沢田穣治
これまで自身でレーベルを立ち上げ「武満徹ソングブック」「No Nukes Jazz Orchestra」など、 数々の良質な音楽を産み出し高い評価を得てきた音楽家(作曲家・アレンジャー・コントラバス奏者)沢田穣治が、新レーベルを立ち上げた。
レーベル「アンノウン サイレンス(Unknown Silence)」は、 unknown・silence・monochrome・nowhere の4つ言葉をコンセプトに掲げ、 日本の古都・京都をベースエリアに設定。「私たちがまだ耳にしたことのない”音”」を、世界へ発信していく。
琵琶湖畔にある studio BOSCO にて、スタジオ主宰のエンジニア 森 崇 がサウンド面を手掛け、アメリカの NONESUCH レコード、 ドイツの ECM をマイルストーンとしながら、音楽家でありオーナーである沢田穣治が理想とするレーベル・イメージを明確化したラインナップを展開していく。
「アンノウン サイレンス」のリリース第一弾は、 1970年に大阪万博で展示されたバシェ音響彫刻の修復プロジェクトの中で生まれた、京都市立芸大の研究チームにより結成されたアンサンブル・ソノーラのアルバムだ。録音にはシンガーのおおたか静流がゲストで参加し、 バシェ音響彫刻とのコラボを展開。
今後も「アンノウン・サイレンス」では、日本コロムビアと連携し、月に1アルバムのペースで、各配信サイト、 ストリーミング等にて、継続的にデジタル・リリースをしていく。
アルゼンチンの鬼才・カブサッキや、高木正勝などの貴重な音源が予定されている。
沢田穣治のオフィシャルサイトでは、CDの販売も行っている。
リリース情報(発売中)
アンサンブル・ソノーラ plays バシェ音響彫刻
「 Wind blows from West to East 」
アルバム CD / Digital
2020年6月24日 発売/配信
Digital:COKM-42775 Unknown Silence / NIPPON COLUMBIA
CD:UKSL-0001 UNKNOWN SILENCE / Nowhere Music inc.
プロデュース : 沢田穣治
COプロデュース : 森 崇, アンサンブル・ソノーラ
アンサンブル・ソノーラ :沢田穣治, 渡辺亮, 岡田加津子
おおたか静流 : [ 声 (Voz Sagrada) ]
配信リリース予定
沢田穣治&山本亜美「モノクロームな極彩色」
2020年7月22日配信
COKM-42806
沢田穣治 ,コントラバス . ピアノ(06)
山本亜美 , 二十五絃箏
Closeness Ensemble of Kyoto 「WaBaSaTa2」
2020年8月19日配信
COKM-42807
Closeness Ensemble of Kyoto are
沢田穣治, コントラバス
高木正勝, ピアノ
渡辺 亮, パーカッション
馬場孝喜, ギター
高木真知子「カフゥヌスィマ~果報の島~」
2020年9月23日配信
COKM-42808
沢田穣治 プロフィール
ジャンルを限定しない表現で映画、 アニメ、 アルバムのプロデュースなど音楽制作に広く関わり、 ブラジル音楽の室内楽トリオである「ショーロクラブ / Choro Club」での活動は30年にも及ぶ。
最近では京都市立藝術大学で修復されたバシェ音響彫刻の研究にも関わり、 バシェ音響彫刻の演奏家、 作曲家としてはロームシアターでの公演、 2018年には映像作家Vincent Moonとのコラボレーションも果たす。
現代音楽及び邦楽器などのための室内楽作品の委嘱などの作曲と並行して、 シンガーとの公演、 アルバム制作もEPO、 おおたか静流、 川本真琴、 畠山美由紀、 Vinicius Cantuaria、 Joyce Moreno、 太田裕美など多岐にわたり、 jimama、 松下奈緒のプロデュースも手掛ける。
個人活動で作曲家の窪田ミナと「Nowhere Chamber Ensemble」、 高木正勝などと「Closeness Ensemble of Kyoto」、 ジャズ回帰から「沢田穣治カルテット」を結成。
楽器はベース以外にもギターをはじめとした弦楽器全般、 ピアノなど幅広く演奏。
2019年にはピアノソロアルバム「場違いな工芸品」をJBK Recordsからリリース。