイド
60年以上もの活動履歴を誇るジャズ・サックスの巨匠、チャールス・ロイドが、3月12日にアルバム『トーン・ポエム』をリリースする。
1月29日には、アルバムのプレ・オーダーが開始され、先行曲となるオーネット・コールマンのカバー「ランブリン」(Ramblin’)の配信もスタートした。
アルバム『トーン・ポエム』は、ロイドが 2015年にブルーノートに復帰してから 6作目の作品となる。
ザ・マーヴェルスのメンバーである、ビル・フリゼール(g)、グレッグ・レイズ(g)、ルーベン・ロジャース(b)、エリック・ハーランド(ds)を迎えた全編インストゥルメンタル・アルバム。
ジャズ、ブルース、アメリカーナ、カントリー、ロックといったジャンルを往来し、スリリングで高揚感のある音楽のハイブリット作に仕上げた。
オーネット・コールマンの他にも、セロニアス・モンク、レナード・コーエン、ガボール・サボ、ボラ・デ・ニエベなどのカバー、そして、ロイドの新曲も収録される。
本作は、ブルーノートの80周年を記念して2019年にスタートして以来、世界中で好評を博しているプロジェクト「トーン・ポエット」シリーズの延長線上に位置付けられ、サウンドのスーパーヴァイザーとしてシリーズの総指揮を務めているジョー・ハーリーがクレジットされている。
「トーン・ポエット」とは、オリジナル・テープを使用してアナログ・レコード盤用にマスタリングされたものをリリースするデラックス・ヴァイナル・プロジェクトで、当初は1年間で終了する予定だったが、続々と追加タイトルがリリースされ、今ではブルーノートの一大人気プロジェクトとなっている。
ロイドとハーリーは旧知の仲であり、ハーリーを「トーン・ポエット=トーンの詩人」名付けた張本人であるロイドの最新作が、カタログのリイシュー・シリーズとして開始されたプロジェクトから初めてリリースされる 新譜CDとなる。
ジャズ史に名を刻むようなキャリアでありながら、常に新しいゴールを掲げるロイドの渾身作。
チャールス・ロイド コメント
今、私の楽器から鳴る音や声は若い頃にはなかったものです。これらのアンサンブルは、何か新しいものを表現しようとしていて、何かより高い目標を示してくれていると思っています。様々な問題が取り巻くこの世界の中で、声を上げずに傷ついている人がたくさんいます。そういう人々に音楽を届けたいです。地球に無毒で無害でありながら何かに酔いしれることは、曲にして、音にするのに値する素晴らしいことです。
リリース情報
Charles Lloyd ”TONE POEM”
チャールス・ロイド 『トーン・ポエム』
アルバム CD(SHM-CD)
2021年3月12日 発売
UCCQ-1133
¥2,860 税込
Blue Note / UNIVERSAL MUSIC
【収録曲】
01 ピース / Peace
02 ランブリン / Ramblin’
03 アンセム / Anthem
04 ディズマル・スワンプ / Dismal Swamp
05 トーン・ポエム / Tone Poem
06 モンクス・ムード / Monk’s Mood
07 アイ・アモール / Ay Amor (Live)
08 レディ・ガボール / Lady Gabor
09 プレイヤー / Prayer
10 イン・マイ・ルーム / In My Room *ボーナス・トラック