矢野顕子
今年、2020年3月には、日本を代表する三味線奏者の一人・上妻宏光とのコラボユニット「やのとあがつま」としてアルバムをリリースするなど、デビュー以来日本を代表するアーティストとしてジャンルやカテゴリーに括られない斬新なスタイルで活躍を続ける矢野顕子。
人とつながることの喜びや、音楽の楽しさ、素晴らしさを感じさせてくれるハートウォーミングな新曲「愛を告げる小鳥」が、本日、9月16日に配信リリースとなった。
この新曲は、アメリカ・ニューヨーク在中の矢野顕子が、コロナ禍にリモートで日本と繋がり完成させた楽曲。
もともとこの曲は、昨年、矢野顕子の作曲、糸井重里氏の作詞で制作され、ライブのみで披露されていたが、外出制限や渡航中止勧告もあり、予定されていた来日も中止となってしまった状況を受け、矢野顕子と、 彼女のライブには欠かせない存在である 小原礼氏 (b)、佐橋佳幸氏 (g)、林立夫氏 (ds)という豪華ミュージシャンがリモートで集結し、録音・音源化されることとなった。
矢野顕子と糸井重里氏の二人は、これまでにも矢野の作曲、糸井氏の作詞で数々の名曲を生み出してきたが、さらに今回は、渋谷PARCO「ほぼ日曜日」で昨年行われた「アッコちゃんとイトイ。」展でコラボレーションした縁で、カバーアートは松本大洋氏による描き下ろしという豪華な作品になった。
「アッコちゃんとイトイ。」展は、糸井重里氏が作詞・矢野顕子が作曲した楽曲をイメージして制作されたアーティストによる作品展で、松本大洋氏は「自転車でおいで」をイメージして描いた作品で参加していたが、今回「愛を告げる小鳥」でもコラボレーションが実現。幼少期の矢野と糸井氏をイメージして描かれた、ファンならずとも注目のカバーアートが仕上がった。
また、矢野顕子と宇宙飛行士の野口聡一氏の対談を書籍化され、 9月17日に発売となる。
自らの作品にも楽曲やアルバムタイトルに、「Welcome to Jupiter」など“宇宙”に関連するタイトルを冠したり、SNSでも日頃から宇宙に関連する情報を発信するなど、自ら“宇宙好き”を自負する矢野顕子が、宇宙飛行士の野口聡一氏と対談した書籍「宇宙に行くことは地球を知ること」!
配信リリース
矢野顕子「愛を告げる小鳥」
Digital Single
2020年 9月16日(水) 配信
ビクターエンタテインメント
書籍情報
「宇宙に行くことは地球を知ること」野口聡一 矢野顕子
取材・文 林公代
光文社新書から 9月17日 発売