YO-YO MA ヨーヨー・マ
アメリカの公共ラジオ放送 NPR(National Public Radio)が企画する「タイニー・デスク・(ホーム)・コンサート」に ヨーヨー・マが出演、クリス・シーリー、エドガー・メイヤー、ステュアート・ダンカンとそれぞれの自宅からリモート・セッション映像を公開した。
演奏されたのは、7月に国内盤が発売された最新作『ノット・アワー・ファースト・ゴート・ロデオ』収録の「ユア・コーヒー・イズ・ア・ディザスター」「ワルツ・ウィットマン」とイーファ・オドノヴァンが参加した「トラッピングス」の3曲。
インディー・ロック、ブルーグラス、フォーク、ジャズ、クラシック等ジャンルを自由に行き来する心温まるハーモニーはますます味わいを増し、物理的に距離は離れていても心ひとつに共に奏でる喜びにあふれている。
本来、新作をひっさげての全米ツアーがこの夏より予定されていたがコロナ禍で中止となっていることもあり、このリモート・セッションがドリーム・チーム再結成を待ちわびたファンへのサプライズとなったことは間違いない。
この人気企画の”ホーム“版=Tiny Desk (Home) Concertはコロナ禍でノラ・ジョーンズ、ジョン・レジェンドも出演、8月26日にはビリー・アイリッシュも登場した。
なお、ヨーヨー・マはこれまでにも「タイニー・デスク・コンサート」に出演しており、”ゴート・ロデオ”プロジェクトでは2011年以来これが2回目となる。前回は実際に4人がNPRオフィスを訪れ、デスク・エリアで所せましとばかりの熱演を披露している。
最新作『ノット・アワー・ファースト・ゴート・ロデオ』は、2011年10月に発売され全米で大ヒットを記録した『ゴート・ロデオ・セッションズ』の第2弾となる。
参加メンバーは前作と同じく、パンチ・ブラザーズのクリス・シーリー(マンドリン、フィドル)、バンジョーにステュアート・ダンカン、エドガー・メイヤー(ベース)という全員グラミー賞受賞歴のある凄腕揃い。今望みうるアメリカーナ界最強のドリーム・チーム、待望の再結成が実現した。
前作でも2曲参加したイーファ・オドノヴァンも3曲ゲスト参加している。そのうちの1曲がクリス・シーリーとの掛合いが絶妙な「トラッピングス」。
レコーディングは2019年8月にジェイムス・テイラーの所有するマサチューセッツのスタジオで行われた。日本盤はボーナス・トラックとして 2曲目「ワルツ・ウィットマン」のスタジオ・ライヴ・テイクを収録。
尚、2011年に発表された第1弾アルバム『ゴート・ロデオ・セッションズ』は全米クラシカル、クロスオーバー、ブルーグラス・チャートで1位を記録。総合アルバム・チャートでも23位にランクインし、第55回グラミー賞では最優秀フォーク・アルバムを受賞している。
リリース情報
Yo-Yo Ma, Chris Thile, Edgar Meyer, Chris Thile “Not Our First Goat Rodeo”
ヨーヨー・マ「ノット・アワー・ファースト・ゴート・ロデオ」
アルバム CD
2020年7月22日発売(デジタル配信中)
SICP6318
¥2400+税
SONY CLASSICAL / Sony Music Japan International
パーソネル
ヨーヨー・マ (チェロ)
ステュアート・ダンカン(フィドル、バンジョー)
エドガー・メイヤー (ベース、ピアノ)
クリス・シーリー (マンドリン、フィドル、ヴォーカル)
イーファ・オドノヴァン (ヴォーカル #3,4,8)
収録曲
M1. Your Coffee Is a Disaster /ユア・コーヒー・イズ・ア・ディズアスター
M2. Waltz Whitman /ワルツ・ウィットマン
M3. The Trappings /トラッピングス *映像公開中
M4. Every Note a Pearl /エヴリ・ノート・ア・パール
M5. Not for Lack of Trying /ノット・フォー・ラック・オブ・トライング
M6. Voila! /ヴォアラ!
M7. Scarcely Cricket /スカースリー・クリケット *映像公開中
M8. We Were Animals /ウィ・ワー・アニマルズ
M9. Nebbia /ネビア
M10. 757 ml
<日本盤ボーナス・トラック>
M11. Waltz Whitman (Live Performance Version )/ワルツ・ウィットマン(スタジオ・ライヴ・テイク)