The Chicks(Dixie Chicks) ザ・チックス
全世界で 3000万枚以上のセールスを誇り、これまでにグラミー賞13回受賞、米国音楽史上で最も成功した女性グループ、ディクシー・チックスが、グループ名をザ・チックス(The Chicks)に改名し、グラミー主要3部門含む5部門受賞、2006年『Taking The Long Way』以来14年ぶりの通算5作目となるニューアルバムが、7月17日に全米でリリースされた。
同時に、アルバムからの2枚目のシングル「Sleep At Night」のモハーベ砂漠で撮影されたパワフルなミュージック・ビデオも公開された。
また、女性ヴィジュアル・アーティストとのコラボレーションでアルバム収録曲全曲を映像付きで「For Her Alliance」として発表している。
「ブラック・ライヴズ・マター」運動が社会の公正を求め、米国の人種差別の歴史が再検証される中、ナタリー、マーティ、エミリーの3人は「私たちは歴史のこの瞬間と交わりたい」と語り、南部連合国の構成州を指し、人種差別と白人至上主義との歴史的なつながりを内包するとも考えられる呼称“ディクシー(Dixie)“を名前から外し、“ザ・チックス(The Chicks)”と改名。
改名と同時に、新作『Gaslighter』収録曲「March March」のビデオを公開。「あなたの声が力を持っていなかったら、彼らはあなたを黙らせようとしません」という言葉と共に、全米に広がる抗議運動に連帯を表明した。
ニュースは全世界を駆け巡り、『Gaslighter』の全米発売日には数多くの主要TV番組に出演し、パフォーマンスとともにメッセージを語り、大きな反響を呼んでいる。
『Gaslighter』の日本盤も9月23日に発売することも決定した。
2016年11月、カントリー・ミュージック・アソシエーション・アワード50周年記念でビヨンセと「Daddy Lesson」を共演し、人種や音楽スタイルを超えての連帯を表明。翌日には同曲のスタジオ・バージョンを公開した。
また、テイラー・スウィフトはザ・チックスから大きな影響を受けていることを公言しており、テイラーはライヴで共演した際「9歳のときに最初の(チックスの)CDを手に入れなかったら、私が夢見たことを夢見ることもなかったでしょうし、今日この舞台に立っていることもなかったでしょう」と語っている。
2019年テイラー・スウィフトの7枚目のスタジオ・アルバム『Lover』に収録されている 「Soon You’ll Get Better」でコラボレーション、大きな話題を呼んだ。
テイラー・スウィフトが尊敬し、ビヨンセがタッグを組むスーパーグループの14年ぶりとなるカムバック作はプロデューサーはジャック・アントノフ。テイラー・スウィフトの『1989』『Reputation』『Lover』、ロードの『Melodrama』、セイント・ヴィンセントの『Masseduction』、そして昨年の年間ベスト・アルバム・リストの多くで上位に入ったラナ・デル・レイの『Norman Fucking Rockwell!』など、注目の女性アーティストを次々と手掛けてきた今一番の売れっ子プロデューサー/ソングライターで、満を持してのチックスとのコラボが実現した。
2003年のブッシュ政権のイラク侵攻に反対する発言で物議を醸したザ・チックス。11月のアメリカ大統領選挙を睨みつつ、彼女たちが「今伝えたいこと」が詰まったこの新作で、再び社会現象を巻き起こす。
リリース情報
The Chicks ”Gaslighter”
ザ・チックス『ガスライター』
CD アルバム(国内盤)
2020年 9月 23日 発売予定
SICP-6347
¥2400+税
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
収録曲
M-1. Gaslighter
M-2. Sleep at Night
M-3. Texas Man
M-4. Everybody Loves You
M-5. For Her
M-6. March March
M-7. My Best Friend’s Weddings
M-8. Tights On My Boat
M-9. Julianna Calm Down
M-10. Young Man
M-11. Hope It’s Something Good
M-12. Set Me Free
バイオグラフィー
ディクシー・チックス改め、「ザ・チックス」はナタリー・メインズ、エミリー・ロビンソン、マーティ・マグアイアの女性3人組グループ。
1989年結成、1995年にメジャー・デビュー。カントリーとロック、ポップをクロスオーバーさせたサウンドと力強いメッセージで、これまでリリースされた4作品はすべて全世界で大ヒット。
米国の女性バンドとして史上最大のセールスを記録。全世界トータル・アルバム・セールスは3,000万枚以上、複数のダイヤモンド・アルバム(1,000万枚以上)を達成した唯一の女性グループであり、グラミー賞13回、ビルボード・ミュージック・アワード6回、アメリカン・ミュージック・アワード4回、カントリー・ミュージック・アソシエーション・アワードなど数々の賞を受賞。
2006年に発売された彼女たちの4枚目のアルバム『TAKING THE LONG WAY』はグラミー賞の主要4部門中3部門「最優秀アルバム賞」、「最優秀レコード賞」、「最優秀楽曲賞」を制覇、これらを含む全5部門を受賞する快挙となった。
2003年のブッシュ政権のイラク侵攻に反対する発言「私達は(同じ)テキサス出身のアメリカ大統領を恥ずかしく思っている」で、「アメリカの恋人」的存在から一転、保守陣営から激しいバッシングを浴びる。非難は脅迫にまでエスカレートした。
しかし、3人は頭も下げず、引き下がりもせず、その後リリースされた『Taking The Long Way』では「言われた通りに従うわけないじゃない。撤回する気はさらさらないし、そんなことに付き合っているほど暇じゃない」と痛快に歌で答え、表現の自由を守るため闘い続けた。そんな彼女たちの信念を曲げぬ行動は全世界から賞賛され、タイム誌の「世界を形づくる100人」に選ばれている。
2020年、全米に広がる「ブラック・ライヴズ・マター」運動が社会の公正を求め、米国の人種差別の歴史が再検証されるなか、ナタリー、マーティ、エミリーの3人は「私たちは歴史のこの瞬間と交わりたい」と語り、南部連合国の構成州を指し、人種差別と白人至上主義との歴史的なつながりを内包するとも考えられる呼称「ディクシー」を名前から外し、「チックス」と改名することを発表した。
そして、改名と同時に、ニュー・アルバム『Gaslighter』収録曲<マーチ・マーチ>のヴィデオを公開。「あなたの声が力を持っていなかったら、彼らはあなたを黙らせようとしません」という言葉と共に、全米に広がる抗議運動に連帯を表明した。
世界の女性たちに、そして社会の公正を求めるすべての人たちに送るディクシー・チックス改め「チックス」の待望のカムバック・アルバム、14年振りとなる通算5枚目の新作『Gaslighter』を発表する。