Jamiroquai ジャミロクワイ
1992年のデビュー以来、イギリスきっての画期的かつパイオニア的存在のバンドであり続けたジャミロクワイ。
ジャンルの境界線を押し広げ、ジャズとファンクをメインストリームのオーディエンスに届けたサウンドは、ユニークというだけでなく聴いてすぐ彼らだとわかるほど特徴的だ。
彼らの曲やアルバムが焦点を当てていた地球環境や生態系の問題は、今でこそ一般に議論されているものの、アシッド・ジャズのデビュー・シングル「ホエン・ユー・ゴナ・ラーン?」 が出た1992年頃や、続く1stアルバム『ジャミロクワイ』 (フロントマンのジェイ・ケイが環境問題に関するマニフェストを記したライナー・ノーツがついていた) が出た1993年当時、これらの題材はまだ課題とされていなかった。
しかし、今にしてみれば、これらのアルバムは少なくともオリジナル盤が出た当時と同じくらい、重要かつ現実問題に直結している感がある。
今年の1月に、ファンク・アルバムとして史上最高のセールスを記録した 『トラベリング・ウィズアウト・ムーヴィング~ジャミロクワイと旅に出よう~』25周年記念盤がリリースされたのに続き、このたびジャミロクワイのデビュー30周年を記念して、2006年に発表された 『ハイ・タイムズ:シングルズ 1992-2006』が、12月にアナログ盤で初登場する。
『ハイ・タイムズ:シングルズ1992-2006』 は、バンドにとって初のグレイテスト・ヒッツ集で、オリジナル盤は、2006年11月にリリースされ、現在までに全世界で250万枚という大きなセールスを記録している。
本作は、12月2日、複数のフォーマットで再発されるが、アナログ盤としては史上初であり、オリジナルCDには収録されていない「ユー・ギヴ・ミー・サムシング」 が追加収録されている。
シリアル・ナンバーが打たれるデラックス・エディションは、限定グリーンマーブル・カラーヴァイナルで、見開き型ジャケット、プリントを施した内袋、特製スリップ・マット、ジェイ・ケイの書きおろしライナーノーツと2006年当時のライナーノーツが入る。
『ハイ・タイムズ:シングルズ 1992-2006』アナログ盤は、12月2日リリース。デラックス・エディションについては、帯、英文ライナーノーツ訳、日本版新規解説、歌詞対訳がついた輸入盤国内仕様も12月21日にリリース予定となっている。
なお、今回のデビュー30周年記念キャンペーンでは、『ハイ・タイムズ:シングルズ1992-2006』の他、1st 『ジャミロクワイ』 (1993)、5th 『ファンク・オデッセイ』(2001)、6th 『ダイナマイト』 (2005) のアナログ盤も一連のシリーズとしてリリースされることが決定している。
この再発シリーズは、イギリスのみならず世界の音楽的展望におけるジャミロクワイの問答無用の重要性をたたえるものとなる。
リリース情報
ジャミロクワイ『ハイ・タイムズ:シングルス1992‐2006』
アナログ LP
2022年12月2日 リリース(輸入盤国内仕様は 12月21日リリース予定)
<デラックス・エディション>
▶グリーンマーブル・カラーヴァイナル(180g重量盤2枚組)
▶見開き型ジャケット
▶ジェイ・ケイによる2006年と2022年のライナー・ノーツ両方をプリントした内袋仕様
▶特製スリップ・マット付き
※輸入盤国内仕様は、上記に加え、帯、英文ライナーノーツ訳、日本版新規解説、歌詞対訳付き
<スタンダード・エディション>
▶ブラック・ヴァイナル(180g重量盤2枚組)
▶見開き型ジャケット
▶ジェイ・ケイによる2006年と2022年のライナー・ノーツ両方をプリントした内袋仕様
ジャミロクワイ『ジャミロクワイ』
アナログ LP
2022年10月14日 リリース(輸入盤のみ)
▶クリア・カラーヴァイナル(180g重量盤2枚組)
▶見開き型ジャケット
▶ジェイ・ケイによる2013年と2017年のライナー・ノーツ両方をプリントした内袋仕様
ジャミロクワイ『ファンク・オデッセイ』
アナログ LP
2022年11月4日 リリース(輸入盤のみ)
▶ブラック・ヴァイナル(140g盤2枚組)
▶見開き型ジャケット
▶ライナー・ノーツをプリントを施した内袋
ジャミロクワイ『ダイナマイト』
アナログ LP2022年11月11日 リリース(輸入盤のみ)
▶ブラック・ヴァイナル(140g盤2枚組)
▶箔貼り見開き型ジャケット