宮田 大(みやた だい)
日本人として初めてロストロポーヴィチ国際コンクールで優勝し、国際的な活動を繰り広げるチェリスト・宮田大。
世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛されている名手が、 新型コロナウイルスの感染拡大の状況下、 音楽をダイレクトに届けられない日々にあって、 すべての音楽ファンに音を届けたい思いから、 クラシックの名旋律を奏でた名曲3曲を、本日、 7月29日に配信でリリースした。
今回は、共演に2007年ロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き、 世界的な活動を繰り広げるピアニスト・田村響を迎え、 「サン=サーンス:白鳥」「ポンセ:エストレリータ」「ファリャ:火祭りの踊り」を新録。
宮田大の、 ピアノとのアンサンブルの音源がデジタル配信されるのは、 今回が初めて。
配信リリース情報
Dai Miyata ”Falla : Danza ritual del fuego”
宮田 大「ファリャ:火祭りの踊り」
2020年07月29日配信
COKM-42860
ハイレゾ配信:COKM-42912
日本コロムビア
Dai Miyata ”Ponce : Estrellita”
宮田 大「ポンセ:エストレリータ」 (編曲:加羽沢美濃)
2020年07月29日配信
COKM-42859
ハイレゾ配信:COKM-42911
日本コロムビア
Dai Miyata ”Saint-Saëns : Le Cygne”
宮田 大「サン=サーンス:白鳥」
2020年07月29日配信
COKM-42858
ハイレゾ配信:COKM-42910
日本コロムビア
プロフィール
宮田 大(みやた だい) チェロ
2009年、 ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、 日本人として初めて優勝。 これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。 その圧倒的な演奏は、 作曲家や共演者からの支持が厚く、 世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、 日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。
2009年に、スイスのジュネーヴ音楽院卒業、 2013年6月にドイツのクロンベルク・アカデミー修了。
チェロを倉田澄子、 フランス・ヘルメルソンの各氏に、 室内楽を東京クヮルテット、 原田禎夫、 原田幸一郎、 加藤知子、 今井信子、 リチャード・ヤング、 ガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事する。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、 パリ管弦楽団、 ロシア国立交響楽団、 フランクフルトシンフォニエッタ、 S.K. ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、 スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、 プラハ放送交響楽団、 ハンガリー放送交響楽団、 ベトナム国立交響楽団などと共演している。
また、 日本を代表する多くの演奏家・指揮者との共演に加え、 小澤征爾、 E. インバル、 L. スワロフスキー、 C. ポッペン、 D. エッティンガー、 V.ポリャンスキー、 V.シナイスキーをはじめとした指揮者や、 L. ハレル、 G. クレーメル、 Y. バシュメット、 M. ヴェンゲーロフ、 A. デュメイなどの奏者と共演。
2019年、 トーマス・ダウスゴー指揮 BBCスコティッシュ交響楽団との共演で、 自身初のコンチェルト録音「エルガー:チェロ協奏曲」をリリース。
「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳~」(芸術祭参加作品)、 「カルテットという名の青春」「NHK ワールド “Rising Artists Dai Miyata”」などのドキュンメント番組のほか、 「クラシック倶楽部」「らららクラシック」「題名のない音楽会」「報道ステーション」「日経スペシャル招待席~桐竹勘十郎 文楽の深淵」「徹子の部屋」など、 メディアにも数多く出演している。
また、 チェロ奏者では異例のサントリーホール、 ミューザ川崎など2,000席以上のホールが満席になったことでも話題を呼んだ。
第6 回齋藤秀雄メモリアル基金賞、 第 20 回出光音楽賞、 第 13 回ホテルオークラ音楽賞を受賞。 第74回日本音楽コンクール優勝。 第 35 回江副育英会奨学生。 ローム・ミュージックファンデーション奨学生。
近年は国際コンクールでの審査員や、 2019年ロームミュージックセミナーの講師を務めるなど、 若手の育成にも力を入れている。
使用楽器は、 上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。