『2021 セイジ・オザワ 松本フェスティバル』無料配信
2021年9月3日(金)と 5日(日)に開催が予定されていた「2021 セイジ・オザワ松本フェスティバル」での、シャルル・デュトワ指揮、 サイトウ・キネン・オーケストラ演奏の公演が、ユニバーサルミュージックの公式 YouTube チャンネルで全世界無料配信される。
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は、日本を代表する指揮者、9月1日に 86歳の誕生日を迎えた小澤征爾が総監督を務める音楽祭。 1992年から長野県松本市で毎年夏に開催されており、来年30周年を迎える。
この音楽祭のために編成されるオーケストラ、サイトウ・キネン・オーケストラを中心に、世界から優れた音楽家が集結し、世界中のクラシックファンから毎年注目を集める音楽祭となっている。
昨年、2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が中止なり、今年は 2年ぶりに開催される予定だったが、 コロナウイルスの感染拡大や医療体制の窮迫を踏まえ、先日、全公演の中止が発表された。
今回、 9月3日(金) と 5日(日) に予定されていた公演で、サイトウ・キネン・オーケストラとしては初めての オンライン・コンサートとして YouTube で配信される。
もともと公演が予定されていた 9月3日(金)19時~ と 9月5日(日)15時~ の 2回収録された映像が配信される予定で、アーカイブ配信の予定はない。
指揮者にシャルル・デュトワを迎え、演目は、ラヴェル、ドビュッシー、ストラヴィンスキーと、シャルル・デュトワが得意とするレパートリーが並び、コンサートの発表から間もなくチケットが完売になったほど注目を集めるプログラム。
日本で唯一グラミー賞を受賞したオーケストラ、サイトウ・キネン・オーケストラとグラミー賞を2回受賞、世界の名だたるオーケストラとの共演経験を持つ世界的指揮者、シャルル・デュトワの共演を自宅にいながら楽しめる滅多にない機会!
シャルル・デュトワ 氏 (指揮者)コメント
セイジの音作りは近くで見て来たのでよく知っています。 サイトウ・キネン・オーケストラの音を聴くと、 まさにセイジそのものと感じます。 指揮をするのがとても楽しみです。
セイジ・オザワ 松本フェスティバル 実行委員会 コメント
音楽家にとって、 松本で、 サイトウ・キネン・オーケストラで演奏することは、 特別な意味があります。 これまでフェスティバルやサイトウ・キネン・オーケストラを支えて下さって来た音楽家の皆様は、 全員その自負と意味を感じ、 30年近く続いたフェスティバルを育て、 音楽を紡いでくださってきました。
8月24日に発表したフェスティバルの開催中止は、 総監督を筆頭に出演者、 関係者、 スタッフ全員にとって苦渋の決断でしたが、 小澤総監督とサイトウ・キネン・オーケストラは、 来年30周年を迎えるフェスティバルをつなげるためにも、 演奏をすべて中止するのではなく、 1度でも良いのでサイトウ・キネン・オーケストラとして集まり、 音を出し、 それを記録して、 広くお客様にお届けすること、 それこそ音楽家ができることなのではないか、 と考えました。
配信概要
2021 セイジ・オザワ 松本フェスティバル オーケストラ コンサート Bプログラム
配信日時: 2021年 9月 3日(金)19時~
2021年 9月 5日(日)15時~
公演時間: 約2時間を予定
配信 : ユニバーサル ミュージック 公式 YouTube チャンネルで配信
指揮者 : シャルル・デュトワ
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ
収録会場: キッセイ文化ホール(長野県文文化会館)
収録日時: 2021年9月3日(金) 15時~
<プログラム>
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ドビュッシー:《海》~3つの交響的スケッチ~
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)