Lang Lang ランラン / teamLab(チームラボ)
新型コロナウイルス拡散防止のため、世界中でコンサートやイベントの開催が見送られ、美術館など人が集まる施設が営業を見合わせている中、クラシック音楽レーベル「ドイツ・グラモフォン」と、チームラボ「teamLab Planets TOKYO DMM.com」により、「世界最高峰のクラシック・ミュージックと究極のデジタルアートの邂逅」をテーマにした動画が、ドイツ・グラモフォンの YouTube チャンネルで、本日、5月4日公開された。
より、リラックスした雰囲気でクラシック・ミュージックを楽しめるようにと、2018年から、両社協力のもと「Yellow Lounge」というイベントを実施してきたが、外出自粛の状況の中、家でも最高のアートと音楽を楽しめるようにと、急遽、新たにコラボレーションが実現。
今回のコラボレーションでは、東京・豊洲にある「teamLab Planets TOKYO DMM.com」に展示される 5つの作品を撮影。
「teamLab Planets TOKYO DMM.com」は、「水に入るミュージアム」として世界中で話題のミュージアムで、開館からわずか1年で世界106の国と地域から125万人以上が来館し、前年の単独のアーティストの美術館の中で来館者数が最も多い3つの美術館である、バルセロナの“ピカソ美術館”(94万8483人)、スペイン・フィゲラスの“ダリ劇場美術館”(110万5169人)を上回った。
先日、全世界で中継され話題となった「One World: Together At Home」でレディー・ガガやセリーヌ・ディオンらと共演した世界的ピアニストのラン・ラン(Lang Lang)や、世界最高のピアノ・コンクールであるショパン国際ピアノ・コンクールの前回の優勝者、チョ・ソンジン、世界で最も権威のあるクラシック音楽誌といわれる英『グラモフォン』誌で昨年アーティスト・オブ・ザ・イヤーを獲得したヴィキングル・オラフソン、指揮者/ピアニストとして活躍し、現在ベルリン国立歌劇場音楽総監督、ミラノ・スカラ座客演指揮者である巨匠ダニエル・バレンボイム、音楽ストリーミング・サービスにおいて最も聴かれている現代の作曲家/ピアニスト=マックス・リヒターの作品の名録音が teamLab Planets のアートと融合している。
本日、5月4日は、第1弾として、ラン・ランによる演奏と、teamLab Planets の「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」がコラボレーションした動画が公開。
明日、5月5日には、ヴィキングル・オラフソンと「Floating in the Falling Universe of Flowers」、マックス・リヒターと「冷たい生命」のコラボレーションが、5月6日には、ダニエル・バレンボイムと「坂の上にある光の滝」、チョ・ソンジンと「The Infinite Crystal Universe」がコラボレーションした作品がドイツ・グラモフォンの YouTube チャンネルで公開となる。
ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)YouTube チャンネル
5月4日(月) 公開 Lang Lang ランラン
クロード・ドビュッシー:ベルガマスク組曲: 第3曲: 月の光
クロード・ドビュッシー:子供の領分: 第1曲: グラドゥス・アド・パルナッスム博士
作品情報
① 人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People – Infinity
コラボレーション・アーティスト:ラン・ラン
1: Debussy: Suite bergamasque, L. 75: 3. Clair de lune(クロード・ドビュッシー:ベルガマスク組曲: 第3曲: 月の光)
2: Debussy: Children’s Corner, L. 113: 1. Doctor Gradus ad Parnassum(クロード・ドビュッシー:子供の領分: 第1曲: グラドゥス・アド・パルナッスム博士)
3: Debussy: Rêverie, L. 68(クロード・ドビュッシー:夢想)
② Floating in the Falling Universe of Flowers
コラボレーション・アーティスト:ヴィキングル・オラフソン
1: Prelude In G Major(J.S.バッハ/バズーラ編曲:プレリュード ト長調)
2: J.S. Bach: Widerstehe doch der Sünde, BWV 54
(J.S.バッハ/オラフソン編曲:カンタータ 第54番 《いざ、罪に抗すべし》 BWV54 アリア)
3: BWV 974 – II Adagio -rework
(J.S.バッハ&坂本龍一:BWV 974 2.アダージョーリワーク)
4: Minor C Variation
(J.S.バッハ&ヒドゥル・グドナドッティル:マイナーCヴァリエーション)
5: Kyriena(J.S.バッハ&スクーリー・スヴェリッソン:キリエナ)
6: Sonatina from Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit, BWV 106
(J.S.バッハ/ジェルジュ・クルターク編曲:《神の時こそいと良き時》BWV106から ソナティーナ)
③ 冷たい生命 / Cold Life
コラボレーション・アーティスト:マックス・リヒター
1: Dream 3 (in the midst of my life) ドリーム3 (イン・ザ・ミドゥスト・オブ・マイ・ライフ)
2: Dream 13 (minus even) ドリーム13(マイナス・イーヴン)
④ 坂の上にある光の滝 / Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline
コラボレーション・アーティスト:ダニエル・バレンボイム
1: Beethoven: Piano Sonata No.14 In C Sharp Minor, Op.27 No.2 -“Moonlight”: 1. Adagio sostenuto (ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27の2 《月光》: 第1楽章: アダージョ・ソステヌート)
2: Beethoven: Piano Sonata No.14 In C Sharp Minor, Op.27 No.2 -“Moonlight”: 2. Allegretto(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調 作品27の2 《月光》: 第2楽章: アレグレット)
3: Beethoven: Piano Sonata No.14 In C Sharp Minor, Op.27 No.2 -“Moonlight”: 3. Presto agitato(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調 作品27の2 《月光》: 第3楽章: プレスト・アジタート)
⑤ The Infinite Crystal Universe
コラボレーション・アーティスト:チョ・ソンジン
Mozart: Rondo in A Minor, K. 511(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ロンド イ短調 K.511)
ラン・ラン(Lang Lang) プロフィール Lang Lang
感情豊かなピアノによって、何百万という人びとをインスパイアしてきた。それは、こじんまりした会場でのリサイタルでも、大舞台でも変わらない。
2014FIFA ワールドカップ決勝を祝してリオデジャネイロで行われたプラシド・ドミンゴとのコンサート、第56 回および第57 回に連続出演してメタリカ、ファレル・ウィリアムスと共演したグラミー賞授賞式、全世界で40 億人の人々が彼の演奏を見守った2008 年北京オリンピックの開会式、ロンドンのロイヤル・アルバートホールにおけるBBC プロムスのラストナイトなど、その派手なステージは枚挙に暇がない。
シャルル・デュトワが指揮するフィラデルフィア管弦楽団と共演したリスト生誕200 年を祝うコンサートの模様は、全米で300 館、ヨーロッパ各地で200 以上の映画館に生中継された(クラシックのソリストとしては初めて)。
また、今年日本時間4月19日に行われたWHO(世界保健機構)とGlobal Citizen主催のチャリティー・コンサート「One World: Together At Home」では、レディー・ガガ、セリーヌ・ディオン、ジョン・レジェンド、アンドレア・ボチェッリと共に「The Prayer」をパフォーマンスし話題となった。
長年にわたって共演している世界的なアーティストは、ダニエル・バレンボイム、グスターボ・ドゥダメル、サー・サイモン・ラトルといった指揮者から、ダブステップダンサーのNONSTOP ことマーキューズ・スコット、甘い歌声の帝王フリオ・イグレシアス、ジャズの巨人ハービー・ハンコックなどクラシック音楽以外の世界にも及ぶ。
クラシック音楽を誰よりも多くの人に届けるために多くの企業とのつながりも持っている。
そして、ラン・ランは、中国の音楽を西洋の聴衆に、西洋音楽を中国の聴衆に積極的に紹介して、文化の懸け橋ともなっている。
チームラボ(teamLab)プロフィール
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2020年秋まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年11月に上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。マカオに「teamLab SuperNature Macao」を開館予定。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に永久収蔵されている。
teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art International.