鶫 真衣(陸上自衛隊中部方面音楽隊)柴田昌宜
「陸上自衛隊・中部方面音楽隊の歌姫」として知られる ソプラノ歌手・鶫真衣(つぐみ まい)が所属する「陸上自衛隊中部方面音楽隊」。
第3弾アルバム「そして、未来へ」が、本日、6月3日に発売となった。
また、アルバムに収録されている「栄冠は君に輝く」のミュージックビデオも、本日より公開となった。
「栄冠は君に輝く」は、1948年に発表され、夏の全国高等学校野球選手権の大会歌として開会式や閉会式等で演奏され、 多くの国民に知られている大会を象徴するテーマ曲。
作曲は、 現在NHK連続ドラマ小説で放送されている「エール」で、 窪田正孝さん演じる主人公・小山裕一のモデルとされる作曲家・古関裕而による作品。
「エール」放送開始後、 多くの古関メロディーに再び注目が集まっており、 代表作で夏の甲子園の象徴でもある「栄冠は君に輝く」は甲子園球児に代表される「未来を夢見る若者へのエール」にもなるため、 アルバムに収録となった。
新型コロナウイルスの影響により、 今年の夏の甲子園は中止になってしまったが、 自衛隊中部方面音楽隊としてはこの楽曲を通して若者たちに変わらずエールを送り続けるという意思表明でもある。
さらに、 陸上自衛隊中部方面隊の公式 YouTube チャンネルでは「コロナに負けるな!」と題し、 懸命に業務に従事する自衛官の想いをのせて、 定期的に音楽隊の演奏映像の配信を続けている。
アルバムには、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」奉祝曲で「嵐」が歌った「Ray of Water 第三楽章 Journey to Harmony」をはじめ、クラシック、映画音楽、唱歌・童謡等のカバーが様々なジャンルの楽曲が収録。
アルバムタイトルにもなっている「そして、未来へ」は、鶫真衣自身が作詞し、ピアニスト・村松崇継が作曲した収録曲の中で、唯一のオリジナル楽曲。「そして、 未来へ」を制作するにあたり、アルバム三部作の最後を飾るに相応しい、鶫真衣のストレートでクラシカルな声の魅力を活かせる曲を書ける作曲家で、真っ先に候補に上がったのが、村松崇嗣(むらまつ たかつぐ)だった。
竹内まりや作詞の「いのちの歌」などに代表される、村松ならではの、スケールの大きく優しさに溢れたメロディーは、 鶫真衣の世界観と響き合うに違いなかった。
2018年にリリースされた鶫真衣のデビューアルバムで「いのちの歌」をカバーした縁もあり 村松崇嗣も快諾。鶫真衣が書いた詞とともに、 コロナウイルス禍の状況を予見したかのような歌になり、 この歌で、 少しでも聴いてくださった方に、 明るい気持ちになっていただけたらという想いを込めた楽曲とのこと。
ミュージックビデオの撮影は、2月に伊丹駐屯地内の中部方面音楽隊練習場と、栃木県那須野ヶ原ファームで行われた。
「栄冠は君に輝く」ミュージックビデオ
組曲「Ray of Water」第三楽章 Journey to Harmony ミュージックビデオ
組曲「Ray of Water」 第三楽章 Journey to Harmony 歌詞を見る!
「そして、未来へ」ミュージックビデオ
村松崇継(作曲) コメント
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誰しも、 社会情勢や経済環境が目粉しく変わるこの混沌とした時代に、 明日の光が見えず、 落ち込むこともあるでしょう。
そのような時だからこそ、 今一度自分自身の生き方を見つめ直す時が来ているのかもしれません。
私達は今、 何に気づかなければならないのか?この世界に存在する大切なものを、 どのようにして受け継ぎ、 明日へ繋ぐべきなのか?
そんな想いを込めて「そして、 未来へ」を作曲させて頂きました。
人の心にそっと寄り添いながらも、 優しく背中を押す鶫さんの歌声。
希望ある未来に、 という彼女の使命感に駆られる思いと共に、 この曲が多くの方に届くことを願うばかりです。
アルバム リリース情報
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陸上自衛隊中部方面音楽隊 鶫真衣(ソプラノ) 柴田昌宜(指揮)
3rd アルバム 「そして、未来へ」
アルバム CD(DVD付)
2020/年6月3日(水)発売
COZQ-1657~8
¥3,500(税込)
日本コロムビア
収録内容
【CD】
1. 栄冠は君に輝く (作詞:加賀大介/作曲:古関裕而)
2. 火の鳥 (作詞:谷川俊太郎/作曲:ミッシェル・ルグラン)
3. 組曲「Ray of Water」/第一楽章 海神 (作曲:菅野よう子)
4. 組曲「Ray of Water」/第二楽章 虹の子ども (作曲:菅野よう子)
5. 組曲「Ray of Water」/第三楽章 Journey to Harmony (作詞:岡田惠和、作曲:菅野よう子)
6. 旅立ちの日に (作詞:小嶋 登/作曲:坂本浩美)
7. 波雫 (作詞:菅野祥子/作曲:菅野祥子)
8. World Dreams with Chorus (作詞:麻衣/作曲:久石 譲)
9. 日本の四季 (早春賦~浜辺の歌~赤とんぼ~ペチカ)
10.威風堂々 (作詞:鶫 真衣/作曲:エドワード・エルガー)
11.そして、未来へ (作詞:鶫 真衣/作曲:村松崇継)
【DVD】
1. そして、 未来へ
2. Ray of Water 第3楽章「Journey to Harmony」
配信 リリース情報
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陸上自衛隊中部方面音楽隊 鶫真衣(ソプラノ) 柴田昌宜(指揮)
組曲「Ray of Water」第三楽章 Journey to Harmony(シングルバージョン)
Digital Single
2020/年5月1日配信
COKM-42639
日本コロムビア
鶫 真衣 コメント
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この度、3枚目となるCDアルバムのレコーディングをさせていただきました。
3回のレコーディングを通じて、 本当に多くのことを学び一人では決して得ることができない貴重な経験をさせていただきました。
自衛隊に入隊して6年が経ち、 様々な場所で演奏させていただく中で私が強く感じたことは「音楽の力」です。 「音楽」には無限の可能性がたくさん詰まっていて、 時には人に夢を与え、 愛を与え、 悲しみを乗り越える力を与え、 希望を与えます。 私自身も、 音楽からそして聴いてくださった皆様の温かい姿や言葉からたくさんの夢や感動をいただきました。
悲しい出来事や暗い世の中の現実に夢を描けなくなることもあります。 それでも夢や目標を見つけ描き続けることは、 人間が生きていく上でのとても大切なエネルギーであり、 身体に流れる熱い情熱へと繋がることを強く感じます。
今回のアルバム「そして、 未来へ」は、 夢を描くことの大切さと素晴らしさを伝えたい!との想いで歌わせていただきました。
村松崇継さんが書き下ろしてくださった「そして、 未来へ」は、 この地球に生きるすべての人々の未来が、 平和や夢と希望で溢れるようにとの願いが込められています。
また、 菅野よう子さんが作曲され、 天皇皇后両陛下に捧げられた奉祝曲「Ray of Water」は、 令和の新時代を歩む私たちが調和の響きを奏で、 水が流れるこの自然や広大な海、 鳥たちが羽ばたく大きな空を信じ、 共に笑い、 未来へと歩いて行こうというメッセージが込められた壮大な曲です。
素晴らしい曲の数々を歌わせていただけた喜びをかみしめ、 このCDを聴いてくださった方々に、 夢があふれ輝く未来が訪れますよう心から願っています。
最後に、 CD制作に関わってくださったすべての方に感謝致します。
柴田昌宜(指揮)コメント
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第1作「いのちの音」、 第2作「ハレオト」に続き、 第3弾のアルバム「そして、 未来へ」の発売にあたり、 私たち中部方面音楽隊の演奏をお届けできますこと心より感謝いたします。
3作目となる本アルバムには、 天皇陛下御即位を寿ぐ奉祝曲「Ray of Water」をはじめ、 村松崇継さん作曲、 鶫真衣作詞でタイトル曲にもなった「そして、 未来へ」や、 「栄冠は君に輝く」「威風堂々」など鶫3曹の伸びやかな歌声と私たち中部方面音楽隊の豊かなサウンドを存分に発揮できる曲目を収めました。
その中でも「Ray of Water」は、 新しい時代を迎えた令和元年11月9日、 皇居前広場で催された天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典において、 天皇皇后両陛下がご臨席される中で初演された菅野よう子さん作曲の奉祝曲です。 全3楽章を通して令和の時代の輝かしい幕開けと、 陛下のお人柄、 国民が手を合わせて新しい時代を歩んでいく姿が表現され、 深い感動を感じずにはいられない作品です。 今回のレコーディングではピアニストのマシュー・ローさんにご参加いただき、 澄みきった水面に光がきらめくような素晴らしい演奏をくださいました。
近年、 多発する自然災害やコロナウィルスの世界的流行、 経済の先行きの不透明感など、 不安や閉塞感を感じる日々が少なからずあります。 オリジナル曲「そして、 未来へ」の制作にあたって村松さんとお話しする中で、 いま子供たちが夢を描きにくい世の中になっていますが、 それはとても悲しいことで、 若者が未来に夢や希望を抱けきその背中を後押しできるような曲にしたいとの想いを共有して作りあげました。 詞の内容やメロディが見事に一致し、 どんな困難でも未来を見つめて歩んでいけるそんな素敵な曲に仕上がりました。 是非多くの若い方々に聴いていただき、 ときには一緒に歌っていただけると嬉しく思います。
このアルバムが多くの方々の勇気や支えになれますよう願っています。
陸上自衛隊中部方面音楽隊
Japan Ground Self-Defense Force Middle Army Band
中部方面音楽隊は、 兵庫県伊丹市に所在する方面総監直轄の音楽隊。 昭和35年1月に創隊以来、 近畿・東海・北陸・中国・四国の2府19県の広範囲にわたり、 年間約100回に及ぶ演奏活動を行っています。
主な活動として、 隊員の士気高揚のための演奏をはじめ、 自衛隊の儀式及び国家的諸行事での式典演奏や、 定期演奏会、 室内楽演奏会、 ファミリーコンサートなどの各種演奏会があり、 その他にも各府県市町村及び諸団体の公共的行事に参加し、 中部方面隊の活動を幅広く広報しています。
また、 学生に対する演奏指導や、 レコード会社からの依頼によるCDの録音協力にも積極的に取り組んでおり、 地域の皆様から親しまれる音楽隊として活動しています。
Middle Army Band | 陸上自衛隊中部方面音楽隊