作詞家・なかにし礼
昭和歌謡の黄金期を作詩家として支えた、なかにし礼が旅立って1年(令和2年12月23日逝去)。
一周忌にあたる今、その作詞術、人脈、ヒット曲秘話など「なかにし礼の世界」を TBS の秘蔵映像で紹介する2時間特番「なかにし礼 ヒット全集 一周忌追悼・名曲誕生秘話」が、1月14日(金)21:00 ~ BS-TBS で放送される。
なかにし礼が残した歌は、今も多くの人に歌い継がれている。
なかにし礼は言う、
「自分が良いと思ってヒットしなかった歌はない」「作詩は、ヒラメキが大切」「歌謡曲は、万葉集から連なる文学である」と。
その輝かしい足跡は日本レコード大賞で垣間見ることが出来る。
シャンソンの訳詞家として活躍した後、歌謡曲の作詩家に転身。昭和42年に作詩賞を受賞したのを皮切りに、昭和43年、黛ジュンの「天使の誘惑」で初めて大賞を受賞。昭和45年、菅原洋一が歌った「今日でお別れ」で 2度目の受賞。
昭和57年には、細川たかしの「北酒場」で、3度目の受賞。その他、歌唱賞や新人賞に多くの歌手を導いた。流行り廃りの激しい歌謡界で、なかにしの存在は揺るぎないものであった。
では、なかにし礼の詩の原点はどこにあったのか。
ひとつは生まれ育った満州での体験。裕福な生活は戦争で一変。戦火で多くの命が失われた光景は脳裏に焼き付き、後に名作を生み出した。
もうひとつは、伊豆の旅先で偶然出会った石原裕次郎の存在。歌謡曲の作詞をすることになったのも、その出会いがきっかけであった。
さらに、美空ひばり、阿久悠との関係とは……。
稀代のヒットメーカー、作詞家・なかにし礼の一周忌に、その世界を TBS の貴重映像で紹介!
番組情報
なかにし礼 ヒット全集 一周忌追悼・名曲誕生秘話
2022年 1月 14日(金) 21:00 ~ 22:54
BS-TBS
インタビュー出演: 加藤登紀子、菅原洋一 ほか
紹介予定曲
「知りたくないの」 菅原洋一
「恋のハレルヤ」 黛ジュン
「天使の誘惑」 黛ジュン
「恋の奴隷」 奥村チヨ
「恋のフーガ」 ザ・ピーナッツ
「グッド・バイ・マイ・ラブ」 アン・ルイス
「今日でお別れ」 菅原洋一
「愛のさざなみ」 島倉千代子
「夜と朝のあいだに」 ピーター
「人形の家」 弘田三枝子
「別れの朝」 ペドロ&カプリシャス
「手紙」 由紀さおり
「石狩挽歌」 北原ミレイ
「時には娼婦のように」 黒沢年男
「北酒場」 細川たかし
「われとわが身を眠らす子守唄」 美空ひばり
「風の盆恋歌」 石川さゆり
「まつり」 北島三郎
「我が人生に悔いなし」 石原裕次郎
※番組内容・放送スケジュールは都合により変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。