山中千尋
世界的な活動を続ける人気 ジャズ / フュージョン ピアニストの山中千尋。バークリー音楽大学を首席で卒業した後、NYを拠点に音楽活動を開始。2005年に名門ヴァーヴ・レコードから世界デビューを果たしてからもコンスタントに作品を発表し続け、デビュー20周年を迎えた今もなおニューヨークを拠点に、世界中で活動を展開している。
昨年、2020年6月には、メジャーデビュー15周年記念となる最新作『ローザ』を発表。ベートーヴェン生誕250周年、チャーリー・パーカー生誕100周年にもフォーカスし、山中千尋らしい斬新なアレンジで名曲から新たな魅力を引き出した。
山中千尋の、デビュー20周年を記念したピアノ・ソロ・アルバム『Ballads』が、12月15日にリリースされる。
これまでにリリースした作品の中から、バラード曲を中心に山中千尋自身がセレクトした、キャリア初となるバラード・ベスト・アルバム。
さらに、この作品のためにソロ・ピアノで新たに「ダニー・ボーイ」、「アイ・キャント・ゲット・スターテッド」、「ルビー・マイ・ディア」の3曲をレコーディング。20周年を祝うにふさわしくファンにとってはスペシャルな内容となっている
アルバムは、通常盤と初回限定盤の2形態。初回限定盤には、今回のために撮りおろした写真に加えこれまで未公開だったショットなどを収録したミニ写真集が収録される。
本作については、山中千尋は、
「CDデビューから 20周年という節目に、このようなアルバムを出させて頂きますことを、大変嬉しく、また光栄に存じます。このアルバムで、わたしの音楽のありのままの姿をお聴きいただければ、この上のないほど幸せです。今回は今まで録音された楽曲の初のバラードコンピレーションとして、新録の演奏と共にリリースさせて頂きます。多くの皆様のおかげで、音楽を続けることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。ここでまた、新たなスタートに立ちました。自らの力を精一杯、そして大切に伸ばしていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます」
とコメントしている。
そして、12月3日には、アルバム『Ballads』から、本作のために新たにレコーディングされた「ダニー・ボーイ」が先行シングルとして配信リリースされ、同曲のミュージックビデオも公開された。
アイルランド民謡の「ダニー・ボーイ」は、ジャンルを問わず様々なアーティストに採り上げられ数々の名演が残されている不朽の名曲。ソロ・ピアノで新たにレコーディングされた今回のバージョンは、シンプルながらも一音一音が際立ちながらメロディが進んでいく、出色の出来となっている。
また、同時公開されたミュージック・ビデオは、レコーディングの際にリアルタイムで撮影されたもの。1カットのシンプルな映像ながらもレコーディング当時の緊張感を感じ取ることが出来るものとなっている。
リリース情報
山中千尋 「Ballads」【初回限定盤】
アルバム CD(UHQ-CD)*スリーヴケース・ミニ写真集付
2021年12月15日 発売
UCCJ-9233
¥3,850
Blue Note / UNIVERSAL MUSIC
山中千尋 「Ballads」【通常盤】
アルバム CD(SHM-CD)
2021年12月15日 発売
UCCJ-2200
¥3,080
Blue Note / UNIVERSAL MUSIC
収録曲
01 フォー・ヘヴンズ・セイク
02 煙が目にしみる
03 グッド・モーニング・ハートエイク
04 ダニー・ボーイ ※新録音
05 マスカレード
06 オールド・フォークス
07 オン・ザ・ショア
08 愛するポーギー
09 キャント・テイク・マイ・アイズ・オフ・ユー
10 ルビー・マイ・ディア ※新録音
11 ダヴ
12 コート・イン・ザ・レイン
13 アイ・キャント・ゲット・スターテッド ※新録音
14 オーリンズ
15 アバイド・ウィズ・ミー
16 サンキュー・ベイビー
オリジナル アルバム
山中千尋 「ローザ」
アルバム CD(SHM-CD)通常盤
2020年6月24日発売
UCCJ-2181
¥3,300円(税込)
UNIVERSAL MUSIC
山中千尋 プロフィール
ニューヨークを拠点に世界を駆ける、日本が誇る女性ジャズ・ピアニスト山中千尋。リリースされたアルバムは、すべて国内のあらゆるJAZZチャートで1位を獲得。米メジャー・レーベルのデッカ・レコードとも契約を果たし、全米デビューも飾った、ダイナミズムと超絶技巧、ジャズの伝統と斬新なアレンジを併せ持つ、今まさに活動の絶頂期を迎えているピアニスト。
2020新年にはニューヨークアポロシアターでの公演もソールド・アウトとなった。2019年にはサンセバスチャンジャズフェスティバルのトップラインナップに、北京ブルーノート4公演、名門ジャズクラブのロンドンのロニー・スコット、パリのニュー・モーニング、ミラノのブルーノート、ワシントンのブルースアレイに出演。それらの公演はソールド・アウトとなるほどの評判を博し、英国ガーディアン紙のジャズレビューでも激賞される。
米NBCラジオ、カーネギーホール、ケネディーセンターで自己のトリオで出演する他、米リンカーンセンターでのジェームス・P・ジョンソン・トリビュート記念コンサートにイーサン・アイバーソン、エリック・ルイスらと ともにソロで出演。
またラプソディー・イン・ブルーを東京都交響楽団、NHK交響楽団、群馬交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団との共演でも絶賛を得る。
第23回日本ゴールドディスク大賞、スイングジャーナル誌ジャズディスク大賞、NISSAN PRESENTS JAZZ JAPAN AWARDなど権威ある賞を多数受賞。