フジコ・ヘミング Fuzjko Hemming
60代の後半になって遅咲きのデビューを果たし、叙情的でドラマティックな演奏で、一躍人気に火がついた奇跡のピアニスト、フジコ・ヘミング。
WOWOW 主催公演『フジコ・ヘミング ソロコンサート “COLORS” ~色を付けるように弾く~』が、2023年1月16日(月)に神奈川県民ホール 大ホールにて開催される(チケット発売中)。
コンサートは、フジコ・ヘミングの究極のオールタイム・ベスト「COLORS」のタイトルを冠した一夜限りのスペシャルな公演で、彼女の思い出の地「横浜」での開催。
特別な演出として、大型スクリーンをステージ両サイドに設置。映画用カメラの美しい映像で映し出し、 普段では目にできない「演奏中の手の動き」を、どの席からでも見ることができる。
そして、WOWOW では、その公演に合わせ、番組との連動特集が放送。
2023年 1月2日(月・休)14:00 〜 は、異例のロングランヒットを記録した、彼女の知られざる素顔と魅力に迫ったドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』が放送/配信。
続く 16:00〜 は、映画『フジコ・ヘミングの時間』のクライマックスを飾るシーンとして登場する2017年のチャリティーコンサートが放送/配信される。
また、2月には、 教会にて無観客で行なわれた彼女のピアノソロ演奏の模様を収録した『フジコ・ヘミング 教会ソロ演奏 2020 ~くすしき調べ、 とこしえなる響き~』が放送/配信予定。
番組情報
【特集】 “魂のピアニスト”フジコ・ヘミング WOWOW 特集「COLORS」
映画『フジコ・ヘミングの時間』(監督:小松莊一良)
2023年 1月2日(月・休)14:00 〜
WOWOW ライブ / WOWOW オンデマンド
フジコ・ヘミング ソロコンサート ~いと小さきいのちのために~ WOWOW Special Version
2023年 1月2日(月・休)16:00 〜
WOWOW ライブ / WOWOW オンデマンド
※ 1/8(日)午前7:45〜 WOWOW ライブ で再放送。
収録: 2017年12月1日 東京オペラシティ コンサートホール
<放送予定曲目>
F・ショパン/エチュード変イ長調作品25-1「エオリアンハープ」
F・ショパン/エチュード変ト長調作品10-5「黒鍵」
F・ショパン/エチュードホ長調作品10-3「別れの曲」
F・ショパン/エチュードハ短調作品10-12「革命」
F・ショパン/ノクターン変ロ短調作品9-1
C・A・ドビュッシー/「ベルガマスク組曲」より第3曲「月の光」
C・A・ドビュッシー/「版画」より第3曲「雨の庭」
S・ラフマニノフ /プレリュードト長調作品32-5
F・リスト/3つの演奏会練習曲S.144変ニ長調第3番「ため息」
F・リスト/3つの夜想曲S.541変イ長調第3番「愛の夢」
F・リスト/パガニーニによる大練習曲嬰ト短調S.14
フジコ・ヘミング 教会ソロ演奏 2020 ~くすしき調べ、 とこしえなる響き~
2023年2月 放送予定
コンサート情報
フジコ・ヘミング ソロコンサート “COLORS” ~色を付けるように弾く~ presented by WOWOW
開催日時: 2023年 1月16日(月) 開場 17:00 / 開演 18:00
開催会場: 神奈川 神奈川県民ホール 大ホール
チケット: S席 12,000円 / A席 10,000円 / 学生席 6,000円 チケット一般発売中
フジコ・ヘミング プロフィール
フジコ・ヘミング Fuzjko Hemming
本名/ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ。
日本人ピアニストの母、 大月投網子とロシア系スウェーデン人画家/建築家ジョスタ・ゲオルギー・ヘミングを両親としてベルリンに生まれる。 実弟は俳優の大月ウルフ。 母の手ひとつで東京に育つ。 幼少の頃よりピアノを始め、 レオニード・クロイツァー氏に師事。 青山学院、 東京藝大を経て、 現・日本音楽コンクール、 文化放送音楽賞など受賞し、 28歳でドイツへ留学。 戦時の混乱で無国籍であったため難民ビザでの入国だった。 現・ベルリン芸術大学を優秀な成績で卒業し、 ヨーロッパでキャリアを重ね、 レナード・バーンスタイン氏らからも評価され支援を受けるが、 コンサート直前に風邪をこじらせ聴力を失う。 絶望と貧困の中で治療に専念し、 音楽教師として生計を立てながら演奏活動を続ける。 母の死後、 日本に帰国し再起をかけて奏楽堂でコンサートを続けた。 1999年、 NHKETV特集でその存在が紹介されると大反響となり、 60代でフジコブームが巻き起こる。 いくつになっても自分を信じて努力を続け、 諦めることなく夢を追うその姿勢は、 多くの人々を勇気づけた。 2年連続「日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞したCDアルバムは200万枚というクラシック界では異例の大ヒットを記録。 その後はパリに居を構えて海外公演の足場とし、 ヨーロッパ、 北米、 南米などワールドツアーを続け、 著名オーケストラとの共演も数多い。 2018年、 フジコの知られざる生活を描いた映画『フジコ・ヘミングの時間』が全国公開されると、 立ち見の出るロングランヒットとなった。 音楽だけに留まらず、 ファッション、 インテリア、 ライフスタイルなど、 その強烈な個性は多くの支持を集めている。 デビューから20年を超えた現在も、 年間約60本に及ぶコンサートを行い、 常にソールドアウトになるほどの人気を誇る唯一のアーティストである。 動物愛護や被災地への支援など、 チャリティー活動も精力的に行なっている。