元ちとせ
2002年に、シングル「ワダツミの木」でメジャーデビューし、同曲が社会現象化するほどの大ヒットとなった鹿児島県奄美大島出身のボーカリスト “元ちとせ”。
来年、2021年のメジャーデビュー 20周年に先駆け、今年、インディーズデビューから 20周年を迎えたことを記念したセレクションアルバム『トコトワ 〜奄美セレクションアルバム〜』が、8月4日にリリースされた。タイトルの「トコトワ」(=常永久)とは「永久に変わらないこと」を意味する古の言葉。
メジャーデビュー前にリリースした初のオリジナルアルバムから「コトノハ」、代表曲「ワダツミの木」や「語り継ぐこと」、そして彼女のルーツである奄美シマ唄まで、20年の音楽キャリアの中から奄美の風を感じられる楽曲ばかりを一枚にしたアルバム。
奄美大島を含む「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は、先日、2021年7月26日に開催されたユネスコ世界遺産委員会で、世界自然遺産登録が正式決定したばかり。
そんな奄美大島を代表する風光明媚な国直海岸にて、アルバムにも収録されている「行きゅんにゃ加那節」を三味線で弾き語った撮り下ろし映像も、YouTube 元ちとせチャンネルで公開されている。
また、8月1日からは、毎夏恒例の「死んだ女の子」(坂本龍一プロデュース)の単曲配信もスタートしている(8月31日までの期間限定配信)。
リリース情報
元ちとせ「トコトワ 〜奄美セレクションアルバム〜」
アルバム CD / Digital
2021年8月4日発売
UMCA-10084
¥2,500
UNIVERSAL MUSIC
<収録曲>
01.ワダツミの木
02.名前のない鳥
03.コトノハ
04.竜宮の使い
05.三八月
06.ひかる・かいがら
07.語り継ぐこと
08.くばぬ葉節
09.行きゅんにゃ加那節 with 中 孝介
10.豊年節 with 民謡クルセイダーズ
11.ワダツミの木(元ちとせ featuring The SKA FLAMES)
期間限定配信
元ちとせ「死んだ女の子」
Digital
2021年8月31日(月)までの期間限定配信
UNIVERSAL MUSIC
「死んだ女の子」(作詞:ナジム・ヒクメット / 作曲:外山雄三 / 日本語訳詞:中本信幸 / プロデュース:坂本龍一)
<配信サイト>
iTunes Store、LINE MUSIC、レコチョク、Mora
※「死んだ女の子」期間限定 単曲配信 について
トルコ出身の詩人ナジム・ヒクメットが、広島での原爆の悲惨さと戦争に反対する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって書き綴ったという詩の日本語訳詞(訳詞:中本信幸)を歌詞として、外山雄三が作曲。坂本龍一がプロデュースを手掛け、原爆投下から60年の2005年8月6日に広島の原爆ドームの前で行われた坂本龍一と元ちとせによるパフォーマンスが大きな話題を呼び、同年より毎夏、期間限定で単曲配信を実施。終戦から76年となる今年も、この曲の強いメッセージが多くの人々に届くようにと、配信がスタートした。
「死んだ女の子」は、2015年リリースのカヴァーアルバム「平和元年」に収録。通常はアルバムとしての配信のみで、単曲ダウンロードは8月31日(月)までの期間限定となる。サブスクリプション聴き放題配信には対応していない。尚、売上の一部はユニセフ(国際連合児童基金)への寄付金となる。