Nick Mason(PINK FLOYD) ピンク・フロイド・ニック・メイスン
ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイスンが、ピンク・フロイドのツアーメンバーらとともに初期ピンク・フロイド・ナンバーを再現するスーパー・グループ「ニック・メイスンズ・ソーサ―フル・オブ・シークレッツ」。
新型コロナ・ウィルスに伴う非常事態宣言により発売が延期されていた、バンドとして初の作品『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』が2020年9月18日に全世界同時発売となることが決定した。
2019年5月にロンドンの伝説的なコンサート会場ラウンドハウスで収録されたライヴ映像と音源が、2CD+DVD(特殊パッケージ)、Blu-ray、(2LP:輸入盤のみ)のパッケージでリリースされる。
日本盤のみの特典としてバンド・ロゴをモチーフにした“サイケデリック・アート・ポスター”が封入されている。
映像には、フル・ライヴ映像とともにボーナス映像として本編未収録のライヴ映像やリハ映像、各メンバーのインタビュー含むドキュメンタリー映像を収録(日本語字幕付)。
また、ピンク・フロイドの1967年作デビューアルバム『夜明けの口笛吹き』のオープニング・ナンバーであり、初期を代表する名曲「天の支配(Astronomy Domine)」の映像が公開された。
ピンク・フロイドのアルバム『神秘(A Saucerful Of Secrets)』をバンド名に冠した「ニック・メイスンズ・ソーサ―フル・オブ・シークレッツ」はシド・バレット時代の曲を中心に1967年から1972年までのピンク・フロイドのアーリー・イヤーズの楽曲を演奏。
『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』は、ピンク・フロイドの活動初期以来、滅多に取り上げられることのなかった楽曲を蘇らせるバンドとしての神髄を捉えるライヴ作品で、中にはピンク・フロイドがライヴで一度も演奏することのなかった楽曲も収録されている。
リリース情報
Nick Mason’s Saucerful Of Secrets – Live At The Roundhouse
ニック・メイスンズ・ソーサ―フル・オブ・シークレッツ
『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』
2CD+DVD SICP-31363-5 ¥5000+税
Blu-ray SIXP-39 ¥4500+税
2020年 9月18日 世界同時発売
ソニー・ミュージックジャパンインターショナル
収録曲
DISC1
M1 Interstellar Overdrive/星空のドライブ(1967『夜明けの口笛吹き』)
M2 Astronomy Domine/天の支配(1967『夜明けの口笛吹き』)
M3 Lucifer Sam/ルーシファー・サム(1967『夜明けの口笛吹き』)
M4 Fearless /フィアレス(1971『おせっかい』)
M5 Obscured by Clouds/雲の影(1972『雲の影』)
M6 When You’re In/ホエン・ユーアー・イン(1972『雲の影』)
M7 Remember A Day/追想(1968『神秘』)
M8 Arnold Layne/アーノルド・レイン(1967 1st Single)
M9 Vegetable Man/ヴェジタブル・マン(アルバム未発表、The Early Yearsで初収録)
M10 If/もしも(1970『原子心母』)
M11 Atom Heart Mother/原子心母(1970『原子心母』)
M12 If(reprise)/もしも(reprise)(1970『原子心母』)
M13 The Nile Song/ナイルの歌(1969『モア』)
DISC2
M1 Green Is The Colour/グリーン・イズ・ザ・カラー(1969『モア』)
M2 Let There Be More Light/光を求めて(1968『神秘』)
M3 Childhood’s End/大人への躍動(1972『雲の影』)
M4 Set The Controls For The Heart Of The Sun/太陽讃歌(1968『神秘』)
M5 See Emily Play/シー・エミリー・プレイ(1967 2nd Single)
M6 Bike/バイク(1967『夜明けの口笛吹き』)
M7 One Of These Days/吹けよ風、呼べよ嵐(1971『おせっかい』)
M8 A Saucerful Of Secrets/神秘(1968『神秘』)
M9 Point Me At The Sky/青空のファンタジア(1969 5th Single)
* DVD、BDは上記楽曲が1枚に収録されています。
* 加えてDVD,BD部分のボーナス映像には本編未収録のライヴ映像やリハ映像、各メンバーのインタビュー含むドキュメンタリー映像を収録(日本語字幕付き)
ニック・メイスン コメント
実際にプレイし始めたら、“ああ、この感触は憶えがある”と感じる瞬間があったんだ。肉体的にというより、興奮を覚えたという意味でね。一部の人にとっては“こんな曲がライヴで聞けるとは!まさか君がやるとは!”というところも魅力なんだろうね。それにシドと彼の作品に対する人々の愛着は絶大なものがあるしね。
また、自由に曲をプレイして、実験的なことにトライをしていることへも興味が集まっている。大切なことだと思うよ。今、目にするものからはそういう要素が事実上欠けているからね。そういうものを受け入れてくれるオーディエンスと関りを持つことができるのがとても嬉しいんだ。
欧米のメディアのコメント
●「最もたぐいまれな、楽しいショウだった。ピンク・フロイドがいかに特異で素晴らしいバンドだったかを思い出させてくれる…ピンク・フロイドに少しでも興味のある方なら彼らをお見逃しなく。陶酔するのに麻薬は要らないのだ。✭✮✮✮✮ 」(ファイナンシャル・タイムズ紙 マイケル・ハン)
●「音は素晴らしく、感動的で、心を奮い立たせ、魅惑的で、それでいて深い奇妙さがあり、原始的なロックのフォーマットをあらゆる風変わりかつ素晴らしい形へと曲げてゆく。ノスタルジアという概念そのものをあざけるように驚くべき激しいセット。60年代以降ロックは果たして本当に大きく進歩したのだろうかと疑問に思うほどのものだった。✭✮✮✮ 」(デイリー・テレグラフ紙 ニール・マコーミック)
●「彼(ニック・メイスン)を中心に据えたこのショウは、再発見の素晴らしい航海である。✭✮✮✮ 」(メトロ紙 デヴィッド・ベナン)
●「非常に特別。」(レコード・コレクター誌 マーク・テイラー)
●「バンドが演奏で感じている純粋な喜びと活力はこちらにも伝わってくるものであり、なおかつ目に見えるものである。」(クラシック・ロック誌 イアン・フォートナム)
●「驚くほど特別なものを目撃していることは明らかである。」(プログ誌 ジェリー・ユーイング)